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あしあと

    市民みらいミーティング開催結果(アフターコロナにおける民生委員の地域活動について)

    • [2023年10月23日]
    • ID:19809

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    日時

    令和5年9月1日(金) 午前11時00分~正午

    場所

    市役所4階403会議室

    参加者

    民生委員  12名


    内容

    昨年12月に民生委員の一斉改選が行われ、3分の1以上の委員が新任委員として委嘱されました。コロナ禍を経験した中で得た気付きや工夫などを生かして、今後のさらなる市民に寄り添った地域活動につなげるため、民生委員の皆さんと意見交換を行いました。

    市長あいさつ

    (市長)

    おはようございます。お忙しいところお越しいただきまして、誠にありがとうございます。

    本日は30回目になりますが、市長として就任させていただいた当初から、いろんな皆さん方と意見交換をさせていただいておりました。コロナ禍の時にはこういう機会を設けることが難しかったんですけれど、本日はざっくばらんに皆さんからお話を伺いたいと思っておりますので、ぜひともよろしくお願いいたします。

    最近、民生委員の改選もありましたし、コロナ禍も経まして、コロナ前の活動とコロナ禍での活動、そして、コロナ後の活動と少しずつ変化があったのではないかと思います。私がコロナの最中に少し気がかりだったのは、人との接触が少なくなる時に孤立化をしてしまう方々がおられるということです。一人暮らしの学生も本市には多くおられますが、そういった方たちに対して何かできることがあったんじゃないかと思うんですけども、行政としても、なかなかそこまで目が届かないところがありました。なので、皆さん方にいろんな形でお力をいただいて、市民の皆さん方にこんなまちで暮らせて良かったと思っていただいて、住み続けていただく。そしてつながりを持ってお互いが支え合えるそういう社会を作っていきたいと思っていますので、ぜひとも皆さんのご意見など賜れればと思っております。本日は、よろしくお願いいたします。


    意見交換

    自己紹介

    ※参加者が名前と担当地区などについて話しました。

    民生委員の活動について

    (市長)

    5月の連休明けからコロナが5類になったので、交流や対話も含めた民生委員の活動もいろいろできるようになってきたと思います。コロナ禍の3年間を経験し、活動がコロナの前に戻ってきて改めて、前までだったらこの活動ができたのに、これがコロナでできなくなったとか、年配の方とお話される中でこんな意見を聞いたとか、そういったお話をぜひ聞かせていただけたらありがたいです。

    3年間ずっと家にこもってテレビを見ていましたとか、そういう意見でもいいですし。行政としてどうやってそんな方々に声を届けたらいいのかというのはずっと悩んでおりましたので。テレビの影響が大きいので、なかなか行政の情報が届かないんですよ。私たちがいろいろな手段で情報を届けようとしても、テレビの影響力の方が強かったということもあって、情報発信について苦労したところもありますので、ぜひともコロナ禍において特徴的なご意見とかがあれば伺いたいです。

     

    (参加者)

    私もテレビが好きで、コロナが流行っていた時には、ずっとテレビを見て過ごしておりました。それで、私たちの地域で20年間、「おしゃべりサロン」というものを民生委員の活動として月に2回ほどやっておりまして、今回で確か485回目になるぐらいなんですけど、そのサロンがコロナで3年間できませんでした。その3年の間に、施設に入所されたり、亡くなられた人もおれらて、参加される方の顔ぶれが結構変わってしまったんですよね。私たちはコロナの間も、毎月変わらず、ごみカレンダーを配布しに行ったりしていたんですけど、入所された、亡くなられたことを把握できなくて、それがとてもショックでした。最近は家族葬が多いですし、何も知らないまま、何もできないまま、仲間として一緒にサロンをしてきた人たちとお別れしなければならなかったのが、ものすごく悲しかったです。

                               

    (市長)

    そうなんですね。このコロナ禍の3年間を経て、今年活動をされたら、参加されるメンバーがかなり変化されて、もう一度関係づくりから始めないといけないような感じですかね。

     

    (参加者)

    老人福祉センター宝生苑にも行けず、どこにも行けなかったですからね。

     

    (市長)

    そうですね。今サロンのお話が出ましたけれど、他の皆さんはどうでしょうか?

