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あしあと

    市民みらいミーティング(市政協力員地域別懇談会〈田辺地域〉)開催結果

    • [2019年11月18日]
    • ID:14092

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    区・自治会活動の活性化について

    開催写真

    日時

    10月9日(水)午後7時~8時

    場所

    市役所3階 305会議室

    参加者

    田辺地域の市政協力員(7名)

    内容

     今回は、田辺地域(田辺区・一休ケ丘自治会・薪区・河原区・興戸区・新田辺東住宅自治会・田辺団地連合自治会・新田辺西住宅自治会)の市政協力員地域別懇談会に参加しました。

     同懇談会は、平成30年度に市政協力員連絡協議会の役員会で提案されたもので、地域ごとに市政協力員が集まり、地域の課題などについて話し合うため、昨年度から開催されています。

     懇談会ではまず、すべての市政協力員を対象に8~9月に実施した「区・自治会活動活性化に係るアンケート」の調査結果について事務局が説明し、その後、区・自治会活動の活性化について意見交換を行いました。

    市長あいさつ

    区・自治会を取り巻く状況の厳しさについては、皆さんも日々感じておられると思います。行政としてはすべての局面に手を届かせる必要があるのですが、マンパワーや財政的な問題で、行政だけでは難しいところもあります。そこを区・自治会のみなさんと協力することで、車の両輪のような形で、市民の幸福の実現に取り組んでいきたいと考えています。

    少子高齢化や価値観の多様化で、すべての人が区・自治会活動に参加いただけるような時代ではなくなりました。その課題や悩みを共有し、一緒に良い解決法を見つけられるよう取り組んでいきたいと考えています。今日は、田辺地域の将来に向けて、ぜひ積極的に発言いただきたいと思います。

    自治会運営について

    (参加者)

    問題として大きいのは役員のなり手不足で、自治会役員の肩書きがつくこと自体に会員の抵抗感があります。お願いしても、大変な仕事を受けるイメージを持たれてしまう。私の場合は、現役時代、家に寝に帰るだけの生活だったので、地域へのお返しの気持ちもあって、当時の自治会長に申し入れて自分から役員に立候補しました。今は定年の延長もあり、自分の趣味に時間を使いたい気持ちも分かるし、「地域のために」という方は徐々に減ってきています。

    これまでは、60歳で定年して、シルバー人材センターで自分のスキルを生かすため登録して活動する方も多かったですが、今はシルバー人材センターも会員が伸び悩んでいるようです。

    (参加者)

    地域によって、組織の成り方から違いますよね。うちの区は組-班-グループで構成されていて、グループの中から1人の役員を選出しています。現在14グループあり、14人の役員から4役を選出し、さらに上に区長がいる、というかたちです。役員までは自動的に決まります。皆さん、地元のためにということで出てきていただいています。

    (参加者)

    うちの自治会は、公営住宅であるために、入居基準として家族合算で収入が一定額以下でないと入居できません。愛知県では、外国人労働者が多く、自治会長が外国人という団地もあります。今後、外国人労働者が増加すると、公営住宅の状況も変化が出てくると思います。現在でも高齢者単身入居が増え、買い物難民も増加しています。東京のある団地では、コンビニが移動販売車で巡回しているそうです。

    これまでは祭りを中心に親睦事業を行ってきましたが、今年は、周辺道路を使わずに団地内の小さい広場に集約して開催してみましたが、互いの顔が良く見えて、非常に良かったと思います。運動会は別日で開催していて、15種目の競技を、個人参加で楽しくやっています。

    基本的に未加入者はいませんが、途中脱会される方はいらっしゃいます。専門部会を減らし、行事も減らしていて、ボーリング大会など趣向的なものは自治会では実施せず、やりたい方で取り組んでもらっています。ちなみに一番人気なのはグラウンドゴルフです。

    (参加者)

    役員負担を軽減するためイベントを小さくすることも1つの方法ですね。うちでは、新住民の方や若い方はイベントに来ていただく方が多く、大きい事業のまま続けています。何とか維持するため、専門部会を作って開催しています。

    (参加者)

    地蔵盆や夏祭りにも、各専門部会や団体に模擬店を出してもらっています。小学校周辺には子どものいる世帯も多く、喜んで集まってくれているので、できる限り縮小はしたくない。高齢化で模擬店を出すにも大変苦労していますが、売り上げでそれぞれの部会が懇親を深めて活動を活発にしてもらえたら、よい循環になるのではないかと思っています。こうした工夫で、事業の縮小はせず、イベント会場も参加者で一杯になっています。

    (参加者)

    昔のように、役員が集まって宴会などで親睦を深めるのは、若い年代の方には馴染まないんじゃないかと思います。若い役員は、運動会、文化祭などの行事には一生懸命手伝っていただけるので、それぞれの事情を考慮しながら地域に協力する時代なのではと思います。

    (参加者)

    自治会に事務職員を置くと、活動が非常に活発になります。うちでは、4つの集会所の稼働率はほぼ100%。色々な相談などにも来られるし、いつも賑やかですよ。

    (参加者)

    役員の負担を減らすのは一つの大きな課題。事務をやってもらう人を置くことで、一定の負担は軽減できますが、事業に関しては、やはり役員に相当の負担がかかっています。ただし、事業をすることで加入促進の材料にはなるので、事業を通して会員を確保していこうと思っています。事業には、各種団体の参加を呼びかけていて、これまでも女性部や青年部を作るなど工夫してきました。ほとんどの事業は、子ども会などの団体が頑張ってくれています。

