海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外留学された方をご紹介します!(留学先:カナダ ハリファックス)
- [2019年7月30日]
- ID:17627
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海外留学実施報告書
海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外留学された方をご紹介します!
お名前
古谷さん
留学先
国:カナダ
都市:ハリファックス
受入機関:Canadian Language Learning College
留学期間
2019年4月1日から2019年7月19日
報告書
1. 現地でどのような人達とどのような交流をしましたか。
私はカナダのハリファックスという場所に留学していました。
現地では語学学校に通い、さまざまな国籍の方々と交流し共に学びました。初めは異文化の世界に飛び込むことは不安でいっぱいでしたが、私が想像していた以上に異文化交流は楽しく、みんなOpen-mind で、日本とは違った雰囲気がとても刺激的でした。私は少しシャイなので、うまく溶け込めるか最初は心配でしたが、そんなことも忘れさせてくれるような海外の友達をたくさん持つことができて、とても幸せです。
私はカナダで冬と夏の両方を経験したので、たくさんのアクティビティーに参加することができました。カナダではホッケーチームがとても有名なのでホッケーの試合を観に行ったり、公園が雪でスケートリンクに変身するので、無料で靴やソリを借りてスケートを楽しみました。日本ではなかなか経験できないことだったのでとても新鮮でした。夏は、港町のため海風があり、暑すぎず心地よい天気が印象的でした。ウォーターフロントにはたくさんのレストランが集まっており、特に夏はテラスで風を感じながら友達とお酒を楽しむのが最高でした。灯台がある Peggy's cove に日帰りで観光に行ったのも良い思い出です。
2. 現地でどのような点に文化の違いを感じましたか。
物事をはっきりと口にすることです。日本人は協調性を大事にし過ぎているので、はっきりと“拒否”や“否定”をすることが苦手な印象があります。しかし、カナダでは自分の意見をはっきり言うことに、日本にいる時ほど抵抗がないことを感じました。それぞれの意見や答えに間違いはなく、どんな考え方も認めた上で、自分の意見を明白に自信を持って発信する姿勢に刺激を受けました。
学校でも、日常生活においても、ネガティブな文化の違いを感じることはあまりありませんでしたが、何か嬉しいことがあった時や、道で音楽が流れていると、踊ったり、表現豊かに、瞬間瞬間を素直に楽しんでいるところが海外らしいなと感じました。周りの目を気にしてしまうより、“人は人、自分は自分”と堂々としている姿が日本とは少し違うかなと思います。私は海外ならではのこの文化の違いをすごく楽しめました。
3. 現地で驚いたことは何ですか。
日本は治安も良く、外国の方から日本人は親切な人が多いと言われているのをよく耳にしますが、私はカナダのイメージをつかめていなかったので日本を発つときはとても不安でした。しかし、カナダについてからの留学生活の中で、怖い目にあったり、嫌な思いをすることがほとんどなかったのです。ある程度心構えをしてカナダへ行きましたが、逆にカナダ人の温かさや陽気さに心を洗われたような感覚でした。
海外では貴重品から絶対に目を離してはいけないと良く言われますが、日本では席を取る時や、少しの間席を立つ時であれば荷物を置いておいたりすることがよくあります。絶対に安全という保証はないのですが、あまり心配せずに荷物を置きっぱなしにしてしまいます。しかし、この感覚はとても危険で、海外では特に気をつけないといけないはずなのですが、ハリファックスはとても治安がいいので、つい荷物の心配をせずに席を立ってしまいます。私の友達も忘れ物をしても盗られることがないと驚いていました。4. 現地で京田辺PRカードを配布したときの反応はどのようなものでしたか。
初めは固まったような反応をされましたが、"日本"や"京都"というワードを出すと、「あー!」「好きだよ日本、素敵な国だよね」と言っていただき会話が弾みました。日本に興味を持っている方が多かったので、予想以上にスムーズかつ楽しく会話をしながら PR することができました。日本人であることや、京都出身であることを誇りに思えた瞬間でした。そして驚くことに、京田辺を訪れたことがある方とハリファックスで出会えました。「こんなところで会えるなんて!」とお互いにテンションが上がり、たくさんお話できましたし、特に印象に残った PR の一場面となりました。
5. 海外留学をすることで、どのような学びがありましたか。
上記2での、どのような点から異文化の違いを感じたかという質問でも述べさせていただきましたが、海外では自分の意見を求められることが多いので、しっかりと軸のある考えを伝えるスキルが重要でした。特に学校生活の中において、私は自分の考えを率直に言葉にすることが苦手だったんだということに気がつきました。
しかし、間違いや失敗を気にせず自分の意見をどんどん前に出してくる周りの環境に揉まれ、気がつけば私も負けじと積極性を身につけることができたように思います。今では、間違いや失敗がなんなんだという風に考えられるようになり、以前より堂々とした自分に出会えたような気がします。
6. その他感想を教えてください。
この報告書を出させていただくことでカナダでの留学生活を振り返る良いきっかけとなりました。長いようであっという間に過ぎたカナダでの生活は、人生で初めてのことをたくさん経験できました。
長期間海外で生活をしたことも初めて、日本語がほとんどないような環境に身を置くことも初めて、ましてや一人暮らしの経験もないのに、自分で家を探しカナダ人のルームメイトたちとシェアハウスをするなんて想像もしていなかったです。私のベースとなる留学の目的は英語力の向上でしたが、それ以上に、色んなところに行き、色んなものを見て感じたりすることから得たものは確実にこれからの私の人生の糧、宝になるだろうと思います。
この留学生活、自分次第でなんでも挑戦できるんだなということに気づかされました。濃い経験にできるかできないか、全ては自分の選択によって作り上げられていたと思います。どんなシチュエーションにおいても成長した自分に自信を持ち、困難に一歩踏み出す勇気を学びました。写真
過去に京田辺に訪れた経験を持つ
現地学校の先生に京田辺PRカードを
渡した時の様子
現地の友人たち(1)
現地の友人たち(2)
現地の友人たち(3)
現地の友人たち(4)
現地の友人たち(5)
現地の友人たち(6)
ハリファックスのシンボルの灯台