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あしあと

    市民みらいミーティング開催結果(将来の夢と京田辺のまちづくり)

    • [2022年1月27日]
    • ID:17298

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    日時

    令和4年1月8日(土)午前10時~11時

    場所

    田辺中央体育館

    参加者

    新成人(「成人のつどい」運営スタッフ)10名

    内容

    今回は、京田辺を「ずっと住み続けたいまち」「また戻って来たいまち」にするためにはどうすればよいか、若い世代の声を聞くため「成人のつどい」運営スタッフである新成人の皆さんと意見交換を行いました。

    市長あいさつ

    皆さんおはようございます。今日は「将来の夢と京田辺のまちづくり」というテーマで、皆さんが生まれ育ったこのまちに対してどんなイメージを持っていて、どんなまちになればいいなと思っているのかを聞かせてもらいたいと思って、お集まりいただきました。
    私自身は京田辺に生まれ育って、遠くに出たこともなければ一人暮らししたこともありません。このまちが居心地良くてずっと居るわけですが、若い皆さんは、これから先さまざまなライフステージの中で、まちを出ることもあると思います。まちづくりに携わっている私としては、京田辺を、例えば皆さんに新しい家族ができた時に戻ってきたいと思えるようなまちにしたいと考えています。そのために、戻ってきたいまちってどんなまちだろうということを、一緒に考える機会にしたいと思います。ぜひ忌憚のない意見を聞かせていただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

    意見交換

    京田辺市のイメージ

    (市長)
    今日は大住・田辺・培良中学校出身の皆さんが揃っておられますが、皆さんそれぞれ京田辺市に対して見えている要素が違うんじゃないかと思います。普段使う電車にしても、近鉄がベースの人もいればJRがベースの人もいるだろうし、買い物に行くところも違う。同じ京田辺でもそれぞれ活動範囲が違うと思うんですね。そんな中で、皆さんは京田辺に対してどんなイメージを持っていますか?
    20歳を迎えた皆さん方が、これから10年20年先、このまちに住みたいと思うには何が必要なのか、どんなまちにするのがいいのかを考えるために、まず、次の時代の主役となる皆さんが今持っておられるイメージをぜひ聞かせてほしいと思います。

    (参加者)
    個人的な意見なんですけど、京都や奈良や大阪に出やすいっていうのは、結構便利だと思います。車にしてもそうだし、電車にしてもそうですね。
    (参加者)
    「都会寄りの田舎」です。今、大学の関係で埼玉の本庄というところに住んでいるんですけど、そこと比べても田舎だなぁと思います。本庄には幹線道路があって、周りに食べ物屋さんがいっぱいあったり、商業施設が並んだりしてるんですが、この辺はあんまりないじゃないですか。そういうのを見ると田舎やなぁって。
    でも僕は、田舎が好きというか落ち着いている方が好きなので、京田辺市の方が好きです。
    (市長)
    どちらかというと、プラスイメージの「田舎」なんですね。では逆に、マイナスイメージの田舎だという意見はありますか?
    (参加者)
    住みやすいところはいいと思います。でも、ちょっと物足りないです。
    (参加者)
    私も同じです。百貨店やイオンモールみたいなのを作ってほしい訳じゃないんですけど、もうちょっと大きい商業施設があって、例えば映画館ができたり、GUやユニクロが入ったり、せめて城陽のアル・プラザぐらいの規模がほしいです。そこが、田辺では物足りない、京田辺市内では生活を完結できない原因なのかなって思います。
    (企画政策部長)
    ちょうど今、アル・プラザの北側は一面田んぼですけど、あの辺りから木津川に向かって宅地を造成して、商業施設を誘致する計画が進んでいます。来年・再来年に建つということではないですけど、5年ぐらいしたら市街地ができてきます。皆さんが希望するブランドの店舗ができるかどうかはわかりませんが。
    (市長)
    京田辺は京都市や大阪市になれないから、よそ行きの服を買うつもりはないけど、普段着のちょっとした買い物が市内でうまく完結できたらいいねって感じかな。
    例えば、TSUTAYAとスターバックスが一緒に出店しているのがよくありますよね。ああいうのが田辺にあるとどうかな?

