市民みらいミーティング開催結果(将来の夢と京田辺のまちづくり)
- [2023年3月6日]
- ID:18881
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日時
令和5年1月7日(土) 午前9時30分~10時30分
場所
田辺中央体育館(体育館会議室)
参加者
新成人(「二十歳のつどい」運営スタッフ) 6名
内容
今回は、京田辺を「ずっと住み続けたいまち」「また戻って来たいまち」にするためにはどうすればよいか、若い世代の声を聞くため「二十歳のつどい」運営スタッフである新成人の皆さんと意見交換を行いました。
市長あいさつ
おはようございます。市長の上村です。昨年、成年年齢が18歳に引き下げられたことに伴って、今年から「成人のつどい」が「二十歳のつどい」という名称に変わりました。人生の節目の年ということで、明日「二十歳のつどい」に参加して、20歳を実感してもらえたらなと思います。
さて、本日皆さんに参加していただいている、この「市民みらいミーティング」ですが、京田辺をつくっていくためのアイデアとして、いろいろな方からご意見をいただきたいという思いがあって開催しています。
まちづくりをしていく中で、実は皆さんのような若い世代の方の意見を聞く機会というのは、あまりありません。逆に皆さんがまちづくりについて意思表示をすることもなかなかないかと思います。でも、ぜひ皆さんのような若い方からもいろいろお話を聞かせていただきたいなと思っています。
今回のテーマは「将来の夢と京田辺のまちづくり」ということで、「まちづくり」と聞くと難しそうと思われるかも知れませんが、今まで京田辺に住む中で、「これからこうなったら嬉しいな」とか「こうだったら京田辺にもうちょっと住み続けるんだけど」みたいなことをざっくばらんにお話いただけたらと思います。
こちらからもいろいろ質問させていただくかもしれませんが、本日はどうぞよろしくお願いいたします。
意見交換
自己紹介
※参加者が名前と出身中学校などを話しました。
京田辺の住みやすいところ・住みにくいところ
(市長)
京田辺の住みやすいところとか、逆に住みにくいと思っているところがあれば、お話いただきたいです。
(参加者)
僕は、小学校の時に京田辺に引っ越してきたんですけど、子育てがしやすい環境があるのかなと思っています。医療費が安くて、子どもが治療を受けやすかったり、保育園も幼稚園も割と身近な距離にあるので。
(市長)
ありがとうございます。手上げ方式でどんどん意見があれば言ってくださいね。
(参加者)
近鉄電車の急行が止まるので、ありがたいです。
(市長)
新田辺駅ですよね。ちなみに新田辺駅の東側って、スーパーもなくなってしまいましたけど、どんなイメージですか?
(参加者)
コンビニで買うよりも安いし、学校帰りなどに駅に向かうときに通るので、親に買い物を頼まれたりして、スーパーを割とよく利用していました。なので、なくなってしまって寂しいなっていうのと、また新しいスーパーができてほしいという思いがあります。
(市長)
なるほど、東側にスーパーがあればということですね。ほかに、皆さんのご意見はどうですか?
(参加者)
JRと近鉄と、駅が2つあるのが便利だと思います。特に新田辺駅の辺りでいうと、近鉄新田辺とJR京田辺があって、近鉄からは京都と奈良、JRからは大阪と、さらにそこから足を伸ばせば兵庫にも行けるので、4つの府県に行けるというのはいいな思います。
(参加者)
私は新田辺周辺にもスターバックスがほしいです。松井山手には2つあります。
(市長)
では、スターバックスのある大住中学校区の皆さんの意見はどうですか?
(参加者)
私は桃園小学校出身なんですけど、松井山手ばかり発展していっている印象がありますね。
あと、小学生の時に校区の外に出て遊んだらだめと言われていました。例えば、田辺小学校区にはアル・プラザがありますけど、桃園小学校区にはそういうところがないので、どこにも行けなくて、結局学校で遊ぶしかなかったですね。
桃園小学校区は、車の通行が少なかったりして、小さい子どもが遊ぶ場所はいっぱいあるんですけど、中学生・高校生になってから、集まって話をしたり、遊びに行こうってなったときには、松井山手の方に行くとか、ちょっと出ないといけなくて。
(参加者)
僕は、友達と新田辺東側の商店街の辺りを歩いていて、人が少なくて静かだったのがすごく気になりました。
(参加者)
私はアルバイトをしていて、そこで同志社大学の先輩と交流があるんですけど、その先輩たちが新田辺駅東側の区域のことを「裏(うら)たな」と呼んでいるんです。東側は裏ではないですし、そもそもなんで裏と表って呼ばれないといけないのかと思います。確かに発展しているのは「表」と呼ばれている西側ですけど、そう呼ばれている事実があるというのが悲しかったです。
(市長)
例えば、東京の渋谷区には「奥渋(おくしぶ)」とか「裏渋(うらしぶ)」と呼ばれているところがありまして、昔ながらの町並みだけどお洒落なお店があります。「裏」と呼ばれていますけど、そこにはネガティブなイメージはなくて、むしろ「ここはお洒落だよ」っていうポジティブなイメージで使われていますね。そういうメッセージの発信の仕方もあるので、「裏たな」って呼ばれているんだったら、「裏たな」ってお洒落だよって言われるようなまちになれば、皆さんの感覚からすると、どうですか?