     

    (参加者)

    やはり、サロンはすごく心待ちにしてくださっていました。ただ、私たちの地域では公民館が閉まっていて、全く使用できませんでした。サロンを再開して欲しいというお声を聞いていたので、1日も早く開催したいなと思っていて、今年にコロナが5類になったので、そこからサロンも再開しているんですけど。

    会長が言っておられたように、コロナ禍の間に入所されたり、亡くなった方もおられて、そういったことを聞く度に心が痛みました。それで、コロナ禍の間、感染症対策をしながらでも、外出をされている方は、やはりお元気だなと思うんですけど、家の中に閉じこもって、本当に感染しないように気をつけておられた方は、足腰が目に見えて衰えておられたりして、今は公民館にさえも出かけられない方もおられます。やはりこのコロナの3年間はとても大きかったんだなと思います。

     

    (市長)

    再開と言っても、参加される方が最初から一気には戻ってこられないかと思います。徐々に戻ってきて参加人数が増えたりとかしていますか?

     

    (参加者)

    案外戻ってきています。行きたい居場所がなかなかコロナの間はなかったけれども、高齢者のサロンにやっぱり行きたかったんだなと思います。遠いところには行けないけれど、近くのサロンだったら行こうかなとかそんな感じで、高齢の方が今はたくさん参加されています。

    それと以前にも増して、新しい方も来てくださるようになりました。もうお声がけしても来られないかもしれないと思っていた方も、来てくださったりして、とても嬉しかったですし、声かけというのはやはり必要だなと感じました。

     

    (市長)

    身近なところで言いますと、コロナの間に甘南備山の登山者がとても増えました。あそこにはバイオトイレがありまして、それまでは大体月1回ほど清掃すればよかったのですが、半月ぐらいですぐいっぱいになってしまう状態で。逆に言うと、遠くの山には行きにくいんだけど、近くの甘南備山だったり、整備を進めてきた水辺の散策路をウオーキングされていた方もおられて、こんなところがあるのかと思って動いてくださったんですけど、これらの場所をもっと多くの方にどうやってアピールすれば、届いただろうかと思っています。家にいて、コロナにかからないように気をつけることももちろん大事なのですが、体力面などを落とさないように、少しでも運動してもらえるような情報をどうしたら届けられたかなって、その届け方は悩んだところではあります。

     

    (参加者)

    私の担当している地域では、自治会の加入率がとても低いです。新興住宅街もあるんですけど、新しく入って来られないというのもありますし、もともと加入されていた方が途中でやめられるというのもありまして。

    それでいろいろご意見を聞いていたら、例えば老人会で上が100歳、下が60歳とすると、いろいろ中心となってやってくださっていた方がこのコロナの3年間で力尽きてしまったり、この頃はお仕事を長い間される方が多いので、60歳から入られる方がほぼおられないんですよ。それで平均年齢も上がりますよね。そうすると、老人会の会長さんから、老人会を休ませてもらって地域(区)でいろいろ復活することがあれば、なんとかそちらでやってもらえないかというご提案がありました。お世話をする人数とか年齢構成を考えたらそうせざるを得ないということがありまして、だんだんサロンを持てばいいような土台が崩れてきているような地域もあります。新興住宅街に住まれるような若い世代の方は、そういうところに組み込まなくてもテレビとかホームページを見たら情報も得られますし、生きていけるという感じで。でも反対に高齢の方はそれを見つけることができない。市に連絡したら、ホームページに必ず掲載していますからとよくおっしゃるんですけど、高齢者にはなかなか難しいですね。

     

    (市長)

    広報紙も出しているんですけどね。発信の仕方が難しいですね。

     

    (参加者)

    コミュニケーションの昔型っていうのか、畑に出て話をして、それで近所の情報を知るみたいな形がまだ残っているけれど、若い世代で先を進んだ考え方の人たちもいる地域なので、コロナの中でそういう違いが顕著に見えました。そして、今度はどうやって地域社会を構築していくか、コミュニケーションを上手に取るかというのを考えないといけないなというのを感じました。それと、たぶんどこでも同じような悩みをお持ちかなと思うんですけど、広報紙とかホームページがあるのにそういう組織に入ることに何のメリットがあるのかという感じの感覚にどう対処していくのか、それがものすごく難しいと思っています。

