海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外留学された方をご紹介します！(留学先:カナダ　アルバータ州）

海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外留学された方をご紹介します！

八木澤さん

国：カナダ

都市：アルバータ州　

受入機関：ウィートランド　クロッシング学校

2021年9月1日から2022年3月31日

　私はホームステイではなく、寮だったので、学校の友達よりも寮の友達と過ごす方が多かったです。寮にはたくさんの国から留学生が来ていました。初めの頃、私は英語に自信がなく、日本人の友達を作って遊んでいることが多かったのですが、それから少し英語が上達したあとは、他の国の友達ができ、今はほぼ日本語を話す機会がなくなりました。私の留学先のストラスモアは結構田舎なのであまり店がなく、一ヶ月に一回、カルガリー行きのバスが出ます。初めてカルガリーに買い物に行った時は日本と比べて売ってるものの違いと、文化の差に驚きました。

　文化の違いで一番驚いたことは、初めて現地の学校の授業受けた時、日本では想像ができないくらいに生徒と先生の距離が近く、日本のように校則が厳しいこともなく、生徒たちは授業中にスマホを所有することができたり、各自で課題をしている時は音楽を聞いている人もいました。事前にメールを送れば提出期限やテストの日にちを簡単に動かしてもらえたり、最初はこんなにゆるくていいのかと混乱しましたが、私たち留学生からすると提出期限をずらしてもらえたり、スマホを所有していいことはとても助かりました。もう一つ驚いた文化の違いは、派手な格好や日本からしたら珍しい格好、服装や髪形をしている人がいっぱいいて、どんな格好をしていても日本にいる時みたいに変な目で見られることがないということです。

　現地で一番驚いたことは食事のまずさです。私はカナダに来る前にカナダの料理は美味しくないという噂を聞いていました。寮で出される食事は本当に美味しくなく、時には一口で終わることもありました。一部の友達はすでに一年分の食費を払っているのにも関わらず、毎日ご飯をオーダーしていました。寮の近くに一件の日本料理屋があり、私はうどんと寿司を頼みましたが、うどんにはたくさんの野菜が入っており、まるで野菜スープに麺をいれた感じでした。一番美味しくなかったのはケーキです。日本では生クリームが使われているはずのところは全て砂糖で、スポンジもふわふわ感がなく、私は友達の誕生日にアイスケーキを買い代用しました。良い点で驚いたところは、現地の人がとてもフレンドリーだったことです。

　友達に京田辺を紹介すると、たくさんのお寺や名産品のお茶に興味を示してくれました。カナダの宗教文化とは違って日本のお寺について説明するのは少し苦労しましたが、なんとなくは理解してくれたと思います。玉露茶に関しては、私もあまり詳しくなかったのですが、カナダでも抹茶は人気だったので何人かは抹茶味のお菓子を食べたことがあると言っていました。私の留学先だった街は京田辺よりも田舎だったので、景色などは少しこの街に似ているという子もいました。私は日本からのお土産で京田辺で買ったお茶味のチョコを配りました。それは、とても好評ですぐになくなってしまいました。京田辺にある私の家から見える景色や家の写真を見せながら説明すると、いつか高校を卒業したら絶対に尋ねに来ると言ってくれました。私が自分の街を紹介したあと、友達は自分たちの街のことも少し紹介してくれ、PR動画を見せてくれました。自分の街を全然文化の違う人達に紹介するのはとても新鮮で、説明するのに苦労することもありましたが良い経験になりました。そして、彼らから自分たちの街についての説明を聞くのも新たな文化を知る良い機会になりました。

　私は将来海外で仕事をしたいと考えているので、今回の留学経験で得た英語能力とコミュニケーション力を生かしたいと思います。それに加えて、私はファッションに興味があるので、今回日本以外のファッションも知ることができたので、それも将来に生かしたいと思います。今回の留学は私にとって初めての一人での海外渡航だったので、今回家族と離れて、一人で生活したことで将来社会へ出た時に役立つ経験になったと思います。

　留学に来てよかったと思ったことは、いろんな国の友達を作れたことです。特に私は寮で暮らしていたのでカナダ人以外にも韓国人、タイ人、ケニア人、メキシコ人、香港人、たくさんの国の人に出会いました。私はここで出会った人たちとこれからも連絡を取り合って、将来どこか違う国で会いたいです。彼らに出会えたことでカナダ以外の文化も知ることができたり、他の言語もたくさん聞く機会ができ、本当にたくさんの経験を得ることができました。