(参加者)
そうなればいいと思います。
(市長)
新田辺の東側をどうできるかですね。でも、まさか大住中学校区の人から新田辺の東側の話がでるとは思わなかったです。
(参加者)
新田辺駅の辺りって、学校に行くときに通るのでどうしても気になってしまうんですよね。正月に親戚で集まったときにも、おばあちゃんや親戚のおじさんが、新田辺の東側のところをもうちょっと改善できないのかという話をしていました。
(市長)
そうなんですね。駅前のスーパーがなくなるとやっぱり影響が大きいですよね。
もともと田んぼがあったところを開発しようとすると、良くなることが目に見えるので、皆さんからの協力を得やすいんですけど、自分たちで商売をしていたり土地を使って何かをされていたりするところだと、そういうことがなかなか難しい場合もあります。新田辺の東側も、昔からあの場所で商売をされている方がおられるので、地権者それぞれの思いが少し複雑です。
でも、皆さんのような若い方が、新田辺の東側を良くしたいと思ってくれていることが、行政のエネルギーになりますし、地域の皆さん方にそれを伝えることであの場所を変えていく原動力にもなるので、ぜひこれからも注目をしてもらいたいです。そして、いろいろ動き出したときには、このまちをより良くするために皆さんからご意見をいただけたらと思います。
やっぱり、カフェが新田辺駅の辺りにあれば助かりますか?
(参加者)
あれば嬉しいです。
(市長)
カフェがあれば、家に帰る途中などに立ち寄って、お茶を飲んだりできますし、あの辺りにはカフェがあまりないですもんね。皆さん方からいろいろご意見もいただきましたし、新田辺駅の東側について、何ができるか考えていきたいです。
買い物について
(市長)
毎年、実行委員の皆さんと、「二十歳のつどい」の前にこのようなミーティングをしています。その中で、例えば、ユニクロなどの普段使いするような服を買えるところが京田辺にあまりないので、そういうお店ができてほしいというご意見は、多世代にわたって聞いていて、本市の1つの課題かもしれないと思っています。
高級なものとか、お洒落なものを買いに行くのであれば、京都とか大阪とか都市部に出るけれど、普段着とかのちょっとしたものを京田辺で買えたらいいのになということだったんですけど、皆さんはその意見に対して「私もそう思う」なのか、「別になくてもいい」なのか、どうですかね?
ちなみに皆さんは普段、買い物をするとき、どこに行かれますか?
(参加者)
京都市の河原町とか大阪に行きますね。
(市長)
それなら、京田辺以外のところに買いに行くから、京田辺にはそういうお店はなくてもいいよという感じですか?それとも、普段使いするような買い物ができる場所がやっぱりほしいですか?
(参加者)
アル・プラザをもうちょっと大きくしてほしいです。もしくは、イオンモールができたら嬉しいですね。
(市長)
ここから近いところだったら、高の原か久御山ですかね?
(参加者)
それぐらい大きい規模のショッピングモールが地元にあったら嬉しいですね。
(参加者)
あと、スポーツショップもあればいいなと思います。
(市長)
松井山手のツタヤがあったところに、去年の11月、無印良品ができましたけど、皆さんはどんなイメージを持っていますか?あまり行かないですか?
