留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外留学された方をご紹介します!(留学先:フランス ナント)
- [2025年5月8日]
- ID:22317
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海外留学実施報告書
海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外留学された方をご紹介します!

お名前
森さん

留学先
国:フランス
都市:ナント
受入機関:エコールサントラル・ナント

留学期間
2024年9月1日から2025年3月31日

報告書

1. 現地でどのような人達とどのような交流をしましたか。
大学の寮で、様々な国からの留学生たちと生活し、大学に通いました。語学習得と体力づくりのため、放課後はサッカー部に入り、地元の生徒たちとともにフランス語でも過ごしました。留学生は、英語を第2言語として学んできている人が多く、聞き取りにくかったり訛りがあったりで、なかなかなじめませんでした。積極的にジェスチャーなど交え話すようにするとお互い分かり合え、理解が深まりました。

2. 現地でどのような点に文化の違いを感じましたか。
デモの影響で電車が遅れたり、お店が開いていなかったりしました。基本、日曜に仕事はしません。フランスの人たちは、自分の時間や主張を大事に思っており、家族との時間も優先します。そのため日曜は店が閉まっていますし、平日も20時頃にはスーパーも飲食店も閉まります。最初はとても不便で腹が立ちましたが、私たちの便利な生活はいろんな人の犠牲の上に成り立っていたのだと考えさせられるものがありました。

3. 現地で驚いたことは何ですか。
文化芸術に対しての価格が日本より安く、内容が素晴らしかったです。何度か有名チームのサッカーの試合を見に行きましたが、とても安くで素晴らしい席を確保できました。美術館などのコスパもよく、内容が充実しています。価格が安いと学生のうちから文化芸術にたくさん触れる機会が作れるので、とてもいいと思いました。

4. 現地で京田辺PRカードと京田辺PR動画を活用し、どのような京田辺市の魅力を紹介しましたか。またそのときの現地の反応はどのようなものでしたか。
カードは、自己紹介の時に私が住んでいる街だと説明しやすく、とても良かったです。動画はとても印象が良かったようで、日本を訪れた際は行きたいという人が多かったです。自然豊かで、寺院もあり、スポーツも楽しそうだと言っていました。何より、写っているみんなが優しそうで穏やかだと人柄に好感を持たれていました。来年、交換留学生として日本に来る友人は、自転車とスケボが得意なので興味深そうに動画を見ていました。東京の大学ですが、必ず京田辺を訪れるとのこと。私も、必ず案内すると約束しました。

5.海外留学の経験を今後どのような形で活かせそうですか。
留学して初めて、留学生の気持ちがわかりました。わからない手続き、習慣などたくさんありましたが、ずっと日本人のお世話をしてくださっている方がいて大変助かりました。日本に来る留学生は、日本語ができない方が多いので、私も帰国後は、困っている留学生の力になりたいと思います。

6. その他感想を教えてください。
今回は2度目の留学で1度目は語学留学、2度目は大学でした。留学を通じて語学、専門知識はもちろん、スポーツ、国民性など様々なことを学び、感じることができました。この経験を今後の人生で必ず活かしたいと思います。そして支援していただいた大学の方や、京田辺市、現地のおばさんや友人に感謝し、今後は私も誰かを支えられるよう頑張りたいと思います。

写真

現地の人や留学生、現地企業の人との交流会です。
お互いの環境や知識などを紹介し合い、親睦を深めることができます。
定期的に開かれ、様々な国の人が参加し、とても興味深い会でした。

大学院の学生です。
来日経験もあり、京都のことは知っていましたが、京田辺のことは知りませんでした。
抹茶以外にもおいしいお茶があることを伝え、次回は京田辺にも行ってみたいと言ってくれました。

大学のクラスメートです。
彼はインド人で、母国ではコンピューターサイエンスを学んでいます。
自然にも関心が深く、私の大学のある自然豊かな京田辺にも興味を持ってくれました。

フランス・ナント市にあるグラン・エレファンという機械仕掛けの巨大なゾウ。
柵も何もなく目の前で巨大な像が動く姿は圧巻です。
ナントに拠点を置くクリエイター集団が生み出したもので、工学系の学校がある街だなと痛感しました。



私の留学先であるフランスのナント市は、3つの大学があり留学生がたくさん住んでいます。どちらかと言えば田舎町ですが、自然豊かで京田辺市に似ていると思いました。
様々な国からの留学生がいますが、遠いこともあり日本人は10名程度です。
同じ分野での学びを通じて意見し、協力し、放課後はサッカークラブに所属しとても有意義な時間を過ごしています。
物価の高い外国でも学食は600円程度で学生を応援してくれています。
このような機会を与えてくださった学校や京田辺市、家族友人、現地の人全てに感謝し残りの期間も実り多い時間にしていこうと思います。