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あしあと

    市民みらいミーティング開催結果(元気に年齢を重ねられるまちづくり)

    • [2022年3月14日]
    • ID:17438

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    日時

    令和4年2月9日(水)午前9時~10時45分

    場所

    普賢寺公民館

    参加者

    普賢寺地域「居場所」活動(ふげんじいきいきサロン)参加者13名

    内容

    高齢期を健やかに過ごすためには、適度な運動とバランスの良い食事、人との交流が大切です。市は、平成29年度から、高齢者が気軽に集い、運動・食事・交流を楽しむ「地域の居場所」づくりを支援しています。現在では地域住民が主体となり、市内19地域・21カ所で毎週活動しています。
    今回は、普賢寺地区の居場所活動「ふげんじいきいきサロン」を訪問し、参加者の皆さんと一緒に「京田辺元気いきいき体操」などで体を動かした後、健康で充実した毎日を過ごす秘訣などについて意見交換を行いました。

    市長あいさつ

    皆さんおはようございます。今日は皆さんの日頃の健康の秘訣や、それに対して市はどんなお手伝いができるのかということをお伺いしたいと思って、このような機会を設けさせていただきました。
    京田辺にお住まいの皆さんが、いきいきと年齢を重ねていただけるようなまちにしていきたいと思っておりますので、短い時間ですが、ざっくばらんにお話しいただければと思います。

    意見交換

    私の健康法

    (市長)

    それではまず、皆さんが普段健康に関して気をつけていらっしゃることをお伺いしたいと思います。こうやって聞くと、皆さん「私なんにもしてないから」とおっしゃるんですけど、こういうサロンに参加される方は、だいたい何かしておられますね。一方で、最近はコロナということもあって、ずっと家におられる方もいらっしゃいます。そんな方々に対して、市としてはどうすれば元気に動いてもらえるか、ということを考えないといけません。今日ご参加の皆さんから元気の秘訣をお伺いして、ヒントをいただきたいと思います。

    ちなみに私の健康法は、歩く機会が少ないので階段を使うことを心掛けています。あと、家でスクワットと腕立て伏せをやっています。ですが先日、小学生の息子とキャッチボールをしたら、夕方ぐらいに肩が上がらなくなってしまって、これはちょっとまずいなと思っています。

    (参加者)
    私は5人家族で、食事は若い人と同じだけ食べます。家でじっとしてることが嫌いなので、毎朝家の中を全部掃除して、それから新聞を読んで、テレビを見たりして、夕方は友達と一緒に1時間ウォーキングしています。それが楽しみになってきて。空気もいいので、それも私の健康にはいいのかなと思っています。
    それと毎日日記をつけています。日記もウォーキングも長く続けていますので、これからも頑張って続けようと思っています。そうやって上手に歳を重ねて、ピンピンコロリでいきたいです。
    あと、ここでやるグラウンドゴルフも楽しいし、この「いきいきサロン」も、月1回市の職員さんが来て楽しいゲームをさせてもらえるので、今度は何をしてくれるのかな、と楽しみにしています。これからもご支援よろしくお願いします。

    (参加者)
    私はいつの間にかここでの最高齢者になりまして、89歳です。これということは何もしてないんですけど、家の中をよく歩いています。あとは時々、畑の草を引きます。それから私も日記を書いています。それと、グランドゴルフも大好きです。あとは旦那のこともしないといけないし、いろんなことをやってます。

    (参加者)
    私はかれこれ10年近く独居老人なんです。まさか夫が先に逝くとは夢にも思っていなくて、がんで3カ月の患いだったんですけど、それがとても悔しくて寂しくて、落ち込みました。そんな時に民生委員さんが訪問してくださって、いろいろフォローしていただいて、市から緊急用の電話も付けていただきました。緊急電話を付けていただいたら、定期的に「最近どうですか」っていう電話があるんです。市にもいろいろお世話になりながら現在に至ってます。
    コロナで息子家族や娘にもあまり会えなくて、孫とは丸2年会ってなかったんですが、今年のお正月は来てくれたので、家中があたたかい空気になりました。それが、孫たちが帰ってしまうと、さーっと熱が引いてしまってね。でも1人になったらなったで自分の自由な時間だし、いい点もあります。孫は現代っ子で、デジタルなことは全然わからないので教えてもらうんですけど、若い人たちは動作も速いし、空気がまぜこぜになって後で疲れてしまうんです。そういうことで、一人暮らしもいいなあと。今年のお正月はそんな感じも受けました
    生活リズムで以前と変わったのは、朝夕お仏壇にお供えするようになったのと、夫の食事やお酒のあてを用意しなくてよくなったこと。そう考えたら私って幸せやなぁと思います。