     

    (市長)

    三山木地域でまちづくり協議会というのを立ち上げていただいて、私もその時にお話させていただいたんですけど、やはり各区・自治会で手に余るというのか、支える人がいないのであれば、小学校区を単位にして活動してもらえたら、他の区には支えてくれる人がいるかもしれませんしということで。例えば、出垣内区がしんどいから二又区などが同じ三山木小学校区の一員ということで、支え合いましょうという感じのことをまちづくり協議会を作って、一生懸命させていただければと思っています。小学校を1つの核として、お互いに支え合いましょうというふうに繋がっていけばいいかなと思っております。私もよく、支える人材が減ってきたとかいろいろ聞かせていただくので、地域同士の横の繋がりでお互いにうまく交流できないかなと考えています。

     

    (参加者)

    南部まちづくりセンターがコロナ禍の間に開館されて、いろいろ取り組みをさせていただいおります。それで、こういう言い方は語弊があるかもしれませんが、この1年間様子を見ていて、高齢者には浸透していなかったのが反省点だったと思うんです。それで新たにまちづくり協議会を立ち上げてくださったというのがあると思うんですけど、この1年間どうであったかを顧みて、なぜそういうことになってしまったのかを反省して、次のステップに進んでいく必要があるのではないかと思います。私が聞いている範囲では、そんな施設がどこにあるのかとか、何をしているのか知らないとか。行ってみたら若い方ばかりがたくさんいて、コーヒーを飲みにも入りにくいし、何ができたのかなとのぞこうにものぞきにくいとか意見がいろいろあったから、まちづくり協議会ができた時にはそういった意見を元に見直そうということになったと聞いていますが、もちろん若い世代・子育て世代にもすごく大事なことなんですけど、せっかく三山木に南部まちづくりセンターを作っていただいたので、幅広くいろいろな人が利用できるようになるのを希望します。

     

    (市長)

    今のところ私が聞いているのは、午前中にはどちらかというと小さいお子さんをお持ちのお母さんが多く来られていて、放課後は三山木小学校の生徒さんが宿題をしているという感じ。それで、私はあの場所で多世代が交流していただけたら、1番いいと思っています。だから今こそまちづくり協議会の出番で、今の若い人たちは新しいものに積極的に取り組もう、関わろうとしてくれたので、次はまちづくり協議会の皆さん方に、年配の方を含めて「ここに行ってみましょうよ」と声かけしていただいて、例えばお昼過ぎくらいだと小さい子どもはご飯を食べてお昼寝する時間なので子どもも少ないですし、うまく使いながら、交流が広がっていけばいいかなと思っています。

    南部まちづくりセンターには絵本なども置いてあるんですけど、あそこにあるのはご寄付いただいた絵本なので、赤ちゃんがよだれを垂らしてしまっても、「仕方ないね」、「そんなにきつく言えないよね」という雰囲気なんですよ。なので、次はぜひともまちづくり協議会さんで1つのモデルとして、三山木でやっていただけると、そのために拠点をあそこに作らせていただいたと思っているので。

    それと、南部まちづくりセンターの中で話を聞いていると、実は今、小・中学生がなかなか行く場所がないんです。それをどこにどうするかというのは行政の課題として、取り組んでいかないといけないんです。今までから住民センターは作ってきましたけど、行政の感覚で言うと会議室の利用率がいくらでとか研修室の利用率がいくらで、とかっていう話だったんですけど、そうじゃなくて、まずは集ってもらうことが大事なんだということに、南部まちづくりセンターを作ったときに気づかされました。その観点で言うと、ぜひ食わず嫌いにならずに民生委員さんで1回ここに集まってみようよと声かけをしてもらって、きっかけを作ってもらえたらありがたいなと思います。

