平成29年度(秋学期)ドイツ・テュービンゲン大学同志社日本研究センター留学生の市内小学校等訪問事業
- [2022年12月20日]
- ID:11929
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同志社大学今出川校地にあるドイツ・テュービンゲン大学同志社日本研究センターに留学している大学生が、毎年6月頃と12月頃に市内の小学校(各1校)を訪問し、児童たちと一緒に授業や給食を実際に体験して交流しています。

(秋学期)市立草内小学校、澤井家住宅訪問(平成29年12月)
平成29年12月8日(金)、テュービンゲン大学同志社日本研究センターに留学している大学生11名が、市立草内小学校を訪問し、3限目と4限目の授業に参加しました。
3限目がはじまると留学生は班に分かれ、3、4年生の授業に参加し、3年生のクラスでは習字、4年生のクラスでは学活の授業が行われ、習字では春にも本事業における習字の経験から子どもたちと同じように軽やかに文字を書いていました。学活の授業では、留学生から母国ドイツの紹介やドイツの子どもたちが行う遊びについての説明があり、授業の最後では、実際にその遊びについて子どもたちと一緒に行い、楽しんでいました。
4限目は、5年生と6年生の学活の授業に参加し、折り紙やあやとり、福笑い等を体験しました。特に福笑いでは、おかしな顔が完成するたび、子どもたちから笑い声が聞こえ、教室は和やかな雰囲気に包まれていました。
その後、留学生たちは1、2年生の教室へと移動し給食を一緒に食べ、昼休みには椅子取りゲーム等を行い、草内小学校を後にしました。
午後からは、国の指定文化財である澤井家住宅へと移動し、最初に当施設の管理人から建物の歴史等の説明を受けた後、染め物体験を行いました。手ぬぐいの模様を付けたい部分に割り箸や輪ゴムを使って、色素が染みこまないよう固く縛り、クチナシの液体に10分程度浸し、割り箸や輪ゴムを外し、水で洗うと、そこには見事な留学生オリジナルの手ぬぐいが完成しました。実際にそれを手にした留学生達はとても満足気な表情でした。
当日はとても寒い一日でしたが、来年2月に母国ドイツに帰国する留学生にとって、日本人でもなかなか体験出来ない染め物体験、思い出に残る貴重な体験になったのではないかと思います。

習字の練習

児童がドイツの子どもたちの遊びを体験

福笑いを体験

子どもたちと一緒に給食を食べる

管理人より建物の歴史等について説明を受ける

手ぬぐいを割りばしや輪ゴムで縛り模様を作る

見事な模様

出来上がった作品を持って全員で集合