海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外でボランティア活動をされた方をご紹介します!(留学先:ラオス・ルアンパバーン県ナンバーク郡)
- [2020年3月11日]
- ID:17646
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海外留学実施報告書
海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外でボランティア活動をされた方をご紹介します!
お名前
中村さん
留学先
国:ラオス
都市:ルアンパバーン県ナンバーク郡
受入機関:ナンバーク郡教育局
留学期間
2020年1月22日から2020年1月29日
報告書
1. 現地でどのような人達とどのような交流をしましたか。
学校ひとつを見ても、日本の校舎や備品の豊かさに改めて気づかされることの多い留学でした。あってあたり前の豊かな物資文明の中で日本社会の失っているものの大きさにハッとさせられることが多かったと思います。同じアジアの片すみで生きている人たちの存在に、何が出来るのかを考え続けることの大切さを感じさせられる1週間でした。
2. 現地でどのような点に文化の違いを感じましたか。
授業中の子供達を訪問しましたが、先生が何も言わないうちに「サバイデー(こんにちは)」とあいさつをしてくれたり、算数の九九も十二段まであり、英語等も日本の学校より一部は進んでいる様に感じました。反面、学校は天井はトタンがさびボロボロ、手洗いの水道も無く、もう少し衛生面を充実しなくてはいけないと思いました。手洗い・歯みがきの大切さも痛感しました。
3. 現地で驚いたことは何ですか。
今回は6校建設した小学校のうち、山くずれがあった山の上のクラン村の学校には行けませんでしたが、他の学校ではノート・エンピツ・サシ・サッカーボール等を配り、子供達は一冊のもらったノートを大切にかかえ「コープチャイ(ありがとう)」と頭をペコリと下げ、手を合わせてうれしそうにニコリと笑った顔は、とても印象深いものでありました。服はドロドロ・ボロボロなので、持参した寄付の服を配りました。親達も教室に集まり、窓の外からうれしそうに見ていました。
4. 現地で京田辺PRカードを配布したときの反応はどのようなものでしたか。
京田辺PRカードは、配布した時不思議そうに何を渡されたか解らない状態でした。これは私達のまちのPRです。なぜ、PRカードを日本から持参し渡すのか、私自身もあまり理解出来てないので、やはりお茶の産地のPR出来るものの方が良かったのではないかと思います。
5. 海外でボランティア活動をすることで、どのような学びがありましたか。
今回のラオス訪問は、今までに建設した6校の小学校のうち5校の学校の様子を見て、メンテナンスを重点に行いました。6校のうち1校は山崩れで訪問出来ず、残念でした。新しい視察校は4校です。帰国当日まで、子供達に文具を配りました。子供達はもちろん、親達が顔を覚えてくださり、親交が深まって、子供と一緒に私達の所に来て、学校の屋根を直してほしい、手洗いを作ってほしいと、生活面や教育が受けやすい様に協力をしてほしいと話されていました。
6. その他感想を教えてください。
今回は、今までにないくらい精力的に学校を9校も回り、私達コスモスの願いや方針がきっちりと成し遂げられた様に思えました。コスモスは小学校建設支援をしている為、中学校も視察したがコスモスの趣旨とは違うので支援はしませんでした。やはり、要望がある物すべてOKでは駄目で、節度ある態度で接しなければいけないと思いました。
写真
現地の方と交流している様子
京田辺PRカードを渡したときの様子
子どもたちに文具を配る様子(1)
子どもたちに文具を配る様子(2)