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あしあと

    市民みらいミーティング開催結果(ミライロの未来を話そう!ワークショップ)

    • [2023年1月20日]
    • ID:18664

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    日時

    令和4年10月19日(水)午後6時30分~9時30分

    場所

    南部まちづくりセンター(ミライロ)

    参加者

    市内に在住・通勤・通学し、南部まちづくりセンターに関心のある人


    内容

    市は、今年5月に、地域住民の交流を促進し、市民協働によるにぎわいづくりの拠点となる南部まちづくりセンターをオープンさせました。コミュニティカフェでは、日替わり店長によるカフェでにぎわうほか、地域の憩いの場、交流の場と定着しつつあります。また、このたび、公募と市民参加型ワークショップにより、愛称「ミライロ」とロゴが決定しました。

    今後、市民協働によりさらに施設の魅力を高めていけるよう、「ミライロの未来を話そう!」をテーマに、運営者や利用者の皆さんなどと意見交換を行いました。

    市長あいさつ

    皆さんこんばんは。今日は「ミライロの未来を話そう!」ということですが、南部まちづくりセンターは、令和4年5月に完成し、「ミライロ」という名前を市民公募・ワークショップを経て名付けていただきました。

    ご存じのとおり、ここは銀行の建物だったところが移転集約されて空きスペースになったという場所で、三山木の一等地にあります。この「ミライロ」に多くの方が集まって、これから本市の市民交流・活動の拠点となってくれることを心から期待しております。今日はいろんなお話ができればと思っていますので、よろしくお願いします。

    市長講話

    (市長)

    コロナ禍の中で思っていることをお話しますと、まちといろんな関わりを持っていただいていた特に60代、70代のボランティアの皆さんの活動がコロナによって止まりました。これをもう1回起こすのには、相当苦労します。また、大学生のリアルの活動が止まりました。今の3回生は、サークルの勧誘を受けたことがないんです。それで、サークルの勧誘を受けたことない3回生がサークルの勧誘をし、その学生たちがリーダーになって活動するんです。これは、相当なギャップが起こります。なので、自治体が大学生と連携して、何かことを起こそうというのに、おそらく元に戻すに5年はかかるであろうとの認識を持っています。

    それだけ細った人材の中で、どうやって地域と関わるか、行政が多くの方々と関わるかということを、やっぱりもう一回再構築していかないといけないと思っています。コロナ禍で、元々弱っていた地域の繋がりをズタズタにされて、価値観が分断化して、これ再構築していくには相当な時間がかかります。

    ただ、コロナによって卒業式・入学式の来賓紹介や市長の挨拶など必要でないと思われるものも顕在化しました。今までなんとなく地域の繋がりだから必要だと思っていたことが実はなくても支障がなかった、また逆に、これは必要だということが改めて分かってきたのではないでしょうか。

    どこから集中的に掘り起こしていこうか、地域の活動を戻していこうかっていうことに強弱を付けることができるのではないかというのが今の感覚です。これを今、各区・自治会にもお願いをしています。地域によってできることは異なるので、市民活動についても、強弱を付けて徐々に取り戻していっていただけたらなと思います。

    まず、「気づき」や「放っておけない」が必ずあります。誰かを支えてあげたい、本当に家庭的に厳しくて、この子たちをなんとか支えてあげたいという気づきは、多分それぞれ皆さんの中にあると思います。その中で仲間と取り組んで、それを社会に広げていくっていう活動は、市民にしかできない領域だと思います。ここをどれだけ分厚くするかによって、京田辺市がもっと住みよいまちになるんじゃないかということを私は感じています。例えば、災害は絶対に地域の弱いとこついてきますので、弱いとこつかれても大丈夫なように、分厚くしていくために、頑張っていきましょうというのが、私自身の思いです。もちろん行政にできることは行政できちんとやっていきますが、なかなかこの分野は行政では難しいのが現状です。なぜかというと、社会的認知というのがあってテレビで報道されるなど、多くの方に認知される状況になり、初めて自治体の政策課題や社会全体の課題になってくるからです。

    したがって、今日お集まりいただいた皆さんが、ここで新たに集って話し合う拠点になって、情報発信や新たな活動につながるなど多くの市民が巻き込めるようなことになれば良いなと思っています。

    (ファシリテーター:NPO法人テダス代表理事 高橋博樹さん(以下「高橋さん」)

    市長の言われること分かります。これは僕の原点でもあるのです。誰か困っている人がいる、それをほっとけないよねと。それが行政の問題としても、行政が取り組むまでの間、誰かが何とかしないといけない期間が絶対出てきます。この間を市民活動のみんなで頑張っていこうという話なんですね。市長がおっしゃったように、ここをどれだけ分厚くしておけるか、それを今僕も一生懸命やろうとしています。


    ワークショップ

    2グループに分かれて、チェックイン(自己紹介)・ミライロの現状の共有・発散(アイデア出し)・収束(アイデアの集約)を行い、全体で共有しました。

    市長は、参加者の皆さんとアイデアを交換しながら各グループを回りました。


    チェックイン

    (高橋さん)

    では、ここからは皆さんが発信する番ですね。私は高橋博樹で、ここでは愛称の「ジャック」の名で呼ばれています。まず、チェックインからしましょうか。チェックインというのはワークショップで「ここに私いますよ」っていうのをささやくという、いわば自己紹介みたいなものです。今日はあんまり時間がないので、名前と今の気分を言ってください。気分は何でもいいです。表面的なことじゃなくて、自分の腹の中にあるやつをポロっと言えるかどうかで、今日どの水準でしゃべれるかが変わってくるんです。