    今は若い人たちが集まっている場所だから、私が行けるようなところじゃないと思っておられるかもしれませんができればぜひ、皆さん方から声を掛けていただいて、きっかけを作っていただいて、集まってもらえたらと思います。そうやって集まっていただくと、自分たちの孫の世代の子どもたちがいるかもしれませんし、そこで何かが生まれるか生まれないかはわからないですけど、まずは集っていただくきっかけづくりをしていただけるとありがたいなと思います。

    区がどうとかじゃなくて、三山木の民生児童委員協議会としてきっかけづくりとなるようなイベントを開いていただいて、あそこに職員もおりますので、ご相談にのれることもあると思います。

     

    (参加者)

    直近で1番気になっているのが、今大きな工事をしている草内の学校給食センターで、できあがりを期待してはいるんですけど、近隣に住む高齢者や子どもたちの安全を担保するには、誘導の仕方とか交通標識とかがあまりにもチープだなと思っています。

    山城大橋を超えて、307号線を中心に交通量があります。それで、草内のあの辺りが裏道になっていますよね。交通量がこれからまた増える予想をしていますが、道が狭いです。私は住民センターの運営活動の委員をしているので、いろいろな市の情報をいただくんですけど、来年4月にできあがったときにはもう少し、駐車場の整備や民間企業とのタイアップ、通勤・通学で急がれているため高速で裏道を走り抜ける車など、その辺りも考慮していただきたいです。高齢者は特にあそこの横断歩道を渡るのが大変です。

     

    (市長)

    どこの横断歩道ですか?

     

    (参加者)

    コンビニエンスストアの前、お弁当屋の前ですね。

     

    (市長)

    変則五叉路のところですね。

     

    (参加者)

    そうです。あそこと307号線のコンビニのところと山城大橋を通って旧307号からマンションの方に抜けるあの狭い道に4月以降搬入・搬送の車が通ることが考えられますよね。高齢者がたくさん住んでいますし、子どもたちの通学路にもなっています。なのでその辺りについて、ぜひ安全を担保していただきたいと。

     

    (市長)

    なるほど。給食センターについては、基本的に朝8時にはもう調理を始めていますので、実は子どもたちの通学前に食品搬入をします。7時過ぎぐらいにはもう食材搬入をしているので、搬入するトラックが給食センターに向かうのと子どもたちの通学時間帯が重なるということはあまり考えられないというのが1つあります。でも、少し気をつけておかないといけないのは、給食を食べた後に回収して、給食センターに戻るのが大体1時半とか2時ぐらいで、早ければ、低学年の子どもたちの下校時間と重なるかもしれません。なのでそこは十分配慮する必要があると思っています。

    ただ配送のトラックは今のところ培良・田辺中の1台と大住中の1台の合計2台なんです。だから、配送のためにトラックがいっぱい通るということは基本的に考えられないかなと思います。ただ307号線の交通量は本当に多いので、307号線自体は府や国の管轄にはなるんですけど、あの前の道路については市が管理していますので、警察も含めて、どんな交通対策ができるかというのは年配の方のことも考慮しながら考えていきたいです。

     

    (参加者)

    最近、交通事故を目の当たりにしたんですよ。急いでいる軽自動車が街灯の柱に当たって大きな交通事故が起こりました。草内のあの辺りの道もたくさん車が通る時間帯がありますし、差が激しいですよね。乱暴な運転の方もおられますし、その中を高齢者とか子どもたちが多く通ります。特に給食センターの大きな建物で死角が増えますので、ちょっと怖さを感じています。

     

    (市長)

    給食センターができた時の、進入路のこととか道路標識を付けるかとかはこれから考えさせてもらいますし、あの道の交通量が増えているのは事実なので、安全対策についても、警察としっかり話し合っていきたいと思いますので、またご意見いただけたらと思います。

     

    (参加者)

    私が担当している地区ではコロナ禍の中でも、会場を閉めず、制限なしでカラオケもやっていました。人数は増やさないという形でね。だから、コロナ中もコロナ後も民生委員としてやっていることはほとんど変わらないです。

     

    (市長)

    そうなんですね。じゃあ、この3年間を経ての大きい変化とかは?

     

    (参加者)

    特になかったですね。

     

    (参加者)

    私の地域ではこの3年間で参加者が戻ったどころか、増えました。

     

    (市長)

    それは新しい人が増えたんですか?

