海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外でボランティア活動をされた方をご紹介します!(留学先:ラオス・ルアンパバン・ビエンチャン)
- [2020年6月22日]
- ID:17655
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海外留学実施報告書
海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外でボランティア活動をされた方をご紹介します!
お名前
沢田さん
留学先
国:ラオス
都市:ルアンパバン、ビエンチャン
受入機関:タンミサイDEFC図書館
留学期間
2020年2月22日から2020年3月1日
報告書
1. 現地でどのような人達とどのような交流をしましたか。
小学校の児童達との交流では、歌を唄って手遊びしたり、人形劇でお腹痛の太郎君の話から手洗い教室をしました。簡単な手品では、みんなが目を丸くして喜んでくれました。同行スタッフと卵焼きを作ってふりかけご飯で給食をして、文房具や歯ブラシをプレゼントしました。また、高校の女子寮では寮生と日常生活の話をきいたりラーメンや歯ブラシ、女学生の好きそうな小物などをプレゼントしました。また、扇風機とシャワー室の囲いが欲しいとのことで、提供を約束しました。
2. 現地でどのような点に文化の違いを感じましたか。
高校の寮生は、日本の寮とは大違いです。大きな部屋で二段の板張りの上に薄い布団など敷いて、上下に最大50人も寝るのです。炊事室は土間にコンロを直接置いて、週末に自宅から持ってきたもち米を蒸したり、野菜を炊いたりして生活しているそうです。シャワーは外にあるのですが、囲いがないので女子は暗くなってからしか浴びないそうです。ですので、囲いを提供する約束をしました。日本の学生には想像も出来ないことと思います。
3. 現地で驚いたことは何ですか。
2年ぶりに訪れたルアンパバンから訪問地に行く道のりで、中国資本によるダムの建設がすごく多く、小さな村などが水没してて道路脇まで川になっていて、本当に驚きました。見る景色が全然違うのです。寺院の屋根だけが残っていて、こころが痛みました。これはラオスの発展には必要悪なのでしょうか。
4. 現地で京田辺PRカードを配布したときの反応はどのようなものでしたか。
高校生などに聞くと、勉強して日本に留学したいと思う生徒が以前に比べて増えていると思いました。しかし、まだ京都や京田辺市のことは知っていることはなく、日本については少し知っている程度のようです。PRカードを渡すと、ニコニコして裏表眺めていました。
また、奥様が日本人の方は何回か来たことがあるらしく、喜んで受け取ってくれましたが英語が読めないようでした。
5. 海外でボランティア活動をすることで、どのような学びがありましたか。
今回初めての経験は、ピアニカを中学生に教えてあげたことです。
ラオスでは、西洋音楽のような楽譜はないようです。(正規の学校教育では?しかしこの頃の若者たちはスマホなどの影響があるのか、賑やかな音楽は流行っているみたいです)日本からたくさんピアニカの寄贈があったそうで、生徒さんに指導することになりました。
まず、大きな紙に鍵盤の絵をかいて、ラオ語でドレミを書き、各自のピアニカの鍵盤にもドレミを書いてはじめました。ボランティア仲間には保育士さんが居るので、上手に指導され、私も手伝いました。14名の生徒に「さくら さくら」を教えてあげましたが、午前中の練習ですっかり上手に吹けるようになって、びっくりしました。リズムもよくて、若い人は他国の音楽もすぐに吸収してしまうのかなと感心しました。3月末に、日本から国際交流で中学生が来て一緒に合奏する予定でしたが、コロナ新型肺炎で中止になったそうで、とても残念です。
ピアニカは口で吹くため、特に清潔を保つことが大切であることを伝えて、一人一人の持ち物として大切に使うように指導しました。もちろん、渡す前に清潔に整えて渡しました。
写真
ボランティア活動をしている様子
京田辺PRカードを渡したときの様子
ボランティア活動をした学校の写真
現地の写真