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あしあと

    市民みらいミーティング開催結果(生み育てやすいまちづくりについて)

    • [2023年1月20日]
    • ID:18727

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    日時

    令和4年11月25日(金)午前10時~11時

    場所

    はぐはぐルーム松井山手

    参加者

    市内に在住・通勤し、就学前の子どもがいる保護者


    内容

    市は、「子育てしやすいまちNo.1」を目指し、妊娠から出産、子育て期まで切れ目のないさまざまなサポートを行っています。今後、さらに子育てに関するサポートを充実させるため、子育て中の参加者を招き、市の子育て施設・サービスの使い心地や改善点、あったら嬉しい制度など、生み育てやすいまちづくりをテーマに意見交換を行いました

    市長あいさつ

    皆さん、おはようございます。本日はご参加いただきまして、誠にありがとうございます。

    行政の会議でお子さんが一緒に参加するというのは非常に珍しいですが、本市はおかげさまで子育て中の方が多くお住まいいただいているので、非常に京田辺市らしくていいなと思います。私自身、まだ子育て中で、今年1番下の子が小学校6年生になりました。

    皆さん、ご家族やママ友同士などで話しをする中で、例えば「地域の中でどんな風に横のつながりを広げていったらいいんだろう」など、いろいろな悩みがあると思います。そんなことを、今日聞かせていただいて、次の世代のためにも、どんな施策が必要なのかを考え、生み育てやすいまちをつくっていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。


    意見交換

    【自己紹介】

    ※参加者が名前と「子どもとの関わりの中でうれしかったこと」などを話しました。


    (市長)

    まずは、こういう施設があって良かった、助かったということ、逆に今ある施設をもっとこうしてほしい、こうしてくれたら使い勝手が良いのにということを教えていただきたいなと思います。

     

    (参加者)

    子どもが小さいときから保育園に預けていたので、私自身は、地域子育て支援センターを利用することがありませんが、最近はコロナの影響もあって、支援センターを利用するのに予約が必要になったので、行きにくくなったという話を聞くことがあります。

     

    (市長)

    行政としては、安全に利用してもらえるように体制を整えないといけないので、なかなか人数制限なしで利用していただくというのが難しくて。

    今、国の方向性として、3月末にワクチン接種の公費負担をなくそうという話になっています。どのタイミングで利用制限をなくせるかというのは、難しいですが、そういう、国の制度やコロナの状況が変わったときに、ある程度、コロナ前の状態に戻していく必要があると思います。

    皆さんに不便な思いをさせているのは申し訳ないのですが、タイミングを見定めながら、利用したいときに、すぐ行けるような体制に戻していきたいと思っていますので、ご理解いただけたらと思います。

     

    (参加者)

    娘が保育園に入るまでは支援センターを使っていたのですが、平日しか開いていないので、保育園に入ってしまうと行けません。

    でも、支援センターの先生と築いた関係があるので、また連れて行きたいなと思っています。なので、土日に開いてくれたらいいなと思います。

     

    (市長)

    土日のどちらかが開いていたらいいですか?それとも、両方が開いていてほしいですか?

     

    (参加者)

    両方が開いていなくてもいいんですけど、「週末、どこに行こうかな?」って思ったときに支援センターが開いていたら、ちょっと広いとこで遊べるし、先生とも会えるのでありがたいですね。

     

    (市長)

    例えば、平日の月曜日を休みにして、土日のどちらかを開けるということも、考えられると思います。ちなみに平日の利用はいかがですか?

     

    (参加者)

    平日の午前中はどこの支援センターもすごく混んでいますが、午後はどこの場所もちょっと空いている印象ですね。

     

    (参加者)

    午後になると上の子が学校から帰ってくるし、下の子もお昼寝の時間ですからね。電話で当日予約できるぐらい午後は空いています。

    月曜日の午前中は特に混んでいます。個人的には平日の特定の曜日の午後だけ休みにして、土曜日の午前だけでも開いていたら助かります。

     

    (参加者)

    大住児童館は土曜日が終日開いていて、電話で予約しなくても使えるので利用しています。ただ、行きにくい場所にあるのでバスの本数を増やしてほしいなと思います。

     

    (参加者)

