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あしあと

    市民みらいミーティング開催結果(もし私が市長だったら~私たちが考える未来の京田辺~)

    • [2021年2月8日]
    • ID:15854

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    日時

    令和3年1月9日(土)午前10時~11時

    場所

    田辺中央体育館 会議室

    参加者

    新成人「成人のつどい」運営スタッフ(6名)

    内容

    今回は、京田辺を「ずっと住み続けたいまち」「いつかは住んでみたいまち」にするにはどうすれば良いか、若い世代の声を聞くため、「成人のつどい」運営スタッフである新成人の皆さんと意見交換を行いました。

    市長あいさつ

    皆さんおはようございます。明日はいよいよ成人式ということで、準備やリハーサルでお忙しいところお集まりいただきましてありがとうございます。

    今日は「もし私が市長だったら」ということで、皆さんの10年後、20年後を思い描きながら、私が市長だったらこんなまちにしたいなという思いをざっくばらんにお聞かせいただきたいと思います。私自身はずっとこのまちで育ち、学んできた人間ですので、ぜひ皆さんにもこの京田辺に住み続けてほしいし、人生のどこかで一旦市外に出たとしても、また帰ってきて住んでほしいと思っています。

    自己紹介

    (市長)

    私は1972年生まれで、当時はまだ田辺町でした。出身は大住の中でもいわゆる「旧村」と呼ばれる古い地域で、保育園から中学校まで地元に通っていました。大住中学校から大阪にある私立高校、京田辺にある大学に通いました。自分の中で、このまちの発展のために取り組みたいという思いがあって、26歳のときに市議会議員選挙に初当選し、それからずっと地域のために活動しています。

    私の密かな自慢が2つあって、1つは47都道府県に全部行ったことがあるということ、もう1つは海外で12の国と地域、かなりマニアックなところにも行ったということです。印象に残っている国は2つあって、住みたいと思う国はスウェーデン。社会やまちがとても落ち着いています。それでも問題はあって、非常にアル中が多い。寒い国なので、どうしてもアルコール度数の高い酒を飲むそうです。また、離婚率が5割と高く、男性がそのプレッシャーに負けてアル中になる、ということも聞きました。楽しくてまた行きたいと思うのがイタリアです。ただ、イタリアは食に保守的といわれていて、イタリアで日本料理や中華料理のお店を探すのは大変です。例えば人口50万人ぐらいのフィレンツェでは、中華料理店が1軒ぐらいしかありません。イタリア料理店ばっかりですが、ものすごくおいしいです。

    世界を見ることは、皆さんにとっても良い経験になると思います。今はなかなか行けませんが、この状況が落ち着いたら、皆さんもぜひ積極的に海外へ行っていただきたいと思います。

    (岩本さん)

    桃園小学校、大住中学校出身の岩本です。YouTubeとTikTokをやっているので、ぜひ市長さんにもフォローしていただきたいです。

    (市長)

    YouTubeをやっているの?

    (岩本さん)

    「歯出ンジャーズ」というチャンネルで、水永くんと一緒にやってます。メンバーは5人で、全員明日の成人式に出席します。

    (佐々木さん)

    培良中出身の佐々木です。TikTokで一日のルーティーンを見て面白いなと思って、誰にもばれないようにやったことがあります。

    (芝谷さん)

    芝谷です。よろしくお願いします。

    (藤田さん)

    培良中出身の藤田です。母が岩本くん(のアルバイト先)と同じところで働いていて、YouTubeのことを話したら、母が岩本くんのモーニングルーティーンを見てました。

    (稲葉さん)

    同じく培良中出身の稲葉です。今年の目標はハワイでスキューバダイビングをすることです。去年ライセンスを取って、来年は海外で潜りたいなと思ってたところにコロナがきてしまって。

    (水永さん)

    桃園小・大住中出身の水永です。サッカーをやっていて、今は大阪の社会人チームに入っています。

     

    ※以下、新成人の発言は「参加者」と表記


    京田辺の今までとこれから

    (市長)

    まずは京田辺のまちをイメージしてもらおうと思って、簡単な資料を用意しました。皆さんが生まれたのが2000年ですが、その3年前に田辺町から京田辺市になりました。その頃59,000人ぐらいだった人口が、今は70,000人を超えたぐらいです。人口が増えている理由としては、昔はディーゼルだった学研都市線が電化して大阪からのアクセスが良くなったこと、同時に松井山手駅ができて多くの人が住んでくれるようになったことが大きいです。

    この先10年ぐらい、皆さんが30歳ぐらいまでは人口が増えます。全国的な少子化の状況からすると、恵まれたまちです。皆さんはまだ若いので、他のまちも見た上で、この京田辺に戻ってきてくれたら嬉しいですが、その時にこんなまちになっていたらいいな、というのをお聞きしたいというのが今日のテーマです。