     

    (参加者)

    声を掛けて呼んできました。

    これまでサロンに来られていた人に会ったら、まだサロンが始まらないのかってよく言われます。

     

    (市長)

    待っておられたんですね。

     

    (参加者)

    そうですね。今はもう完全に回復どころか2割増加という感じで、これからどうしようかなと思っています。サロンに来てくださる方たちはお元気そうなんですけど、そこにも来られない方もいっぱいおられますから、そういう方をどうしようかなと。今度、市に寄附された杖を希望する人に配布するので、それをきっかけとしていきたいと思っています。

     

    (市長)

    事前にわかりますもんね。杖が必要ということは歩行に不安を持っておられるのかなとか。それと、市を通じて杖をもらえるっていうのは話をするきっかけになりますね。ぜひ杖については皆さん方にご活用いただけたらと思います。

     

    (参加者)

    ただ申込方法がホームページかはがきなんですよ。なので、90歳の独居の方とか、こちらで書いてあげてもいいのかなと思ったり。

     

    (市長)

    ご希望いただいたら、もしよかったら書いてあげていただけたら結構かと思います。必要だと思われる方に対してそうやって手助けしていただけたら、会話のきっかけとか次へのアプローチになると思いますので、すいませんがお願いします。

     

    (参加者)

    はがきも宛先だけ20枚ほどもう作ったんです。 私の分ではないですよ。宛先だけは書いておいて、後は自分で選んでいただこうと思っています。昨日、広報紙を見たらカラーで載っていたので、これがいいなとか。

     

    (市長)

    いろんな色や柄のものもありますし。

     

    (参加者)

    良い情報をいただいたなと思っています。

     

    (参加者)

    会長も言っておられましたが、サロンも活発で20年ほど続けておられたりとか、参加者もコロナ後、すごく増えています。でも、私が心の中で今とても心配していることがあります。民生委員が特に今、入れ替わりの時期なんですよ。私の地域では、前回の改選の時に半分近く新しい人に変わりました。その後、ベテランの民生委員さんが皆さん抜けてしまって、新しい、それもコロナになってから、委員になった方ばかりになってしまいました。今後どういう風にやっていったらいいのかなって。

    サロンについても、3人の内2人が辞められます。新しくなられる方は仕事をされておられる方が多くて、これから続けていけるのかな、今後どういう風にしていったらいいのかなと、今までサロンを続けてこられた地域の方も気にされていますし、私の中でもいろいろ考えるところであるんです。

    それで、今日ここに来る前に広報紙9月号を見たら「輝くシルバー世代」というタイトルでね。ボランティアやいきいきポイントについて書かれていて、定年になられても地域でいろいろされていて、高齢者、元気なんですよ。そういった方々がサロンとかでも、今後も活躍していただけるような場面がすごくほしいんです。そのようにできたらこれからも続けていけるんじゃないかなと思うんです。それがまた広報紙の表紙にあって、ここに来る前にたまたま見ていたので、民生委員活動についても何かそういうことができたらいいなと思いました。

    でも、今度新たに民生委員になってくださる方も60歳になっても仕事をされていますし、65歳になっても、まだ仕事に行っておられたりもします。民生委員を3期したらそれでわかるよなんて言われましたけれど、1・2期で終わられる方がほとんどだと思うので、3期なんてとんでもないって感じで。だから、定例会とかでも、1期で完結できるに研修とか、1期の1年目である程度できるように定例会のレジュメとか、仕方とかも考えてやってはいるんですけど。本当にこれからがちょっと厳しい状況だなと思います。

     

    (参加者)

    私の地域も一緒です。この間も会長と話をしていて、私たちがいるこの3年の間になんとか次の育成、と言うとおこがましいですけども、そうしていかないと本当に続かないなと。ベテランの方たちも私たちもそろそろなので、責任としてこの1年間で、次の世代にいろいろ伝えていかないと、と思っています。なので、この間の定例会で、新任研修など次世代につなげる取り組みを行ってほしいと口酸っぱく言わせていただきました。

     

    (市長)

    確かにそうですよね。今回の一斉改選で、民生委員さんの平均年齢を出したんですよ。それで前回が68. 23歳だったのが今回65. 76歳なんです。やっぱり入れ替わったなっていうのがこれで実感できるんじゃないですか?

