海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外留学された方をご紹介します!(留学先:フランス リヨン)
- [2019年4月5日]
- ID:17674
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海外留学実施報告書
海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外留学された方をご紹介します!
お名前
坂本さん
留学先
国:フランス
都市:リヨン
受入機関:リヨン政治学院
留学期間
2018 年9月1日から2019年3月31日
報告書
1. 現地でどのような人達とどのような交流をしましたか。
大学の規模が小さいため、現地の学生と触れ合う機会が多く、友達をたくさんつくることができ、ご飯を食べに出かけたり、授業で助けてもらっていたりしていました。また大学のバスケットボールチームに加入したことで、バスケを通して彼らとより仲を深めることができました。さらに、リヨンは学生の街とも呼ばれており、他大学がそばにあることで、他大学のフランス人学生、また日本人をはじめとする留学生とも交流することができ、スポーツをしたり、ゲームをしたりと仲を深めることができました。
2. 現地でどのような点に文化の違いを感じましたか。
書類手続きをはじめスーパーでの買い物まであらゆる面で、待つことが必要な点です。現地で働く人たちは、必要以上に時間に追われることなく、余裕を持って働いているように感じました。その上で、日本よりも待っている時間が多い、長いと感じました。最初は、慣れることに少し苦労しましたが、予想以上に待つことが当たり前になってきたことにより、自分自身にも余裕ができるようになりました。また働く側からの視点で、そのような環境が提供されていることが素敵だなと感じるとともに、お客さんのマナーなど、働く側を人として尊重している社会が素敵でした。
3. 現地で驚いたことは何ですか。
喫煙者がとても多いことです。建物内では禁煙のため、街でタバコを吸っている人をたくさん見かけます。また、学生は授業の合間によく外に出てタバコを吸います。タバコが1つのコミュニケーションツールとして使われ、吸うことによって仲間ができたり、コミュニティに属することができたりします。そのため、街中の道路によく吸い殻が落ちているのを見かけます。
4. 現地で京田辺PRカードを配布したときの反応はどのようなものでしたか。
京都は知っていても、京田辺市を知っている人はおらず、風景の写真をみて興味を持ってもらい、とても素敵と言ってもらえました。またPRカードに自転車が乗っていたことから、京田辺市に住んでいる人はよくロードレースに参加するのかとも聞かれました。一番人気だったのは、一休寺の写真で、どのようなお寺なのかという質問が多く、彼らに説明する上で自分自身の知識も増やすことができました。
5. 海外留学をすることで、どのような学びがありましたか。
無意識に日本とフランスを比較してしまう機会が多く、文化の違いを感じる場面がある一方で、日本人とフランス人という括りの中で共通する点を見つけることがよくあり、文化や環境に違いがあっても人は同じなのだと気づくことができました。例えば、感情の表現の仕方に少し違いはあっても、同じ出来事に出くわした時、抱く感情は同じようなものなので、お互いを理解し合えると決めつけて接することは危険ですが、分かろうと努力すれば、分かり合えない訳ではありません。今までは、海外と日本の違いばかりに目が行きがちで、差別化することで見えてくるものもたくさんありますが、違いがあるからこのようにしないといけない、というのではなく、共通する部分があるからこのようにすることができる、という風に少し物事をみる角度を変えることができるようになったと思います。
6. その他感想を教えてください。
たくさんのフランス人学生と仲を深めることができ、その中で将来について聞かれる機会が多く、何度も聞かれるうちに自分の中でこれから進んで行く道、見て行きたい景色の解像度を高めることができました。自分探しの旅を1つのテーマとしていたため、フランスに来ることができ大変嬉しかったです。また、私は「辛い」や「しんどい」といった思いを一切しなかったことからも、充実して留学生活を歩むことができたと感じました。それは、周りにいてくれた人たちのおかげであり、フランスでの一期一会の機会をこれからも大切にしていきたいです。
写真
現地の人と交流している写真(1)
現地の人と交流している写真(2)
現地の人と交流している写真(3)
現地の人に対し京田辺PRカードを
配布している様子
現地の食べ物
現地の街並