海外留学・ホームステイ受入補助金を活用し、海外でのボランティア活動をされた方をご紹介します!(渡航先:ラオス ルアンパバーン県ナンバーク郡)
- [2018年3月5日]
- ID:17693
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海外留学実施報告書
海外留学・ホームステイ受入補助金を活用し、海外でのボランティア活動をされた方をご紹介します!
お名前
石田さん
渡航先
国:ラオス
都市:ルアンパバーン県ナンバーク郡
現地受入機関: ナンバーク郡教育局
渡航期間
2018年1月28日から2018年2月5日
報告書
1. 現地でどのような人達とどのような交流をしましたか。
ナンバーク郡教育局を表敬訪問、ブンタン・シリラット局長・副局長に今回の訪問目的と実施計画の打合せを行った。その後、教育局併設の小学校を訪問し、文具類を手渡した。ブンタン氏に同行をお願いし、今後の支援計画調査の為、ボーン村・リー村を訪問、文具類等手渡した。翌朝、コスモスが二校目を建設した「ナハム村小学校」を訪問、先生達を交えブンタン氏と共に学校建設後の村・子供達の変化等の説明を受けた。その後、カレー交流の食材を購入、ナハム村で村長・村民と3年ぶりの再会を喜び合い、カレー交流の流れを説明し、200食のカレー製作に入った。
2. 現地でどのような点に文化の違いを感じましたか。
重要なお客様には必ず行われる「バーシー」と言う伝統儀式がある。丸い祭壇を全員で囲み、蝋燭を灯し村の長老のお祈りから始まる。全員で祭壇に手を添えながらお祈りが続く。お祈りが終わると祭壇にお祀りしてあった、綿の紐を我々の手首に、お祈りをしながら、旅の無事と健康を願い、村人全員が巻きつけてくれる。
綿の糸は三日間外してはだめだそうです。
3. 現地で驚いたことは何ですか。
コスモスが寄贈した木製の滑り台が、雨に濡れるのを避けて、毎日教室の中に保管されていて、大事にされている事に嬉しく思い、また感動した。
ルアンパバーンでの観光客が小さい街を埋めている。残念ながら日本人に出会うのはめったに無い。昔は欧米人が多数だったが今回は韓国人が急増していた。4. 現地で京田辺PRカードを配布したときの反応はどのようなものでしたか。
ラオスでは英語が通じるのはホテルか大きな店舗などで、教育局内でも通訳を通して説明を行った。最初は意味が理解できないようであったが、京田辺市が歴史のあるきれいな街だと説明すると、いつか行ってみたいと笑顔で答えてくれた。
彼らにとっては、遠い国であり、金銭的な問題もある。しかしいつかは、希望がかなえられることを願う。
5. 海外留学をすることで、どのような学びがありましたか。
私は今回含めて13回目の訪問となるが、ビエンチャン・ルアンパバーンは経済発展著しいが、山岳地方はほとんど変わらず人口も目に見えて変化がない。私が思うには、無医村で子供の死亡率が高いことにあるように考えられる。
私たちボランティアコスモスも高齢化に伴い継続して行くには、今回のようにコスモス以外の協力者に訪問していただきたいと思う。一党独裁制社会主義国家に於いて、教育機関と直接話し合えるパイプを大事にしていきたい。
今後の支援について、毎年雨季には大変な雨量があり、校舎の屋根はトタンだと五年が限度であり、雨漏りし化粧天井も穴が開き、より痛みが増す。村では修理費が捻出できず、放置すれば過去のような校舎に戻る。
村が自立できるような支援を考えていきたい。
6. その他感想を教えてください。
世界経済は久々の右肩上がりの中で、私たちは生活に満足できているのでしょうか。高齢社会を突き進む日本と引き換え、子供の数が多く大変だろうが、子供達の好奇心そして目の輝き、ドッジボールが無くても、ただ布を巻いたもので思い切り遊んでいる。
村長の話では、校庭が一番安全な場所だそうです。学校に遊びに来ることにより、出席率が上がったと言う話を伺い嬉しく思います。
写真
現地の人たちとの記念写真
現地の人に京田辺PRカードを渡したときの様子
現地の家庭の食卓の様子
コープビジターセンター(ラオスにおける不発弾や地雷などの現状を展示する施設)