海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外留学された方をご紹介します!(留学先:アメリカ メイン州 バーハーバー) )
- [2022年6月15日]
- ID:17624
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海外留学実施報告書
海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外留学された方をご紹介します!
お名前
川本さん
留学先
国:アメリカ合衆国
都市:メイン州 バーハーバー
受入機関:ザ・アトランティック大学
留学期間
2021年9月13日から2022年3月31日
報告書
1. 現地でどのような人達とどのような交流をしましたか。
私が留学しているCollege of the Atlantic(COA)は、24%を海外からの留学生が占める大学(日本人は3人)で、世界のさまざまな国の学生と交流することができる。COAが位置するMt Desert Islandには、アメリカの国立公園に指定されているAcadia National Parkもあり、友達4人と行ったAcadia National Parkでのハイキングはすごく印象に残った交流の一つである。
2. 現地でどのような点に文化の違いを感じましたか。
COAで感じた文化の違いの1つは、物事のゴールの設定の違いである。何か物を作る時に、COAの多くの学生は機能することをゴールとするのに対し、私は機能と同時に綺麗に完成させることをゴールに設定する。例えば、寮で掃除の役割表を作る時、ハウスメイトは定規も使わず、文字を間違えれば塗りつぶして表を完成させた。見た目は良くないが、確かに表としては十分機能していた。そして何より短時間で完成させた。この機能をゴールとする考え方には文化の違いを感じ興味深かった。
3. 現地で驚いたことは何ですか。
授業を受ける姿勢に驚いた。もちろん授業によるが、多くの授業で授業中ナッツを食べたり、ご飯を食べたりすることが自由である。また、屋外で授業を受けることも多く、芝生の上などで授業を受ける場合は、寝転びながら授業を受ける人もいる。重要なことは、授業をしっかりと理解できているか、そのための手段は問わない成果主義の姿勢に驚いた。
4. 現地で京田辺PRカードと京田辺PR動画を活用し、どのような京田辺市の魅力を紹介しましたか。またそのときの現地の反応はどのようなものでしたか。
海外でも認知の高い、日本茶(玉露)の産地であることを軸に紹介した。紹介した人は皆、関心を持ち、是非とも飲んでみたいという反応だった。また、PR動画に出てくる桜の美しさには皆驚いており、これも是非現地で見てみたいと言っていた。今回、京田辺PRカードと京田辺PR動画を見せた学生たちは皆、京田辺はもちろん日本にすら来たことがない人たちばかりだったが、皆驚くほど日本への関心が高く、日本に来た際には京田辺を訪れると言ってくれた。ぜひ、彼らが京田辺に来た際は、僕が案内したいと思う。
5. 海外留学の経験を今後どのような形で活かせそうですか。
日本で高校に通っていた頃は、部活のキャプテンを務めたり、学校行事にも積極的に参加したりと積極的なタイプだったが、言葉がうまく通じないCOAで授業を受ける中で、うまく意見を言えない、意見はあるのに伝えられない、伝える勇気が出ないなど、今まで経験してこなかった立場に立った。新たな視点から物事を見ることができたことは今後社会に出た時にさまざまな立場で考えることができるという面で活きてくると思う。
6. その他感想を教えてください。
英語にも自信がない中で、COAという大学を見つけ、是非行きたいと思い、重い腰を上げて行動したが、COAで学んだ経験が今後の僕の人生に多大なる影響を与えることは間違い無いだろう。また、アメリカに来て、京田辺の蒸し暑い夏や、季節の移り行きを見せてくれる田んぼなどが強烈に恋しくなった。改めて、自分の故郷は京田辺であると認識した。
写真
同じCOAの学生である友達たちと、一緒に夕食を作り食べている様子
同じメンバーでカレーライスや唐揚げなどの日本食を作ったこともあった。
面倒見が良く、授業のことなど寮での生活以外でも色々と助けていただいた寮の寮長に京田辺PRカ-ドを配布している様子
京田辺にもすごく興味を持ち、卒業後、是非来たいと言っていた。
同じインターナショナル生で、年末年始には一緒にNYに行ったり、仲良くしている友達にPR動画を見せている様子
留学して初めて友達と出かけたアーカディア国立公園
同じ寮に住んでいる人が中心となり、餃子パーティをした時の様子
ベジタリアンやビーガンの人も多いので様々な種類の餃子を作った。
年末年始にレンタカーを借り、COAがあるメイン州から車で片道10時間ほどかけて行ったニューヨーク・タイムズスクエア
日本以外で過ごす初めての年末年始だったが、彼ら彼女らのおかげで楽しい時間になった。
授業の一環でスープを作り、振る舞っている様子
学期末で忙しい時期にも関わらず、たくさんの学生が来てくれた。