    (参加者)
    うーん、違いますね。なんか田辺の良さがなくなるんですよ。そんなのができると、なんか「映え」てしまうんですよ。
    (市長)
    「映え」はいらない?
    (参加者)
    いらないです。道が混むんですよ。人はあまり来てほしくないですね。市長さんからしたら人が来る方がいいかもしれないですけど、僕ら的には、車が混んだりすると不便になるから、良くも悪くも田舎っていうぐらいがちょうどいいです。
    (市長)
    適度に買い物しやすくて、適度に動きやすくて、快適に過ごせるのが一番っていうこと?
    (参加者)
    そうですね。
    (参加者)
    京田辺って、大学の友だちとかに聞いたら存在は知ってるんですよ。「あぁ同志社があるとこね」みたいな。でもそれ以外は何も知られてない。例えば宇治だったらお茶が有名じゃないですか。平等院とかもあって。それは作ろうと思って作れるわけじゃないけど、何か印象がないイメージがあります。京田辺にも玉露があるのは知ってますけど、誰も飲まないし、イメージが薄いです。
    (参加者)
    個人的な要望なんですけど、アル・プラザの駐車場が有料になって、相当お客さんが離れたと思うんです。僕の親も有料になってから買い物に行かなくなりました。僕もバイクで駐輪場を利用するんですが、無料のところがなくなってしまったので、無料の駐輪場を作ってほしいです。
    (市長)
    確かに駐車場・駐輪場を取り巻く状況は、昔に比べると変わってきていると思います。
    自転車に関しては無料の駐輪場があります。以前はバイクも無料で利用できていたんですが、中にはマナーの悪い利用者がいらっしゃって、ちゃんと駐輪スペースに置かずに通路に停めて自転車が出せなくなったり、自転車を出そうとしてバイクを倒して傷つけたり、というようなトラブルが何度もあったので、無料で利用できる範囲を自転車だけにしたんです。マナー良く使ってもらえていたら、そんな制限をする必要はなかったのかもしれないけど、無料なので、どうしても目が行き届きにくかったということもあって、制限をかけたというのが実情です。それで今は、原付は有料のところばかりになっています。
    アル・プラザに関しては、駅前ということが一番大きいんじゃないかと思います。駅前にある駐車場が無料だったら、みんながそこに車をとめて電車に乗って出掛けたりしますよね。それではやっぱり商業施設としては困るわけです。
    (参加者)
    個人的には今の京田辺で満足しています。電車で奈良も大阪も京都にも1時間ぐらいで行けるし、学校やバイトが京都市内で、買い物も京都市内でできるので、栄えた感じを京田辺には求めていないです。日中はそういう賑やかなところに出ているからこそ、帰ってきたときは落ち着きたいです。だから京田辺にはあんまり栄えてほしくないです。
    (参加者)
    私は新田辺駅と京田辺駅がもっとくっついたらいいなと思います。あと、駅の東側の商店街がもっと栄えたらいいと思います。
    (参加者)
    京田辺って何かありそうで何もないなって感じです。松井山手も何かありそうな雰囲気なんですけど結局何もないので。
    (参加者)
    防賀川の桜並木がすごくきれいなので、ちゃんとライトアップとかしたらいいと思います。
    (参加者)
    田辺高校の前もすごくきれいですよね。
    (参加者)
    そういうのをするとまたマナーの悪い人が増えてくるから。静かな方がいいよ。

    将来、京田辺に住む?住まない?

    (市長)
    皆さんはこれから先、仮にこのまちを出たとして、もう一度、子育てとかいろんな場面で京田辺に戻ってきたいと思いますか?関東の大学に通われている人はそちらで就職するかもしれないけど、将来住むところの選択肢として、京田辺市は入ってるのかな?

    (参加者)
    私は入っています。4月から就職するんですけど、「家から通えるところ」で決めたので、ここから出るつもりはないです。
    (参加者)
    僕は京田辺という選択肢はないです。京都や大阪や奈良に出やすいですけど、それでもやっぱり時間はかかるし、それなら最初からそっちに住んだ方が便利だと思います。移動時間が無駄だと思っているので。
    (参加者)
    私もできたら京都市内に住みたいと思っています。でも親は地元にいてほしいと思ってるし、地元の友だちも好きなので、すぐに戻れる距離にはいたいなと思っています。京都市は財政破綻とか言われてるから、京田辺市はどういうところからお金を得ているのかということも気になっていて。久御山町みたいにリッチだったら戻ってきたいですが、京田辺市はどうですか?
    (市長)
    京田辺市は、財政がものすごく豊かという訳ではないけれど、皆さんに普通にサービスを提供できるだけの財政力は持っています。理由として一番大きいのは、京田辺市は合併せずに市になったことです。合併して市になると、どうしても管理する範囲が広くなるでしょう。京田辺市の面積は約40㎢、大体横4km縦10kmのまちなんですね。これが、いくつかの町が合併してできた市だと、面積が京田辺市の10倍以上で、人口は京田辺市より少ないというところもあります。そうするとものすごい行政コストがかかるんです。
    京田辺市は、松井山手周辺・新田辺周辺・三山木周辺で、それぞれコンパクトにまちを作っているので、比較的その地域に人が集まっているんですね。面積も狭いし人も集中しているから、行政コストがかかりにくいんです。加えて、皆さんが便利だということは企業にとっても便利だということで、いろんな企業が立地してくれているので、当面は、京都市のように市民の皆さんにお願いをしないといけないようなレベルではないです。今後もこのレベルを維持して、どんな時にも安心してサービスが受けられるような財政基盤を作っていかなければと思って市政運営をしています。