    ただ今おっしゃった通りで、次の世代につなげるためにどうするのかってことを考えると、実はね、学校のPTAも一緒なんですよ。PTAが終わった瞬間に、もう卒業って言って、のびのびされるじゃないですか。そうじゃなくて、そういう方たちも、もう少し関わってくださいよって。民生委員さんとしての活動は終わったけれども、あと1~2年ね。訪問活動をしないといけないとかそういうことは言わないですけど、サロンがあったとか、そういう時にちょっと顔を出してもらって、こういうことをやっていて、こういう困り事があったんじゃないかなっていうことを次の世代につないでいってもらえたらありがたいかなと思います。すみませんけど、あと1~2年、ちょっと活動する時に、1回か2回ぐらい顔を出してとかね。

    PTAもそうじゃないですか。子どもが卒業したし、学校もPTAも終わったって思っているけど、そういう経験者に関わっておいてもらわないと、学校も毎年毎年変わってしまうので。

     

    (参加者)

    私たちの地域では幸い、今回の改選で退任された方もサロンに顔を出してくださっています。私が民生委員を始めてからもう5期目になるんですけど、最初になった時にご一緒した方も、どうしてるって言って顔を出してくださったりとかしますし、だからずっとこのサロンが続いているかなと思っています。だから会長に市長から言っていただきましたけど、参加者の方も会長さんどうしてるってきっと声を掛けてくださって出ざるを得ないような状況になるかなと私は思っています。民生委員活動って無理やりこうしなさいって言って続くものではないと思うので、やはり地域がそういう方向に持って行く。

    私は主任児童委員なので、皆さんのご苦労のことは端で見ている状態なんですけれども、地域の中で生活するっていう点では主任も一緒です。街で出会った方に「今日顔色どうですか?」とか「暑いですけど、大丈夫でしたか?」とか、そういうちょっとした声かけがまた次につながっていって。私と会長が話をしていると、1日中家にいてもしゃべる人がいないし、2人が話しているのを見かけたからって声を掛けてくださったりとかいうこともありますし、そういう交流が大事かなと思っています。

    ずっと高齢者の話ばかりしているんですけど、主任児童委員として、連絡会をほぼ毎月10人でしています。それで、地域ごとに小さなサロンをしていて、昨年はコロナでずっと中止していたわいわい広場を再開しました。前期の3年の間に1回もわいわい広場を開催しないまま終わると、1期で辞めてしまわれる方が知らないままになるのでそれはいけないということで、市のこいのぼりの掲揚の週間(児童福祉週間)に楽団を呼ばれて、人数を制限しながらイベントをされたら皆さん楽しそうだったので、ぜひ私たちもやりたいということになりました。3年間いろいろなイベントができなかった関係で、主任の活動費にも、少しストックがあったので、それを思い切って使おうかということで、市長にも来ていただきました。申し込み制ではなく、当日自分たちの名前とかを書いてもらってそれが入場券代わりみたいな形で開催したところ、89組にご参加いただきました。初めての主任の方もおられ、前の日も遅くまで会長が立ち会ってくださったり、学生の部活みたいな感じで、皆が頑張りました。事務局にもいろいろお願いして、体育館を使うにはいろんな段取りが必要ということも分かりました。

    また今年は、中央公民館で今まで通り支援センターの先生に来ていていただいて、以前にしていたように、お母さん方と子どもさんも含めて地区ごとの交流会をする予定です。全員の参加はもちろんできないんですけど、地域の民生委員にこんな人がいますよとか、そういう場を設けたいなと思って企画をしています。

    ただ主任で集まった時に最近よく聞くのは、コロナで活動ができなくて、やっとできるようになって参加を呼びかけたけど、いざ開催したら、この間は草内で親子体操というのをされて、それは市全体に呼びかけていたのに参加者はゼロ組でした。今までにないようなことだったので、どうしましょうって。

     

    (参加者)