    地域別のまちづくりの方向性ですが、京田辺市では、北部・中部・南部、それぞれ松井山手駅、京田辺・新田辺駅、三山木駅を中心にまちづくりを進めていこうというコンセプトでやっています。まず北部は、令和5年度に新名神高速道路が全線開通の予定ですし、北陸新幹線の新駅が今のところ松井山手駅周辺と言われていますが、これはもっと先のことになります。次に、中部の新田辺・京田辺駅周辺は京田辺市の中心市街地になっていて、ここに公共サービスや文化機能の都市機能を集約させたいと思っています。また、南部は学研都市(関西文化学術研究都市)の一角として、同志社山手のさらに西側や南側に、もう少し企業を集積することを予定しています。
    このように、京田辺市では北部・中部・南部の拠点となる駅を中心に、コンパクトにまちをつくってきて、その周辺に工業系の企業や大学を誘致してきました。

    京田辺の良いところ・悪いところ

    (市長)
    それで、皆さんが市長だったらどうしたいか?ということですが…皆さんはこれからも京田辺に住み続けたいのかな。住んでいて便利なところと不便なところを教えてもらえますか?
    (参加者)
    僕はよくサッカーをするんですが、京田辺市は防賀川公園や花住坂中央公園でもサッカーができるし、スターバックスもあるし、不便と思うのは映画館がないことぐらいです。大阪や神戸方面にも電車1本で行けるし。ただ、京都の四条まで行くのは面倒くさいかな。大阪方面は行きやすいですね。

    (市長)

    スポーツの話が出たけど、スポーツする環境としては整っている?

    (参加者)

    はい。フットサルも民間のコートだと高いけど、防賀川公園は安いのでめちゃくちゃ助かります。毎週やってます。

    (市長)

    京田辺には大学があって学生さんが多いので、市としても、平日の昼間からスポーツ施設が予約で埋まるというのはありがたいです。そこは他のまちとは違うところですね。他に「こんなのがあればいいのに」とかありますか?

    (参加者)

    僕は服にも興味がないし自分で買い物に行かないので、全く困ることがないです。

    (参加者)

    僕は大学が大阪なので、梅田に行くことが多いです。

    (参加者)

    私は大学が奈良ですけど、買い物は大阪に行くことが多いです。

    (参加者)

    私は最寄り駅が新田辺で、急行が止まるので便利です。不便なところは、大阪に行かないと欲しい服屋さんがないところ。近くに大きい商業施設ができたらいいなと思います。

    (市長)

    大きいっていうのはショッピングモールみたいな?

    (参加者)

    欲しいブランドの店舗があればいいです。

    (参加者)

    私は最寄り駅が興戸なんですけど、駅の周りが廃れているのが残念です。松井山手や三山木は駅も周りの住宅もきれいなのに、落差がすごい。ロータリーの周りもあまりきれいじゃないし、コンビニもない。

    (市長)

    興戸駅は、ロータリーと逆側で公園整備を進めようと思っています。

    (参加者)

    僕はもう少し飲食店が欲しいです。

    (市長)

    市内だとどういうところに行きますか?

    (参加者)

    ラーメン屋によく行きます。あとはしゃぶしゃぶとかパスタとか、ファミレスにも入り浸ってます。

    (参加者)

    私は市内で食べることはあまりないです。大学が終わって食べに行くってなったら、梅田に寄ることが多いです。

    (市長)

    他にこんな施設を作りたいとか、こんなまちにしたいとかありますか。

    (参加者)

    興戸の方には何もないっていう話があったので、そのあたりに大きなショッピングモールを作ったらいいかも。モールって服もあるしスポーツショップもゲームセンターもフードコートもあるし、そこに作ったら解決するかな。

    (市長)

    みんなもそう?商業施設がほしいのかな。

    (参加者)

    そうですね。

    (市長)

    皆さんがこのまちで自慢できることは何ですか?あるいは良くないところは?

    (参加者)

    平和なことです。一番いいのはヤンキーがいないこと。僕たちヤンキーが怖いので。

    (参加者)

    新田辺周辺は治安が悪いと思います。東側は年配、西側は学生の酔っ払いが多い。

    (参加者)
    うーん、一休さんとか?観光地がないんですかね、京田辺って。住みたいとは思うけど、外に住んでて京田辺に遊びに来ようとは思わないです。
    (参加者)
    そうですね、住みやすいけど、よそに住んでいたらわざわざ遊びには来ませんね。
    (市長)
    この先、就職や結婚ということはあるかもしれないけど、このまちから離れたいと思いますか?それともずっと住むと思う?
    (参加者)
    ずっとここにいたいです。不便なところもあるけど、交通もちゃんとあって生活に困ることはないから、出ようとは思わないです。
    (参加者)
    周りの友達でも、市外に出たいと言ってる人はあまりいません。
    (市長)
    みんな、だいたい満足ということですが、さらに魅力的にするにはどうしたらいいかな。
    (参加者)
    僕は特に困ることがないのですが、例えば市にはどういう要望が寄せられるんですか?