    新興の地域は区内に7つあり、それぞれの地域から、区の協議員として1名ずつ出ていただいています。一方、旧村には東・西・北の3地域があって、それぞれ選挙で協議員を選んでいます。区長などの役員は、地域のことに詳しい旧村の者が担うことが多い。旧村から出る役員は、地域で生まれ育った恩返しの気持ちでやっている人も多いです。

    新興地の協議員には、加入促進の担当を担ってもらって、班長と協力して個別訪問で勧誘していただいています。戸建ての加入率は比較的高いですが、集合住宅は難しいです。

    (参加者)

    それ以外の地域では、役員の選出はどのようにされていますか。

    (参加者)

    役員の対象者は全員ですが、名簿が出せないので選出方法が難しいです。旧村では1回役員になると10年近く携わることになる。

    (参加者)

    実行組合、神社の総代選挙の際は、関係者が限られているため、役員免除の方を反映した名簿を使い決定しています。区の役員を選ぶ際は名簿を作ることが難しいので、投票にしても名前がわからないので白票が多くなります。

    (参加者)

    26ある各棟の自治会から会長、副会長、会計、専門部担当2名を選んで、連合自治会に入っていただいています。連合自治会では私が長く会長をしているので、その他の役を4つのブロックに分けて輪番制で担っています。

    (参加者)

    輪番制にすると辞めたい人が出てきて、脱会されていきます。今年、組織の見直しを進めており、情報収集しているところです。

    (参加者)

    入居した順番に新しい世帯から役があたります。各班から2名ずつ出し、その中で役員を決めるのですが、新規入居の方ばかりで、地域の事が何も分からず苦労します。

    たくさん家が建った班はあたるのが遅くなります。私も今回初めて会長をしましたが、仕事も多く、誰かサポートしてあげないとだめだと思いました。会長のなり手がいない。会長を辞めた後は手伝おうと思います。

    地域の課題(違法駐車・不法投棄)について

    (参加者)

    夜間の路上駐車が非常に多く、団地内の空き地を利用して、20台分の外来者駐車場を無料で貸し出す仕組みを作ったら、ぴたりと収まり見事に成功しました。

    (参加者)

    ゴミステーションに、その曜日の収集品目ではないものが捨てられていることが多いです。エリア以外の通りすがりの人が捨てていくんですね。マナーが悪く、対応が難しい。今後、大きな問題になってくると思います。

    (参加者)

    ごみネットではなく、蓋付きのボックスにすると不法投棄がなくなりました。ごみステーションは常にきれいにし、普段からゴミを置かず、その日の朝に出すなど、地域のルールをまず徹底することが重要だと思います。常にゴミが置いてあると捨てられやすくなります。

    これからの地域づくりについて

    (市長)

    今回、市政協力員の制度見直しがあり、この機会に自治会・行政のそれぞれの事情がある中で、最適なところを模索しなければいけません。行政ですべてを賄うことはできないと思っています。地域の要望事項は重く受け止め、的確に対応していくために、来年度に向けて制度設計も含め整理していきたいと考えています。

    これに併せて、区・自治会が抱える課題に対して行政としてどう寄り添っていけるのかも考えていきます。1年、2年でできるものではありませんが、何とか見える形にしていきたいと思っています。

    市職員の半数以上は京田辺市外から来ているので、市内の地名を聞いても分からない者もいます。地域の皆さんと伴走できる職員をどう作るか、セットで考えていきます。特に新しく入庁してきた若い職員を、地域の人に育てていただくことが大事だと思っています。

    また、区・自治会が広域的に取り組んでいただくこともお願いしたいと思っています。小さい自治会でできることは限られていても、隣の自治会と協力すればできることがあるはず。例えば、防災、防犯や子どもや高齢者に向き合う取り組みなど。何かきっかけになればと、市としても仕組みを相談しているところです。引き続きご意見をいただければと思います。

    (参加者)

    自治会にも色々な形があります。組織の大小、加入率、組織体制もさまざま。大切な伝統は残し、だめなところは変えていく必要があります。市として現状をどうとらえていくか、市長のリーダーシップに期待しています。

    (市長)

    何かをキーワードにして協力できることを模索していくことが大切です。

    例えば避難所運営一つをとっても、災害が起こったら、実際、職員は3名程度しか派遣できません。避難所を開け、災害対策本部との連絡で手一杯。避難された方のお世話も十分にはできない。そうした時に、何を頼りにするのかを正直に市民に伝えて、どうやって命を守るのか、地域と一緒になって考えたいと思っています。

    (参加者)

    個人個人の意見はバラバラなので、区長、自治会長が地域の声をまとめ、横の連携を深める必要があると思っています。1つの自治会が隣の自治会に声をかけるのは難しいので、市が音頭をとって横の連携を拡大してもらえれば。

    (参加者)

    現在、田辺地域は、田辺、河原、薪、一休ケ丘、興戸の5地区で協議の場を自主的に設けていますが、もう少し地域を拡げていくことも考えられます。

    (市長)

    市政協力員連絡協議会がなくなる中で、区長・自治会長の連携の場を作っていくことが重要で、皆さんの力を頼りにさせていただきたいと思っています。具体的なテーマがある方が連携が進みやすいと考えており、手探りになるとは思いますが、例えば、福祉、防犯、防災などが適しているんじゃないかと。

    各地域からいただいている要望の防犯カメラ設置についても、仕組みは庁内で議論中ですが、カメラが設置されたからといってすべて解決するわけではありません。他にも、地域の見守りなどと一体的に充実させ、防犯力を高めないといけないと考えています。

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    京田辺市役所企画政策部秘書広報課

    電話: (秘書)0774-64-1322(広報広聴)0774-64-1320

    ファックス: 0774-62-3830

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