海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外留学された方をご紹介します!(留学先:アメリカ オハイオ州 クリーブランド)
- [2023年4月4日]
- ID:18958
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海外留学実施報告書
海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外留学された方をご紹介します!
お名前
小西さん
留学先
国:アメリカ合衆国
都市:オハイオ州 クリーブランド
受入機関:クリーブランド州立大学
留学期間
2022年8月29日から2022年12月16日
報告書
1.現地でどのような人達とどのような交流をしましたか。
私が留学先として選んだアメリカのクリーブランドという場所は多様性にあふれた街でした。大学の敷地内にある語学学校で主に英語の授業を受けていました。クラスメイトは世界各国から集まった七人で構成されており、中国などを含むアジア人や、ウクライナ人、コンゴ人などアフリカ大陸からの留学生もいました。一緒に日々の生活を送ることがまさに交流でした。お互いの言語を教えあったり、自国から持ち寄ったお菓子などを交換したりしました。
語学学校ではなく、正規の留学生として大学に通っている人とも多く交流しました。そこにはインド人が多く、家に呼んでもらって一緒にカレーを作ったり、ダンスをしたりして交流しました。
2.現地でどのような点に文化の違いを感じましたか。
いろんなことに文化や宗教の違いを感じましたが、特に印象に残っていることがあります。伝え方の違いです。同じ日本から留学していた友達が、ホストファミリーとうまくなじめずトラブルになっていました。その事実を自らのホストファミリーに相談したところ、それは伝え方の違いだと教えてくださいました。かれらは、日本に20年間居住していた経験があり、日本人とアメリカ人の両方の考え方を理解していました。日本人の特徴として大切なことを回りくどい言い方で伝えるというものがあります。一方でアメリカ人は大切なことだからこそ、はっきりと明確に伝えます。直接的できついようにも感じますが、これがアメリカ人とっての「普通」なのです。
文化の違いとは、普通が異なるということです。つまり、普通という概念が存在しないということです。私はこの時初めて、日本という国の小ささと、自分の考え方の浅さに気が付きました。自分が見ているもしくは見えている面だけがすべてではないということです。この文化の違いを感じられたことは、自分にとって大きな成長をもたらしたと言えます。
3.現地で驚いたことは何ですか。
公共交通機関の時刻表が全くあてにならないことです。電車やバスが数分送れることは日常茶飯事でした。遅れている場合は待つことができますが、まれに定刻より早く出発するときもありました。最初は大変驚きましたが、毎日の通学でバスを利用していたため、すぐに慣れました。
また、従業員とお客さんがとてもフレンドリーだということも驚きでした。バスの運転手と乗客がまるで友達かのように親しく話している光景を何度も見かけました。また、乗客がバスを降車する際に運転手に向かって「Thank you!!」と叫ぶという習慣がありました。聞いている側も心が温かくなるため、すてきな文化だと感じました。私も日本に帰国してから、店で買い物をしたり、レストランで食事をしたりした際には「ありがとうございます。」と声に出して伝えるように心がけています。
4.現地で京田辺PRカードと京田辺PR動画を活用し、どのような京田辺市の魅力を紹介しましたか。またそのときの現地の反応はどのようなものでしたか。
ホストファミリーに感謝の手紙を渡した際に、京田辺市のPRカードを同封しました。玉露に興味を持ってくださり、グリーンティー(緑茶)との違いについて質問されました。私も詳しく知らなかったため、その場で一緒に調べました。私はそこで初めて、煎茶やほうじ茶、玉露を総称して緑茶と呼ぶことを知りました。私のホストファザーは色でお茶の種類を認識していたらしく、お茶の色は同じでも栽培方法によって煎茶や玉露になることについて興味を示していました。私が、偶然ほうじ茶のパックを持っていたため、グリーンティーとほうじ茶を淹れて、一緒に飲み比べをしました。ぜひ京田辺の玉露も飲んでみて欲しいと伝えました。
5. 海外留学の経験を今後どのような形で活かせそうですか。
語学面では、現在大阪駅内のアパレル店でアルバイトをしているため、中国人観光客に英語で接客する際に役立てたいと考えています。これまでの私は英語を話すことに対して消極的でした。しかし、これからは困っている人を見つけた際は、ためらわず声をかけていきたいです。
また、今年の3月から就職活動を始めるため、留学での経験をエントリーシートや面接で伝えていきたいです。コロナ禍の留学だったため、それを理由に断念した方もいると思います。その環境下で実現できたことに感謝し、経験や考え方を共有することで少しでも誰かの参考になればよいと考えます。
6.その他感想を教えてください。
この留学では、何事も継続することが大切だと学びました。継続することは一番身近で一番簡単そうに思えて、私にとっては一番難しいことです。自分の意志次第で、やるという選択もやらないという選択もできてしまいます。私の解決策としては、小さなゴールを作ることです。大きなゴール(目的)を達成するためにそこから逆算し、小さなゴール(目標)を決めます。途中で自分を見失いそうになることもありますが、小さな達成感を何度も味わうことで、それが自分の力になります。継続できる人間こそが、人からの信頼を勝ち得ると考えます。そのような自分の理想の姿になれるように努力していきたいです。