    子育てひろば「てふてふ」も駅から遠いので、利用しにくいですね。他のお母さんから、駅から遠くて歩かないといけないから、しんどいので使わないという話を聞くことがあります。松井山手や三山木の支援センターや、「てふてふ」などを使いやすくするために、路線バスを山手幹線の端から端までつないでほしいです。

     

    (市長)

    京田辺市は北部・中部・南部の駅を拠点に整備を進めています。松井山手の支援センターは、2時間を上限とした「一時預かり」を行っており、子どもを預けて買い物もしていただけるように商業施設内に作らせてもらいました。ここだと、駅近という利点もありますし、他のところに関しても拠点ごとにうまく整備をしていきたいと思います。

     

    (参加者)

    松井ケ丘幼稚園では園庭開放がされています。市内には小学校区ごとに市立幼稚園があるのですべての幼稚園で園庭開放を行えば、どの地域でも徒歩や自転車で行けるのかなと思いました。

     

    (市長)

    各幼稚園によって状況が異なり、幼稚園の園児数と小学校の児童数の関係で園庭が混雑する懸念もあるので、園庭開放は少し難しい状況もあります。できるところでは、実現していきたいですし、いろいろ考えていきたいです。

     

    (参加者)

    産後は他府県に住んでいて、いろいろな施設を利用してきたんですけれども、土日も含めて支援センターなどが開いていました。また、施設によって平日の定休日が違っていたので、毎日どこかの施設は開いていました。

    あと、新潟県の長岡市には「子育ての駅」っていうのがあって、屋外の屋根付きの公園がありました。そこだと、雨の日でも暑い日でも砂場や滑り台、三輪車で遊べました。

    子どもが1歳になって、歩けるようになったら家の中だけじゃなくて、外で遊びたいという子どもの思いがあったので、いろいろな施設や公園に連れて行って、友達もいっぱいできました。京田辺市に引っ越してきてからは、施設や公園に行ってもほとんど人がいなくて。私の子どもは人見知りせず友達と遊びたいというタイプだったので、いろいろな公園に行って、大住児童館にも行ったんですけど、平日の児童館はあまり人がいなかったので、一人で遊んでいました。高齢者がグランドゴルフをしていて、お風呂・カラオケルーム・マッサージチェアがあるのを見たとき、老後は良いけど、子育てはここではきついのかなと思って、ショックでした。

    一番苦しかったのが夏でした。外は暑いけど、子どもは外で遊びたいと言うので支援センターに行こうとしたら予約制になっていて、まだ引っ越してきたばっかりで知り合いもいなかったので、私のメンタルがやられてしまって。今はネットで探して、民間の施設に預けていますが、それがなかったら、産後鬱になっていたかもしれないです。私の夫は土日も仕事なので、平日以外でも誰かと話せる機会をつくってほしかったです。

    1人目の子どもの時はコロナ前だったので、毎日のように支援センターに行って気を紛らわしていましたが、支援センターがなかったら鬱になっていたと思います。なので、コロナの状況での1人目のお子さんのお母さんはすごく辛いだろうなと思います。

     

    (市長)

    京田辺で生まれてくるお子さんが年間600人弱ぐらいで、そのうち市内で出産される方は大体4割ぐらいです。あとの方は里帰り出産をされたりしています。なので、出産前から保健師が子育ての手助けをする体制をつくっていますが、転入してこられた場合、市にどんな制度があるのか伝わりきっていないところもあるかもしれません。

     

    (参加者)

    もし相談や検診があると分かっていても、その日、時間に、子どもが行ける状況とは限らないので、そこが大変です。

    長野県では未就園児サークルが活発で、そういうところに所属すると、友達ができたりして、その中で解決できたりするんですけど、京田辺にはそういうサークルがあんまりなくて。

     

    (参加者)

    そういう相談ができるのが、支援センターなんですが、予約制のハードルが高いのかもしれないです。なので、土日でも予約なしに子どもが集まれる公園とか施設があればなと思います。

    あと、夏は公園が暑すぎて、誰も来ない日もありますし、平日だけでも水遊びできる場所があると助かります。

     

    (参加者)

    現在、田辺公園を拡張していると思うんですけど、そこに日陰があれば使いやすいと思います。

     