    (市長)
    松井ケ丘や大住ケ丘ができたのが50年ぐらい前で、住んでいる人たちが今70代後半ぐらいになっています。それで、車を運転できないからバスの本数を増やしてほしいとか。逆に高齢者が少ない同志社山手では、今はどこでも運転して行けるけど、近くにスーパーが欲しいという声を聞きます。そんなふうに自分の生活圏にあれがない・これがないというのは聞くけれども、大きなものはないですね。
    京田辺では、駅から遠い幹線道路沿いに商業施設を作るということは考えてなくて、主要な駅を拠点として、駅から歩いて行ける範囲にいろんな施設を集約させて、便利にしていこうと思っています。今は、アル・プラザの北側に図書館や文化ホールなどの複合型の公共施設を作って、そこに商業施設も盛り込んで、ということを考えてます。あとは、まちなかを歩いてもらいたい。歩くとおいしそうな匂いにつられたりして、いろいろ買ってしまうでしょ?そういうまちを作っていきたいと思っています。もちろん、スポーツ施設も。
    (参加者)
    スポーツ施設だったら、サッカー場がほしいです。
    (市長)
    そうですね。木津川の河川敷にもグラウンドがあるんですが、大雨の影響で、木津川の水位が上がると1ヶ月以上使えなくなることがあります。予約していた人にご迷惑をかけますし、予定していた大会ができなくなったりすることもある。だから、スポーツ施設がこのまま河川敷でいいのか?という課題もあります。また、それらを移すとして、どこに作るかということを真剣に考えないといけません。
    (参加者)
    あと、公園のバスケットボールのゴールがどんどんなくなっていってます。たくさんあったのに、ほぼ全部なくなってしまった。ずっと使ってたから、残念です。
    (市長)
    腐食して穴が開いたり、老朽化で倒れたりしたものを撤去しています。
    (参加者)
    市でもインスタグラムをやったらいいと思います。
    (市長)
    以前、高校生や大学生とワークショップをしたときに、市内の意外な場所を映えスポットだと教えてくれた子がいたけど、おすすめスポットはありますか。
    (参加者)
    ブランチとか水春とか、キラキラした感じでいいと思います。
    (参加者)
    水春はインスタに載せてる人めっちゃ多いですよ。
    (参加者)
    あとは、田辺高校の横の桜とか。
    (市長)
    あれはきれいですね。川幅がそんなにないから、両岸の桜が近くて。
    (参加者)
    京田辺は田舎でも都会でもないから、映えスポットってあまりないんじゃないかな。僕ら都会にはあまりなってほしくないんですよ。ブランチができるって聞いたときは、市外から人がいっぱい来たらイヤだなと思ってました。
    (市長)
     京田辺は田舎とも思わない?
    (参加者)
    このままで良いと思います。
    (参加者)
    僕は結構ロードバイクで走ったりするんですけど、京田辺は田舎ならではの走りやすさがあると思います。堤防沿いとかは走りやすいです。ただ、夜とかは暗くて危険なので、照明をつけてほしいです。
    (市長)
    なるほど、そうですね。

    まとめ

    (市長)

    皆さん、今日はありがとうございました。実は今回、皆さんから「こんなものがあれば」とか「こんなことをやったら」とか、行政として実現不可能なぐらい突拍子もない提案をされるかと思っていたんですが、皆さんが思いのほかこの環境に満足されていることがわかって驚きました。市ではまさに、これまでそういうまちづくりをしてきたんですね。交通が便利だから、どんどん開発していろんなものを作ってしまうこともできるけど、自然とのバランスを大切にしながらやってきた。それが皆さんにとっても、ふるさとらしい風景になっているということは、ありがたいと思っています。

    今後10年間は人口が増えると予測されているこのまちで、この先、まちの中核を担うのは皆さんです。これからも、もっとまちに関心を持って、まちといろんな関わりを持ってほしいと思っています。今年は、市民の皆さんにもっと地元に愛着を持ってもらうための取り組みとして、市民祭りのようなイベントも考えています。そういったところでもぜひ関わりを持ってもらいたいと思っていますので、よろしくお願いします。

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    京田辺市役所企画政策部秘書広報課

    電話: (秘書)0774-64-1322(広報広聴)0774-64-1320

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