海外留学・ホームステイ受入補助金を活用し、海外でのボランティア活動をされた方をご紹介します!(渡航先:ラオス ヴィエンチャン等)
- [2018年4月3日]
- ID:17697
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海外留学実施報告書
海外留学・ホームステイ受入補助金を活用し、海外でのボランティア活動をされた方をご紹介します!
お名前
沢田さん
渡航先
国:ラオス
都市:ヴィエンチャン等
現地受入機関: タンミサイDEFC図書館
渡航期間
2018年3月4日から2018年3月14日
報告書
1. 現地でどのような人達とどのような交流をしましたか。
ラオス北部ナンバーク郡教育局長の同行を得て田舎の分校を訪問しました。児童達と一緒に歌ったり教室飾りを作りました。手品では目を輝かせてびっくり、大喜びしてくれました。給食でお手伝いのお母さん達と身振り手振りでやりとり、卵焼きとふりかけで美味しい給食が出来ました。毎年のように訪問している為か、“こんにちは”“ありがとう”は覚えてくれていて、手洗いも上手に出来ていました。帰りにはノートや文房具、遊び道具をプレゼントしました。支援の中学校生徒女子寮では将来の夢で日本に留学したいと云う生徒も数名いて、嬉しいことでした。
新しい小学校の譲渡式ではラオスの儀式バーシーに参加し、学校の先生や村人と交流をしました。2. 現地でどのような点に文化の違いを感じましたか。
ラオスにはバーシーと云う儀礼、お祝いや歓送迎の時に催される儀式があります。小学校の譲渡式のバーシーに参加しました。中央に設えた丸いおおきな膳に、バナナの葉やマリーゴールドの花、蝋燭、果物、ゆで卵などを供え、長老や村人、訪問者などが円く座って手をかざして祝詞をあげた後、祝う人の健康や安全を祈りなら綿糸を手首に結び、そのあと会食となります。ラオスの人々には嬉しい行事のようでその後も盛り上がっていました。日本では神社、仏閣、教会と色々ですが、ラオスの人々は托鉢の僧に喜捨することが多く、ルアンパバーンでは観光客のハイライトになっています。首都のヴィエンチャンでも地方の田舎でも托鉢の喜捨が熱心に行われており、仏教が人々の生活に根付いていると思いました。
3. 現地で驚いたことは何ですか。
私たちの仲間が支援している中学校の女子生徒寮(50名が生活)の生徒達は、週末に家に帰って家の手伝いなどをしています。米と野菜や味噌を持ち帰り、炊事場の土間にコンロを並べてもち米を蒸して生活をしています。今の日本では到底考えられない世界がありました。皆さんにラーメンやふりかけを提供し、コンロ(不足分6個)を買い足す費用を渡して写真を撮っておくように伝えました。
4. 現地で京田辺PRカードを配布したときの反応はどのようなものでしたか。
英語圏ではないので通訳さんを通じてPRしました。きれいな庭はマンガの一休さんが(ラオスでは一休さんは有名)住んでいたお寺だと説明するとびっくりして喜んでくれました。日本で学んだことのある留学生はまた日本に行きたい、京都にも・・・・・と話していました。
日本に留学したいと云う中学生も数名いて目を輝かせていました。
ただし、カードは小さすぎるので写真を写してもめだちません。5. 海外留学をすることで、どのような学びがありましたか。
“ラオスの人は本を読まない”と云われています。これではいけないと活動しているルアンパバーンにあるNPO(「ねずみのお兄ちゃんの物語」という名)の事務所を訪問しました。ラオス語の絵本を作り、教科書しか知らなかったラオスの子ども達が本を読む楽しさに気付く運動を展開していました。また、朝日新聞の特別賞をもらっていました。未来のラオスにとって素晴らしい活動と思いました。また旅人達がボランティアで英会話を教えていたことが目にとまりました。こんな援助もあるのだな・・・と思いました。
6. その他感想を教えてください。
ラオスへ行く度に首都は車が多くなりビルが増えて発展が著しく、地方の遠隔地では高床式の家が少なくなってコンクリートの家が増えていたように思いました。そして若者のなかにはケータイを持っている学生もいますが、ラオスでは例えば100円分とか50円分など使える料金前払いのチップを入れて使うので日本の様に自由に使えるものではないとのことでした。
写真
現地中学寮の生徒との写真
ルアンパバーンの朝市
小学校の児童と遊んでいる時の様子
日本に留学したいという生徒に京田辺PRカードを提供した時の様子