    (参加者)
    僕は今、埼玉に住んでるんですが、埼玉の北の方って土地がすごく広くて、庭付きで車3台ぐらい停められるような家を、こっちより断然安く建てられるんです。そういうのを考えると、向こうの方がいい家にも住めるし、東京にも行こうと思えばすぐ行けるし、商業施設もたくさんあるんで、暮らしやすいかなと思うんですけど、僕はやっぱり京田辺市の自然が好きなので、京田辺市の方がいいなと思います。
    (市長)
    それは小さい頃から、例えば防賀川の桜並木とか、地元のちょっとしたところに慣れ親しんできたから愛着があるということなのかな?
    (参加者)
    ありますね。埼玉って関東平野なので、ものすごい平地じゃないですか。でもこの辺りは坂道もあって、もともと山だったところもあって、木もいっぱいあって、自然って感じがするんです。埼玉はずーっと平地で、山も見えない。
    (市長)
    平原が続いている感じ?
    (参加者)
    そうです。僕は京田辺みたいな自然な感じの方が好きなので。
    (市長)
    皆さんとしては、そういう自然を残しておいてほしいと思いますか?山を造成して工業団地をバーンと作るというのもよくあるパターンですが。
    (参加者)
    発展するなら、なくなってもいいですけど、残してほしい人もいると思います。
    (参加者)
    そしたら違う人が住みついてしまうかも。ガラっと変わってしまったら、都会好きな人が来るかなぁって。
    (参加者)
    この雰囲気が好きな人は住まなくなってしまうかも。
    (市長)
    そうですね。今でも、例えば子どもが生まれたのをきっかけに、周りに緑があって小ぢんまりした雰囲気が気に入って、大阪市内や京都市内から転入してこられるケースが多いです。今の時代、人を呼び込むためにどんどんマンション建てて、っていうことにもなりかねないけど、まちのイメージを大事にしながらやらないといけないと思っています。

    人との交流機会について

    (市長)
    ぜひ20歳の皆さんに聞きたいんですけど、これからの行政サービスとして、どんなのがあったらいいと思いますか?例えば皆さんはスマホを使ってどんなことをしますか?パソコンはあまり使わないかな?
    (参加者)
    大学生はパソコン使うと思います。
    (参加者)
    オンライン授業になったから、使うようになったと思います。4回生の先輩とかは、自分のパソコンを持ってないと言ってたので。
    (市長)
    そうか、みんなこの2年はほぼオンラインだったんですね。オンラインになって良かったことは何かな?
    (参加者)
    登校しなくていいことです。登校時間がなくなったこと。
    (市長)
    じゃあ逆に、悪かったことは?
    (参加者)
    人との交流が極端に減りました。

    (参加者)
    私は自分なりに交流を見つけて大学の友だちもいっぱいできて、結構楽しかったです。
    (市長)
    それはどうやって見つけたの?
    (参加者)
    オーケストラに入ってて。公認団体なので練習させてもらえたんです。だから自分は友だちも見つけて楽しく過ごせたんですけど、中には、沖縄の大学に行ってSNSとかをうまく扱えなくて、周りと関わりを持てずに、退学して帰ってきちゃった子もいました。そういうのを見てると、かわいそうだった人も居るんじゃないかなと思います。
    (市長)
    大学の授業もオンラインで動画配信になりましたよね。大教室は無理でも、ゼミとか少人数の授業はやっぱり集まっておかないといけないなと思います。
    人との交流という観点からすると、京田辺市では今、新たなお祭りの創造みたいなことを考えています。もっと市内で交流できる、まちのいろんなことを知ってもらう機会を作れないかと。「京田辺にこんな企業があってこんな商品を開発して、こんなことができます」とか、スポーツ団体や文化団体が「今こんなことやってます」とか、そういう展示・体験会みたいなのをやって、京田辺のことをみんなに知ってもらうような、新たなお祭りみたいなイベントを考えているんですが、そういうのに関心はありますか?
    (参加者)
    地元で就職したいという人だったら、インターンとかにつながるなら、大学生は興味を持つかもしれないです。
    (市長)
    なるほど。市内の企業さんも人材の確保に相当苦労されています。短大卒ぐらいの給料払ってもいいからインターンに来てもらって、そのまま学生生活を過ごしてもらっていいんじゃないかとおっしゃっているところもあります。それぐらいやらないと人の確保ができないということで、もっと自分の会社を知ってもらいたいという企業さんが増えているので、何かしらのきっかけは必要なのかなと思っています。