    (参加者)
    私は毎日忙しくて、朝はふれあいの駅でみそ造りなどをして、それから歩きます。毎週2回、水辺の散策路も歩きますし、1日だいたい2万歩ぐらい歩いています。だから元気もりもりです。

    (市長)
    毎日2万歩っていうのはすごいですね。

    (参加者)
    コロナの交付金で市から万歩計をいただいたので、いきいきサロンのみんなで歩数を記録して、歩いた歩数を中山道六十九次に見立てて、日本橋まで歩こうというゲームをしています。

    (市長)
    皆さん一日に何歩ぐらい歩かれるんですか?

    (参加者)
    6,000~7,000歩ぐらいです。

    (市職員)
    普賢寺の皆さんはグラウンドゴルフをされるので、皆さん多いですね。

    (参加者)
    家に居るだけの日は3,000歩ぐらいです。

    (市長)
    皆さんはよく歩いておられるのと、毎日やらないといけない用事がたくさんあるのがよく分かりました。あと、日記というのがありましたけど、皆さん日記はつけておられますか?
    (ほとんどの方が挙手)
    すごいですね。どれぐらい続けておられるんですか?
    (3年・15年・20年などの回答あり)

    (市長)
    他に気をつけておられることはありますか?

    (参加者)
    3食しっかり食べます。

    (参加者)
    食事はこのサロンでもいろいろ勉強させていただいて、青い魚をできるだけ食べたり、いろんな種類を偏らないように食べたりしています。妻が仕事の日は、私が家事をしています。

    (市長)
    こだわって食べているものはありますか?

    (参加者)
    生ジュースを飲んでいます。いろんな野菜と果物、お茶やウコン、きな粉など20種類ほど入れて、ずっと飲んでいました。夫が亡くなってからは1人だと余るので、最近は面倒くさくなってきました。

    散歩していて気になること

    (参加者)
    ここにいるメンバー4人ぐらいで、犬も連れてウォーキングしています。普賢寺川沿いに多々羅の方へ行くんですが、他にも犬を散歩させている人がたくさんいて、至る所に犬の糞があるんです。

    (参加者)
    ふれあいの駅に、車で犬を連れてきて散歩させてるんですね。後始末の道具を持っておられない人には「今度から持ってきてな」って言うんですけど、持ってないのが当たり前みたいな感じです。ふれあいの駅に来てるのか犬の散歩に来てるのか、2~3匹連れている人もいて、前は糞を拾ってましたけど、キリがないです。

    (市長)
    車でふれあいの駅まで来て、犬の散歩に行かれてるんですね。

    (参加者)
    そうなんです。水辺の散策路を川沿いにずーっと。

    (市長)
    例えば市が、ふれあいの駅に新聞と袋を置かせてもらって、「散歩する時はこれを持って行って」と言うのはどうでしょう。

    (参加者)
    それで持って行ってくれる人は、ちゃんと家から持ってきてくれます。

    (市長)
    他の地域でも、糞の後始末をしないという話をちらほら聞いています。以前は後始末が当たり前のマナーだったんですけど、最近ちょっと増えてきてるのは市としても気になっているところです。地元の皆さんが始末してくださっているのはありがたいことですが、「してもらえる」と思われてしまってはいけませんので、どんな手立てができるのかしっかりと考えたいと思います。ありがとうございます。

    公園の利用と管理

    (参加者)
    公民館の裏の公園にバスケットボールとハンドボールのゴールがあるんです。それを目当てに他の地域から子どもがたくさん来ます。それはいいんですが、草を引いたり管理をするのは、私たち地元の高齢者ばかりなので、何とかならないかなと思います。それと、グラウンドゴルフをするのに、他の地域と比べるとこの公園は少し狭いです。健康ということを考えても、もう少し広かったらいいなと思います。

    (参加者)
    子どもたちが使った後は地面が荒れて、グラウンドゴルフのボールが途中で曲がってしまうんです。

    (参加者)
    ゴールが、田辺公園かここにしかないって言ってました。

    (市長)
    そうですね、ゴールを設置している公園が少ないのと、最近はボール遊びを禁止している公園もあるので、余計にそうなるのかもしれません。

    (参加者)
    バスケットボールやハンドボールをやりたい子どもたちの多いところへ、ゴールを持って行ってもらったらいいと思います。

    (市長)
    今後、使用状況を見て、できることを考えさせていただきます。

    免許証返納後の移動に困る

    (参加者)

    運転免許証を返納して、バスが1日2本しかないのでタクシーを使っている人もおられます。以前は福祉のバスがあって、おばあちゃんたちが「行ってくるわ」と喜んで乗っているのを見ていたので、そういうのが何かできませんか?