写真
同じ大学に正規で留学しているインド人の友達とアフリカ料理レストランに行きました。私にとってはとても料理が辛かったのですが、彼らは全く辛くなかったようです。一緒に辛い料理を食べるには早かったようです。
大学のハロウィンイベントでコスチュームコンテストに参加しました。参加者のコスチュームはどれも本格的で圧倒されてばかりでした。私は相撲のコスチュームでレッドカーペットを歩きました。そして、funniest賞を受賞しました。
IFIという留学生のための団体のイベントに何度も参加しました。これは初めて参加したときの写真で、チームメイトと協力してミイラを早く作るというゲームをしました。ゲームをすると自然と英語を話す機会を得られるため、毎回積極的に取り組んでいました。
IFIの中からスモールファミリーグループが作られています。IFIスタッフの家に招いていただき、一緒に食事をしたりゲームをしたりしました。インド人は宗教の影響で牛肉やミルクなどを食べられないため、ベジタリアンでも食べられる料理が毎回別に用意されていました。
帰国前最後に参加したIFIのクリスマスパーティーの様子です。大学でのコミュニティーとは異なり、さまざまな年齢や性別、国籍の人が集うため、どの話も興味深くとても楽しかったです。
現地の人に対し、京田辺PRカードを配布している様子の写真
彼女はIFIのイベントで知り合った韓国人です。アメリカ人の旦那さんと一緒に参加していました。ダウンタウンにある韓国料理屋に連れて行ってもらったり、映画館で映画をみたり、期間限定のスケートリンクに行ったりもしました。
今年日本に旅行すると言っていたので、このカードを渡し、ぜひ私が住んでいる街にも遊びに来てほしいと伝えました。
現地の人に対し、京田辺PRカードを配布している様子の写真
彼はIFIのキャンプで出会ったインド人です。同じ大学に通っていたため、キャンパスでも頻繁に会って話したり一緒にご飯を食べたりしました。インド人の英語はイントネーションがアメリカ人とは異なるため、最初の頃はなかなか聞き取れませんでした。しかし、留学から4か月後には翻訳機なしでもスムーズに話せるようになりました。そのことについて彼から褒められたときは、話すことを怖がらずに継続してきたことが報われたような気がしました。
現地の人に対し、京田辺PR動画を見せている様子の写真
彼女は私が通っていたクラスでスチューデントティーチャーをしていた学生です。年は一つ上で、先生になるために一生懸命勉強していました。日本にも興味を持ってくれ、言葉についていろいろと質問されました。
現地の特徴ある名所や文化が分かる写真
夏にフロリダのディズニーワールドに行ったときの写真です。このマジックキングダムのシンデレラ城が東京ディズニーランドのシンデレラ城の基になっているそうです。ディズニーワールドでは選びきれないほど写真がありますが、この2枚に厳選しました。
世界最大の滝であるナイアガラの滝に行ったときの写真です。間近で見たり、流れ落ちる寸前を真横から見たり、クルーズ船に乗って、至近距離から見たりもしました。自然の力に終始圧倒されていました。車で片道4時間かけて連れて行ってくれたホストファミリーに感謝しています。
ニューヨークに旅行したときの写真です。一泊二泊でとても短かったため、有名な場所だけを巡りました。タイムズスクエアはテレビで見る景色だと思っていたため、実際に立ったときは夢のように感じました。
自由の女神は船で島まで行き、間近でみることができました。あいにくの天気でしたが、本物の像の光景をしっかりと目に焼き付けました。
クリーブランドには美術感がたくさんあります。その中でも印象に残っているのが、ユニバーシティサークルの中にあるMOCAという現代美術館です。見たこともないような外観やオブジェがおもしろいと感じ、写真におさめました。
その他海外留学時の写真
私が4ヶ月間お世話になったホストファミリーです。とても親切に接してくれたおかげで、一度もホームシックを感じませんでした。毎日夕食のときにはその日一日の話をしたり、毎日最寄りのバス停まで車で送り迎えもしたりしてくれました。
毎週日曜の朝はホストファミリーと一緒に教会に行きました。歌をうたったり、聖書になぞらえたお話を聞いたりしました。
この写真はクリスマスの前週の教会で撮ったものです。アメリカでのクリスマスは日本のものとは異なる点がたくさんあります。アメリカでは、イエスキリストの誕生日という意味合いが強く、彼が生誕したときのことを学校や教会でたくさん学びます。
クリーブランドのエリア内に数か所設置されています。観光客を中心に人気で、全箇所を回ってコンプリートする人もいるそうです。
クリーブランドのダウンタウンに設置されており、シーズンによって文字の中身が替わります。ハロウィンにはオレンジのボール、クリスマスには赤と緑にライトアップされていました。
私のクラスの先生です。スピーキング、リーディング、ライティング、グラマーを3人の先生が担当してくださいました。わからないところは積極的に質問することで、解決すると同時に顔と名前を覚えてもらうこともできました。
これは卒業式のときに撮ったもので、卒業できたことをとても祝福してくださいました。