    渋滞が気になる

    (参加者)
    山手幹線の大住ケ丘のあたりが、毎日夕方になるとすごく渋滞するんですけど、どうにかして2車線とかにできないですか?
    (市長)
    今検討しています。あそこは車道・自転車道・歩道になってますよね。その自転車道路を潰して車道にして大丈夫なのかなど、交通量調査も含めてやらないといけません。道を造るには細かく基準が決められているので、その基準どおりにできるのか、もしかして歩道まで削らないといけなくなったとしたら本当にそれでいいのかなど、相当考えないといけません。まずは京都銀行の辺りまで、技術的に可能かどうかの検討は、今しているところです。
    渋滞の話が出ましたけど、国道307号は混んでいる実感ありますか?
    (参加者)
    JRと近鉄の線路を超える跨道橋のT字路になっているところが、なんかうまくいってないなと思います。

    (市長)
    昔と比較しても、通過交通を含めて相当交通量は増えています。ただ、307号は国道ということもあって広げるのはなかなか難しいので、市としては、山城大橋のトヨタのあたりから田辺北インターのあたりまで、木津川の堤防沿いに道を造ろうと検討しています。そうなると車の流れが相当変わると思います。ただ、それまでに土地の交渉があったり、道を造るとなると20年仕事になってしまうので、皆さんが40歳になった頃にできるぐらいかもしれません。
    また、先ほども言ったように、アル・プラザの北側に新しい市街地を造ろうとしています。でも、今のままだとそこへつながる道が307号からと、八幡木津線のニチダイのところからしかないので、交通量がパンクすることは目に見えてます。だから道をどうするかというのは今ずっと考えているところです。

    中学校生徒数の偏りを解消するには

    (参加者)
    培良中学校だけ、人数少なくないですか?
    (市長)
    少ないですよね。田辺中学校が今度また大きくなるんです。
    (参加者)
    ちょっと培良にちょうだい(笑)
    (市長)
    市内の3中学校の生徒数のバランスを取るには、今、生徒ちょうだいって言ってたように、校区変更という方法がありますよね。もう一つ、例えば英語だったり情報だったり、培良中に特色を出して、校区関係なしに市内のどこからでも通えるようにするという方法もありますが、どうですか。
    (参加者)
    英語だったら文系でも理系でも必要な科目なので、英語教育に力入れてます、ってなったら志願してくれる人がいるかもしれないです。
    (参加者)
    制服を変えるとか。
    (参加者)
    培良中だけ修学旅行沖縄とかにしたら?
    (参加者)
    コロナが収まったら、培良中だけ修学旅行は海外だったらいいかも。
    (参加者)
    培良国際中学校みたいな感じ?
    (市長)
    イメージはそういう感じです。培良中に特色を出してね。
    今、田辺中は生徒数が800~900人ぐらいなんですよ。大住中が700人ぐらいで、培良中は300人ぐらい。田辺には同志社山手、大住には山手西などの大規模開発があるけど、培良中校区にはないから、その違いですね。いずれは他の2校にもそういう時期が来るんだけど、先に培良がそういう時期を迎えてるから、いろんな課題が見えてきているんですね。
    (参加者)
    培良中がなくなってしまうのは悲しいです。
    (市長)
    培良中をなくさないようにどうするか、他の2校の混雑度合いをどう解消するか、ということはよく考えていかないといけません。今日は、皆さんにご意見をいただきましたので、十分検討させていただきます。

    まとめ

    (市長)
    今日は、次の時代を担う皆さん方が、少しでもまちを知るきっかけになればいいなと思ってこのような場を設けさせていただきました。今、京田辺市の職員の半分以上が市外在住なんですね。市外が悪いということではありませんが、半々ぐらいにはしたいと思っています。皆さんにはこれから先、いろんな可能性がありますが、その中に、京田辺市に住む、京田辺市で働くという選択肢を入れておいてもらえたらと思います。
    本日はどうもありがとうございました。

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