    (市長)

    バス業界全体が厳しい状況の中、京田辺市ではまだ市内全域に公共交通が通っています。ただ、運行本数が少ないなど、使い勝手が良くないという話も聞いていますので、各公共交通の事業者さんとも相談しながら、どんなことができるか一緒に考えていきましょうということになっています。自分で運転できるうちはいいですけど、返納した後ですよね。皆さんのご意見も聞かせてもらいながら、しっかり考えますのでよろしくお願いします。


    本当に「居場所」が必要な人をどうするか

    (参加者)
    「公民館で居場所づくりをしていて、みんなで遊んでるから来てくださいね」と声をかけても、「行きたいけど公民館まで歩いて行けない」というのを3人ほどから聞いています。私たちが送迎すればそれで済むんですけど、それは絶対してはいけないと思っています。ご家族が送迎できたらいいんですけど、お仕事があってそれもできない。そんな方たちこそ、こういう場に来て遊んでもらうのが一番なので、送迎の支援をしていただけたら嬉しいです。

    (市長)
    市としてもそれは気になっていて、そういう人たちにどうアプローチすれば良いのか悩んでいます。ずっと家に籠もっていたら気分も滅入るし、健康状態も悪くなりますから。皆さんは毎日6,000~7,000歩ぐらい歩いておられますが、せめて家の外に出て少し歩くとか、元気に歳を重ねてもらうためには社会とのつながり、外に出て人と話をするのが一番楽しいでしょうから、そのきっかけ作りをどうするかについては、皆さんの知恵を借りながら考えさせてもらいたいと思っています。
    普賢寺の皆さんは、どこにそういう方がいらっしゃるのか把握されていると思いますが、もっと難しいのが、そういうつながりが全くない地域の方をどうするかということです。新興住宅地は横のつながりがないところも多いので、そこでどういうアプローチができるのか、ずっと模索しています。だから、まずは顔の見える普賢寺のような地域の皆さんのお知恵を借りて、次にどんな展開ができるかを考えさせていただきたいと思っています。本当に心配なんです。少しでいいから出てきてほしいという思いで、一緒に取り組ませていただきたいです。

    (参加者)
    そうですね。「そんなとこ行きたくない」だったらいいんですけど、「行きたいけど行けない」とおっしゃるので、ぜひともお願いします。

    (参加者)
    みんなの声かけが大切やと思うんです。私もみんなが「おいでや、明日やで」って言ってくれるから「ほな行こか」となって、行ったら「楽しかった」ってなりますけど、それがないと最初の一歩がなかなか出ないと思います。
    そういう人たちにみんなが少しでも声をかけてあげないといけないし、市の方でも支援をしていただいて、一緒にできたらいいと思います。

    (市長)
    もう一つ心配なのが、子育て中の方が孤立化していることです。出産して一人でどうしていいかわからないという方。昔だったら誰かが声をかけたり手伝ったりすることもあったと思います。最近はコロナで外に出ることも少なくなって、家でずっと子どもと向き合ってたら、しんどくなることもありますよね。そんな時に市や地域で、どうやって支え合いができるのかを常に考えています。
    まずは外に出たいと思っておられる高齢の方をどうやって支えるかということをしっかり考えさせてもらいます。その上で、元気な皆さんに知恵をお借りして、次の世代もうまく支えていければと思っておりますので、よろしくお願いします。

    まとめ

    (参加者)

    私たちのたわいもない話に耳を傾けてくださってありがとうございました。京田辺市のこれからを担っていく子どもたちの施策も大切なことはわかっております。でもここまで京田辺市を支え見守ってきた高齢者の施策にも重きを置いていただいて、京田辺市に住んで良かったなとみんなが思える京田辺市をつくっていただきたいと思います。今日はありがとうございました。

    (市長)

    皆さん今日はありがとうございました。本来ならもっと皆さんといろんな場面でお会いしてお話を聞く場面があったと思うんですが、コロナ禍でそれもなかなか叶いませんので、今日はこういう機会をつくらせていただきました。

    これからの京田辺市が、誰にとっても住みやすいまちになっていくように、ぜひお力添えをよろしくお願いいします。

    お問い合わせ

    京田辺市役所企画政策部秘書広報課

    電話: (秘書)0774-64-1322(広報広聴)0774-64-1320

    ファックス: 0774-62-3830

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