    (市長)

    自分の子どものことを思い出すと、紫外線とかもあるので、日中に外で子どもを遊ばせるのに気を遣いました。今、拡張している田辺公園についても、屋根があるっていうのが大事かもしれないですね。

     

    (参加者)

    今、児童館は未就園児と小学生で時間を分けての利用になっていて、きょうだいでの利用ができなくて困っています。

     

    (市長)

    収容人数の問題などもありますが、これから検討します。本市の傾向として、今、0歳児が年間600人ぐらいいるとすると、3歳児になるころには700人ぐらいになって、小学校前は800人ぐらいになります。他市から転入された子や、きょうだいもいるので、対策として考えておく必要があると思います。

     

    (参加者)

    サークルは未就園児までしか参加できないので、子どもが小学生以上になっても続けていけるサークルがあったらいいなと思います。

     

    (市長)

    今いろいろなご意見をいただいたんですけど、そのすべてを行政として目配せするのが難しい時に、そういうサークルがあれば、そのサークルの皆さん方からの気づきを行政がキャッチして、お互いにコミュニケーションをとりながらより良い施策を展開していけるんじゃないかと思います。

    そういった市民活動を活発にして、互いに協力していくということが大事かなと思っています。三山木駅前に南部まちづくりセンターをオープンさせたんですけど、そこで市民団体の方がいろいろ取り組みを支援してくださっているので、南部まちづくりセンターからそういった活動が広がっていったらいいなと思います。

     

    (参加者)

    京田辺市には外国人の方が結構多いと聞きますし、国際結婚するとかも聞くので、外国人のコミュニティにつながりたいなっていう思いがあります。企画とかは興味のある人が有志ですると思うので、市の方にすべてをつなげてほしいという訳ではないのですが、コミュニティ拠点となる場所と対象になる方への連絡っていうところだけやっていただけたらなと。子育てコミュニティでも、市の方から連絡してくださったら、そこからつながりができると思います。

     

    (参加者)

    長野市はサークル活動がすごく活発で、転入したときに参加できるサークル活動のリストを渡されます。そこでは、子育て世帯だけではなくて、子育てを終えた人たちが来て絵本を読んでくれたりとか、運動会の準備してくれたりとかしてくれました。それを見ていたので、自分も子育てが終わったらそういうのに所属しよう、貢献しようという方がすごく多いです。だからお母さんもそこに行くとゆったりできて、同じように子育てしている人と知り合うことができます。

     

    (市長)

    私たちもその世代の人たちにどうアプローチをしたらいいのか悩んでいます。南部まちづくりセンターにある市民活動を支援されているNPOの方々と相談しながら、困りごとを聞いてちょっとした手助けをしたり、サークルの輪を広げていくような取り組みを進めていきたいと思います。

     

    (参加者)

    児童手当のことなんですけども、児童手当で所得制限が付いて10月からもらえない家庭が出てきて、子ども3人育てていてもこの子はいないような感じなんです。子ども3人同じように育てていても、こっちは毎月もらえてお金がある、そっちは0円だったっていうのは、子供もが生まれた時からずっと不満に思っていて。4カ月ごとに入ってくるお金の時も、ずっと不満に思いながら子育てしてきたんですけど、ついになくなったんですね。それについて何回か問い合わせもさせてもらってきたんですけど、国に従うだけですという返事が返ってきただけした。何人か声も上げているんですけど少なすぎて相手にもしてもらえないし、声を上げることで所得が分かってしまうんですね。だから誰にも言えない。 でも隣は毎月もらえてる、でもうちはすでになくなった。これについてやっぱり市長はどう思っているのかを聞きたいんですけど。

     

    (市長)

    我が家も一切もらってないです。私はこの立場でいる以上仕方ないと思ってるんですけど、同じ思いはうちの妻がしてます。ただ、これ本当申し訳ない。一応国の施策として児童手当の形になってるので、市がそれを乗り越えてやるというのは難しいっていうことはご理解いただきたいと思います。

    来年4月にこども家庭庁が設置されますが、子どもの数が増えれば増えるほど税金が減るフランスの制度のような仕組みを作るというような意見は、全国の首長の会議の中でもきちんと出させてもらってはいます。

     

    (参加者)

    市として子ども2人目、3人目の保育料を無料にというのはできますか?