     テーブルごとに参加者が自己紹介をしました。


    参加者の皆さんが感じているミライロの現状・印象・感想

    (高橋さん)

    ミライロの未来についての話を今日はしたいんですけど。まずは、ミライロの現状・印象とか、感想とかを自分の言葉で紙に書いていただきたいです。例えば、「心地良い」という言葉を書いてもらってもいいですけど、どういうところが心地良いのかとか、何があったのかとか、そういう風に突っ込んでいく方が面白いですよ。


    発表

    各グループで、ミライロの現状・印象・感想などを付せんに書き、1人ずつ発表しました。

     

    ・木の空間が素敵

    ・ガラス張りで明るくて、開放感がある

    ・温度・湿度がちょうど良い

    ・Wi-Fiがあるのが良い

    ・居心地が良い

    ・外観がウエルカムな感じがしない(入りにくい)

    ・施設に足を運ばないといけないので、予約手続きがしにくい

    ・幼児用のおもちゃがほしい

    ・子育ての悩みなどが話せたらいい

    ・毎日無農薬の野菜を販売してほしい

    ・自家発電をしてほしい

    ・避難所になってほしい

    ・地域の方と交流できる場になると良い


    (高橋さん)

    僕が面白いなと思ったのは、普通こういうコミュニティセンターって、主役は部屋なんですよね。ここだったら貸し会議室とか、多目的ホールとかが主役のはずなのに、ここではカフェとコミュニティスペースが主役です。普通は貸し会議室が主役で、そこの使い勝手の話がどうのこうのっていう話になりがちじゃないですか。一切出てないでしょ2階(貸し会議室や多目的ホール)の話。これが面白いなと思いました。でも2階も使ってくださいね。


    ミライロの未来

    (高橋さん)

    これを踏まえて、5年後10年後にミライロやその周辺地域がこうなってたら良いよねっていうことを皆さんに想像してほしいと思います。ここの部分は守ってほしいという現状維持というのもあるでしょうし、ここの部分は変わってほしいところもあるでしょう。子ども食堂を開いたり、発電を行ったり・・・これは多分未来の話ですよね。他の地域に展開してほしいもあるし、そういったことを思いつきで、どんどん書いてください。


    意見の集約(収束)

    (高橋さん)

    1つの案を1個の付せんに書いて、のりで貼っていきます。こんなことになったらいいなっていうことや、現状ここはキープしてほしいってことなどを自由に書いてください。それを集約していくと、未来のここのセンター像が浮かんでくるかなと思います。ここを拠点にスタートして、広がっていく想像をいっぱい書いてください。


    発表

    2グループでどんな話が出たのかを、各テーブルで発表しました。


    【設備】

    ・WEB予約できる

    ・自家発電できる

    ・年中無休

     

    【相談】

    ・ここに来たら問題が解決出来る窓口を設置する

     

    【野菜】

    ・無農薬野菜を毎日販売する

    ・オーガニック・地産地消があたりまえの場所

     

    【未来の公民館】

    ・三山木以外の地域にも同じコンセプトのものがほしい

    ・ミライロが他の地域にもできてほしい

     

    【高齢者】

    ・元気な高齢者の方々から学べる

    ・子育てのプロのおばあちゃんやおじいちゃんに学べる

    ・むかしながらの遊びを伝承する

     

    【子ども】

    ・子育てのアドバイスが受けられる

    ・カウンセリング・コーチング窓口を設置する

    ・子どもたちの夢を応援する

    ・子どもたちが気持ちをいつでもいえる大人がいる

     

    【異年齢交流】

    ・子どもから高齢者まで、あらゆる世代がつながれる

    ・様々な年齢・性別の人が輪になって根本で語れる、様々な年代が交流出来る

    ・お年寄りの知恵を子どもに伝える 

     

    【不登校】

    ・フリースクール的な居場所

    ・不登校の親子さんの会

    ・不登校の子どもと大学生が集う

     

    【カフェ】

    ・ハンモックカフェ

    ・子ども食堂

    ・子どもカフェ

    ・オーガニック食堂・レストラン

    ・夕食カフェの運営

    ・外にパラソルと椅子を出す

    ・おいしい水がサーバーで飲める

     

    (高橋さん)

    ミライロの未来、皆さん、いい感でお話していただけたかなと思っていますし、市長に直接聞いてもらえたのでイメージが伝わっているのかなと思います。


    まとめ

    (市長)

    それぞれ見させていただきました。例えば設備の問題であれば何ができるかということを、これから考えてきたいと思います。

    あと、皆さんも感じておられると思うんですけど、高橋さんのような方がいるから、こういう雰囲気になるんです。もしかすると、皆さんが高橋さんのように、地域でファシリテーターとして活動していただくということが、実はモノを作るよりも1番大事なことなのではないでしょうか。今日、明日すぐに何かするという訳ではないですけど、皆さんが思っていることが、明日1歩でも進むことで、市民の皆さんの背中を押し、それがまちの中に連鎖することで、市内各地でミライロの発想が広がるのだと思います。

    ぜひミライロを活用して、多くの方を巻き込んでいただいて、この輪を広げていただけるような取り組みをぜひお願いしたいと思います。

    本日はありがとうございました。

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