海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外留学された方をご紹介します!(留学先 イタリア・マントバ)
- [2022年5月20日]
- ID:17973
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海外留学実施報告書
海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外留学された方をご紹介します!
お名前
瀬戸さん
留学先
国:イタリア
都市:マントバ
受入機関:ミラノ工科大学
留学期間
2021年9月6日から2022年3月31日
報告書
1. 現地でどのような人達とどのような交流をしましたか。
大学院にて共に建築を学んでいる学生10人ほどで、国際美術展覧会ヴェネツィア・ビエンナーレを訪れました。丸一日をかけ、室内外の展示会場を回り、世界中から集まった最先端の建築やアートを鑑賞し、感想などを共有しました。学生はイタリア人、ベトナム人、ロシア人、トルコ人、台湾人、ドイツ人など、国籍、年齢共に多様なグループで、それぞれ異なった意見、建築へのアプローチを学ぶ貴重な機会となりました。
2. 現地でどのような点に文化の違いを感じましたか。
イタリアでは食へのこだわりが強く、また地域特有の料理への誇り、愛着が強いと感じました。例えば、私が滞在しているマントバはかぼちゃのパスタが有名で、ほとんどのレストランのメニューで見つけることができます。また、スーパーマーケットや生パスタ専門店でも見つけることができるため、家庭でも実際によく食べられていることがわかります。日本では全国でなだらかに食文化が分かれているのに対し、イタリアでは都市ごとにはっきりと料理が分かれており、実際にその地域でよく食べられています。
3. 現地で驚いたことは何ですか。
イタリアでは、カフェでパソコンを使って仕事や勉強をしている人はほとんどいません。カフェはコーヒーを楽しみ、談笑する場所であるため、せかせかと仕事をしている人を見かけることは少ないです。これは、日本や訪れたことのあるアメリカとは異なるため、驚きました。
4. 現地で京田辺PRカードと京田辺PR動画を活用し、どのような京田辺市の魅力を紹介しましたか。またそのときの現地の反応はどのようなものでしたか。
京田辺市がお茶の産地であること、いすー1グランプリ、またツアー・オブ・ジャパンが行われていることなどを中心に説明しました。また、非常にアクセスが良い立地であることも、関西の都市も交えながら話しました。ポーランド人のクラスメイトは、ツアー・オブ・ジャパンに興味津々な様子でした。バイクレースはヨーロッパで盛んですが、京田辺で行われていることに驚いている様子でした。彼女の父親がサイクリングが好きなので、ぜひ父親と日本に行って、ツアー・オブ・ジャパンを見てみたいと話してくれました。また、京田辺の立地に対しては、京都や大阪のことは知っており、他の都市と合わせて京田辺も訪れてみたいと話してくれました。
5. 海外留学の経験を今後どのような形で活かせそうですか。
大学院では国際的なクラスメイトと一緒に学んでいます。授業ではグループワークを行う機会が多く、多様なバックグランドの人と違いを乗り越え、柔軟に課題に対応することが求められます。この異文化理解と課題解決能力は留学後も様々な場面で活かせると考えています。
6. その他感想を教えてください。
イタリアは日本と異なり、時間に寛容です。大学院の授業は一日をかけて行われ、昼休憩も一時間半ほどあり、始まりも終わりの時間も毎回違います。不便に感じることも多い一方で、留学に来てから、物事に時間をかけて味わい、楽しむ余裕が持てるようになりました。留学先にイタリアを選んで良かったと感じます。
写真
現地の人と交流している写真
大学院の授業のグループメンバー
京田辺PRカードを渡したときの様子
ポーランド人のクラスメイト
留学センターの担当者にPR動画を見せた後の記念写真
トルコ人のクラスメイト
サンタアンドレア教会
ビビエナ劇場