     

    (市長)

    市としてはできます。どれだけの経費がかかるかも含めて制度設計し、場合によっては所得制限をかける必要がないかもしれません。全国ではさまざなな独自の取り組みをされていて、あまり知られていないかもしれませんが、本市では、中学校3年生までの医療費が月200円というのをやっています。京都府では月1,500円なんです。それを公費で200円まで下げているんです。子どもが小さく病気になりやすい時に、いつでも医者にかかれるという安心感が大切ということでやっています。財源をどこに振り向けるかというのは、今日もいろいろご意見をいただいていますが、色々考えていきたいと思います。

     

    (参加者)

    ほかのまちに住んでいたときは保健師さんに気にかけてもらえてたんですけど、京田辺では、やることだけやって終わりって感じで気にかけてもらってるって感じられなくて寂しかったです。

     

    (市長)

    育休に入る保健師が年代的に多かったりして、引き継ぎがうまくできてないというのはあるかもしれないです。担当の保健師がきちんとご家庭と向き合いながら、子育てについて対応していくということでやっているんですけど、そういったご意見があったことは真摯に受け止めて、子育てされてる方と保健師とのコミュニケーションの取り方とか、改善するためにいろいろ考えていきたいと思います。

     

    (参加者)

    実家が遠方でなかなか2人目に踏みきれない人へのサポートがほしいです。関東では、自治体が費用負担して「産後ドゥーラ()」を利用しやすくしているところもあります。産後ケアやクーポンの発行など、市として取り組んでいただけると、2・3人目を産み、育てやすくなるのかなと。

    ※産後ドゥーラ:産前産後の母親に寄り添い、家事や育児をサポートする産後ケアの専門家

     

    (市長)

    産前産後の関係ですが、私が市長に就任してから2・3年目に総合病院とも連携して進めている事業もあります。ドゥーラの話ですが、ドゥーラの役割とかがこちらでは関東ほど普及してないとかがありますので、その辺りは勉強させてもらいます。

     

    (参加者)

    宿泊の事業と日帰りの事業があって、宿泊事業はいろいろありますが、日帰りの事業は少ない印象です。以前に住んでいた精華町では、木津川市と連携して助産師さんを日帰りで派遣してもらえたんですけど、京田辺市は京田辺市の助産師さんしか派遣してもらえない。京田辺市には助産院がないので、夫が居ない期間だけでも日帰りで助産師さんが来てくれたら、ちょっと楽かなと思います。

     

    (参加者)

    同志社大学があるので、大学と連携ができたらなと思っています。神戸市では、短期大学と連携して、大学内にある遊び場みたいなスペースで、保育学生さんの実習もかねて子どもとふれあったり、講座を開いたりとかしているみたいなので、そういうも良いですよね。

    同志社女子大学にも、子育て支援ルームみたいなのがあったので、学生さんにとってはコロナでできない実習、子どもとのふれあいができて、お母さんにとっては子どもをちょっと見てもらえてという感じで協力していけたらいいなと思います。

     

    (市長)

    大学の個性をうまく生かしながらやりたいと思います。市民の皆さん方からもそういう声をいただいてるのでっていうことで、大学と向き合いたいと思います。

     

    (参加者)

    一度仕事を辞めて、子育てしながら、保育所も就職先も探さないといけない時に、精華町では保育園の入園説明と就職の説明を一緒にされていたので、京田辺市でもそういう説明会を開催していただければと思います。

     

    (市長)

    京都府の施策としてマザーズジョブカフェ()というものがあって、うまく市で活用できるかということを考えたいと思います。

    ※子育て中や母子家庭(ひとり親家庭)のママなど、一人ひとりのニーズに応じて、子育てと就業をワンストップで支援する京都府の就職支援窓口。


    まとめ

    (市長)

    今日はありがとうございました。すぐに取り組めることも時間がかかることもあるかもしれませんが、皆さんから今日伺ったお話を踏まえて、自治体としてできることはしっかりやっていきたいと思います。また皆さんのいろんなご意見いただけたらと思います。今日はありがとうございました。

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