海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外でボランティア活動をされた方をご紹介します!(留学先:ラオス・ルアンパバーン県ナンバーク郡)
- [2020年3月11日]
- ID:17645
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海外留学実施報告書
海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外でボランティア活動をされた方をご紹介します!
お名前
次田さん
留学先
国:ラオス
都市:ルアンパバーン県ナンバーク郡
受入機関:ナンバーク郡教育局
留学期間
2020年1月22日から2020年1月29日
報告書
1. 現地でどのような人達とどのような交流をしましたか。
ボランティアコスモスとして、週1回の九十九園での喫茶で積み立てたお金や子ども服、日用品(歯ブラシ、ヘアブラシ)などを携えて、ラオスを訪問しました。ナンバーク郡にある小学校で、以前、ボランティアコスモスが建設資金を出した校舎の状況を視察したり、ナハム村では、村の人たちとカレーを炊き出しして、一緒に食べて交流しました。また、現地で購入した文房具などとともに衣服や歯ブラシなどを配布し、小学生たちと交流しました。
2. 現地でどのような点に文化の違いを感じましたか。
ラオスは山がちで海の無い国で、日本の本州くらいの面積に埼玉県くらいの人口という人がまばらに住んでいる土地柄です。人々は温厚で素朴な気質が感じられ、街中でも大声でどなりあっているような風景に出会うことはまずありません。水道や電話といったライフラインを整備するよりも早いスピードで、ペットボトルや携帯電話、スマホが普及しています。こんな素朴な土地柄がいつまで維持できるのか、少し心配になりました。
3. 現地で驚いたことは何ですか。
乾期の山間部=ナンバーク郡は土ぼこりで決してきれいとは言えず、子どもたちの服装も簡素なものでした。驚いたのは貧しい服装や教室の環境、学校の備品にもかかわらず、子どもたちの目がキラキラと輝いていることでした。文房具を配っていても、決して取りあいをせず、じっと順番を待っている姿に、逆に豊かな日本の社会の心の貧しさを反省させられた気がします。
4. 現地で京田辺PRカードを配布したときの反応はどのようなものでしたか。
カラー写真に興味を持ってくれたり、テレビで京都のことを見た経験を話してくれる人もいましたが、英語が読めない人が多いため、書かれている内容について理解してもらえたとは思えませんでした。PRカードがあったことにより、少しでも日本や京都府京田辺市について興味を持ってもらえたことはよかったと思います。
5. 海外でボランティア活動をすることで、どのような学びがありましたか。
異なった土地で異なった文化に触れることで得られることは多いのですが、特にラオスの様なあまり人の手が入っていない自然の中で暮らす人々の生活から今の日本の現状について、改めて教えられることは多いと思いました。古都ルアンパバーンでは、多くの寺院や僧侶が人々の生活の中にしっかりと根を下ろしていましたし、朝市やナイトバザールなど人々が交流し物資が流通している様子は、大変興味深いものでした。都市交通もトゥクトゥクという軽トラックの荷台の様なところに人を乗せる乗り物が、まだまだ大きな役割を果たしていることに感心させられました。
6. その他感想を教えてください。
学校ひとつを見ても、日本の校舎や備品の豊かさに改めて気づかされることの多い留学でした。あってあたり前の豊かな物資文明の中で日本社会の失っているものの大きさにハッとさせられることが多かったと思います。同じアジアの片すみで生きている人たちの存在に、何が出来るのかを考え続けることの大切さを感じさせられる1週間でした。
写真
現地の方と交流している様子(1)
現地の方と交流している様子(2)
子どもたちに文具を配る様子(1)
子どもたちに文具を配る様子(2)