海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外留学された方をご紹介します!(留学先:中国 南京)
- [2018年1月17日]
- ID:17689
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海外留学実施報告書
海外留学・ホームステイ受入補助金を活用して海外留学された方をご紹介します!
お名前
今村さん
留学先
国:中国
都市:南京
学校名:南京大学
留学期間
2017年9月1日から2017年12月31日
報告書
1. 現地でどのような人達とどのような交流をしましたか。
クラスの人数が少なく発言の機会が多かったのですが、初めは他のクラスメイトの回答の反応の良さと分かりやすい物言いに驚きました。人数が少なく、その分とても親密な交流ができました。例えば、よく皆で食事に行ったりし、ボーリングをしたこともありました。また、ドイツ人のクラスメイトが麻雀をやろうと言い出し、中国人に教えてもらいながらチリ人やアメリカ人も誘って遊んだこともありました。初心者ゆえの間違いを連発しては大爆笑するという非常に楽しい時間でした。
2. 現地でどのような点に文化の違いを感じましたか。
中国では一般の人々の思考の速さ、簡潔さと合理的な物事の進め方がさすがだと感じました。会話能力が現地人に劣る留学生はついていくのに苦労しますが、何事もとてもスピード感があります。例えば、鉄道駅で切符を買うのは長蛇の列に並ばなければいけませんが、本当に切羽詰まっているときは一番前に割り込んで買うことできます。日本人的には並んでいる人を尊重するのが気づかいですが、中国では本当に必要な人に必要な時に臨機応変に対応する気遣いがあり、学ぶべきところが多いと感じました。
3. 現地で驚いたことは何ですか。
インターネットを駆使した生活スタイルには驚かされました。スマートフォンさえ持てばどこへ行っても大丈夫と言っても過言ではありません。他人にお金を払うのに現金を使わなくてよいのが非常に便利です。また、配送サービスが非常に発達していて、多くの飲食店の商品はアプリで簡単に取り寄せられます。私は普段はあまり使いませんでしたが、一度風邪をひいたときに外に出ることなく食事を済ませられるありがたさを実感しました。
4. 現地で京田辺PRカードを配布したときの反応はどのようなものでしたか。
自分の住んでいるところを言うときに渡していました。皆京都や抹茶のことはよく知っているので、京田辺でも抹茶が特産だという話をすると驚いていました。「日本らしい感じがする」「今度京都に行くときは訪れてみたい」などと言ってくれてうれしく思いました。
5. 海外留学をすることで、どのような学びがありましたか。
一つ目は、自分がいかに自国中心の情報の中で生活してきたかに気付いたことです。留学中には日本企業のいくつかで問題が発覚しましたが、中国ではそのニュースの扱いが非常に大きく日本のメディアでの論調と全く違うことが新鮮でした。また、帰国してから中国で得た日本企業に関する他のニュースを話題にしても知らない人が多く、やはりどうしても自分たちにとって快くないニュースが小さく扱われがちになると感じました。
もう一つは、日本人特有の話し方の癖を直したいと思ったことです。私を含めて多くの日本人は判断に迷う問題でとりあえず分からないと言っておく傾向があると思いますが、これがあまりいい顔をされません。初めは他のクラスメイトの回答の反応の良さと分かりやすい物言いに驚きました。もちろん客観的に知り得ないことは「分からない」でいいのですが、自分で決められることについて「分からない」というのはご法度なのだと感じました。
6. その他感想を教えてください。
今回の留学では中国に長期間滞在し、中国の力強さを感じることができました。同時に、現地の人々がとても前向きで自信にあふれている様子を見て自分も頑張らないといけないと思えたことが大きな収穫だったと思います。
写真
クラスメイト(1)
クラスメイト(2)
クラスメイトに京田辺PRカードを渡した時の様子
個園(揚州の庭園)