    それについては、反省を踏まえて、これからどうするのかとか、いろいろ議論をしています。1番考えたのはやはり保育所に行かれる方が多いということ。参加の対象年齢が1.5歳から3歳という範囲でいうと保育所に預けられている方が多いんです。それと日によっては他のイベントと重なる。いろいろな事情があるということを分析しているんですけど、続けるかを今議論しています。

    市に協力をお願いして、広報もしていただいているのに結果に結びついてないのは、やはり大きな反省だと思っています。

     

    (市長)

    確かに預けられている方が多いですね。

     

    (参加者)

    今草内を例として出させてもらったんですけど、もっと小規模な地域でしているサロンもあるんですよね。大住で言えば健康村で、以前は2ヵ月に1回は必ず開催されていました。

    それも、先ほど会長が言ったように仕事を持っている人もおられたので、今まで火曜日だった開催日をその人も出られるように土曜日にしました。そうすると、もうちょっと違うメンバーになるかもしれないねって期待して、先週の土曜日に開催されたんですけど、実際に参加されたのは1組。主任児童委員の報告連絡会の中ではどこも参加者が減っていると聞きます。子どもの数が減ってきて、保育所とか、大住子ども園ができて早くから預けられる。そういう環境が整って、お母さん方も働きに出られるのならということで、お勤めされている方も増えていますしね。 だから家にずっとおられる人が減ってきているのかなという印象です。

    今お話があったように、今後どうして行くかというのは、他の地区でも同じような状況ですけど、それでも1組でも来られるということは、そういう場を望んでおられる方がおられるということなので、1組のためだけでも私は頑張ってできるだけ継続したいなと思っています。今回は行けなかったけど、またそんなのがあるのなら行ってみたいということもありますし、子どもの体調を見て参加されるので、こんな暑い時ですし無理して参加して、子どもが体調を崩すのなら参加を見合わせて、季候の良いときにまた来ていただければそれでいいかなと。ただ現状としては以前みたいにはなかなか難しいです。

     

    (市長)

    そうなんですね。家庭や働き方のあり方が大きく変わってきているので、確かに保育所に0歳児から預けられる方はそんなに多くないんですが、1年間は育休とられて、お子さんが1歳になられるぐらいのタイミングで預けられる方が多いと聞いています。年によっても違うんですけどね。

    それと、こいのぼりの掲揚の話がありましたけど、こいのぼりの掲揚だけじゃなくて、子どもたちも含めて多くの方に関わってもらって、もう少しイベントというか、お祭りのようなことができないかなという話をしています。昨年、子育て中の皆さん方と今日みたいにミーティングをしまして、その時にいろいろなご意見をいただきました。それで、僕が思わず言ったのは、皆さん、実行委員でお願いしますって。

    皆さんの思いをおっしゃっていただいて、子育てサークルなどに関わっておられる方もおられたので、関わってやるよと言っていただいています。今おっしゃっていただいた、子どもさんのいるご家庭も孤立化させないためにできることってあると思いますので、高齢者のことももちろんですけど、子育てや子どものことについてもぜひ、皆さん方にもいろんなお知恵をいただけたらと思っています。よろしくお願いします。

     

    (参加者)

    皆さん、各ご家庭を訪問されていますよね。この間、3・4回行っても会えなかったので電話番号と民生委員ですって書いてポストに入れました。そうしたら、その人の息子さんから電話がかかってきて、民生委員のことを知らなかったみたいで、すごい怒られて、市は知っているのかとか、警察に言っているのかとか言われました。

     

    (市長)

    民生委員さんの活動についてご存知なかったんですね。

     

    (参加者)

    そうみたいで、ちょっとショックでした。

     

    (市長)

    ご苦労をおかけました。周知も含めて広報できることもあるかなと思っていますので。

     

    (参加者)

    はい。そんなことがありまして、ちょっと怖かったです。


    まとめ

    (市長)

    今日は皆さん、ありがとうございました。なかなかこういう機会がなかったので、現場のお話を聞かせていただいて、また市としてもどういった取り組みができるのか、皆さん方をしっかりお支えしながらできることを考えていきたいと思いますので、引き続きお力添えいただきますよう、よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。


    トーク終了後に市長と記念撮影

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