(参加者)
行きますね。
(市長)
実は、このお店は、単独のショップの中でも店舗面積が結構大きいので、相当リサーチをしてから、あそこの店舗に入ってくださいました。ということは、京田辺には、このお店が入ってくださるようなポテンシャルがあるということですし、そういうポテンシャルをいろいろな企業の方に知っていただくことが大事なのかなと感じています。
今、買い物とかの話をいろいろ伺いましたけど、それに関連してもう1つ、皆さんに聞きたいことがあります。アル・プラザの中と、新田辺駅東側に書店がありますけど、京田辺市には本屋さんがほとんどないです。もしかしたら皆さん、「本を普段あまり読まない」とか、「電子書籍で読む」ということもあるかもしれませんが、本屋さんにどんなイメージを持っておられるのかなって。
(参加者)
僕は京田辺市内にある本屋さんに行くんですけど、大学の講義で使う資料を買い忘れたときに、買いに行ったら置いてなかったり、欲しい本があって見に行ったらなくて、結局、四条とか京都市内の本屋さんに買いに行ったり、ということがあって本の品揃えに少し不満があります。
(市長)
なるほど。大きい書店に行かないと本が揃っていないところはありますよね。
ツタヤの社長が私の大学の先輩なんですけど、先日お話をしていたときに、本屋さんとかレンタルのお店は最近非常に状況が厳しいということをおっしゃっていました。でも、やっぱりまちに本屋さんがあるかないかって、皆さんへの影響も大きいので、そういう厳しい状況をどう乗り越えて、まちづくりと合わせていけるか、これからいろいろ考えていきたいと思います。
まとめると、ショッピングモールがあって、その中にスポーツショップとかチェーン店とかが入っていて、そこで服とかも選べたら嬉しいなって感じですかね?そんな店舗ができてくれたらありがたいですね。先ほどの新田辺駅の東側の話と合わせて考えていきたいと思います。
京田辺の中心部っていうと、皆さんのイメージはやっぱり新田辺ですか?
(参加者)
そこのイメージは変わってきているんじゃないかと思います。急行が止まる駅があるので、新田辺が中心部というイメージはかろうじてあるんですけど、最近は松井山手の辺りが発展しているので、僕は京田辺の中心部はどこかと言われたら、どっちもなのかなと思います。
(参加者)
個人的には、新田辺の方が居酒屋とかが多いので、この歳になると新田辺かなと思います。松井山手の方は子どもが多いので、そういう発展の仕方になっているのかなという印象です。
(市長)
確かに、松井山手の辺りはファミリー向けの飲食店が多いですね。新田辺は学生さんも多く利用されるので、お酒を飲めるお店がいくつかありますし、飲食店の使い方の地域ごとの違いは出ているかもしれないですね。それぞれの地域に特性があって、それに合わせてまちづくりを進めていきたいと思っています。
ただ、新田辺と京田辺の駅が近接しているあの辺りは、東側を含めて市の中心市街地として、これからまちづくりを頑張らないといけないなと思います。なので、皆さんにもぜひご協力いただけたらなと思います。
京田辺をずっと住み続けたいまちにするためには
(市長)
今すでに働いておられる方もおられるかもしれませんし、学生さんもこれから就職したら、転勤など仕事の都合で関東に行ったり、名古屋に行ったり、九州に行ったりすることもあるかもしれません。一度生まれ育ったまちを離れることは、皆さんの人生経験にとって、良いことだろうと思うんですけど、そうしてこのまちを離れたときに、京田辺には住みたくないという人はいますか?
(参加者)
いや、そんなことはないです。
(市長)
実家もあるしこの辺りに住みたいと思いますか?もしこれからも住み続けたいと思っていただけたら、最高に嬉しいです。
(参加者)
幼稚園や保育所、小学校もたくさんありますし、落ち着いていて、ガヤガヤしていないので、住みやすいと思います。なので、家庭を持ったら、京田辺に住むのもいいかなと思うんですけど、普通に一人暮らしをするんだったら、大学が近いとかの理由がなければ、もうちょっと都会に行くかなと思います。
でも、今イオンモールができてほしいとかは思うんですけど、帰ってきたときに発展しすぎていたら、変わってしまったと思ってしまうので、落ち着いている雰囲気は残っていてほしいですね。
(市長)
なるほど。今そんなご意見が出ましたけど、ほかの方はどうですか?
(参加者)
遊びに行くんだったら大阪とかの方に行くんですけど、京田辺に帰ってきたときに、田んぼが多い感じとかは残っていてほしいなと思います。
(市長)
田舎の感じですね。私、「この京田辺が大阪や京都のような都会にはならないよ」ってよく言っているんですけど。さっきの話で言うと、新田辺の東側が先斗町や河原町にはならないし、大阪の梅田にもならない。
でも、言ってくださったように変わり過ぎることはないけどちょっと変化があって、緑もあって、田んぼもあってほっとするような雰囲気をずっと残していきたいと思っています。ただ、まちとしては何も変わらないというのは、ただの停滞なので、そこは少しずつアップデートしていかないとなと思っています。
(参加者)
僕は、大阪とか京都はどちらかというと居心地が悪いというか、ちょっと落ち着かない感じがします。京田辺はやっぱり実家とかもあって、ホームであってほしいので、急に大きいビルがいっぱい建てられたりすると嫌ですね。緑とか落ち着いた雰囲気は残してほしいなと思います。
(市長)
いきなり駅前に高層ビルができて、30階とか40階ぐらいのビルが建ち並んでっていうのでなくて、今の落ち着いた雰囲気は残してほしいという感じですかね。
(参加者)
京田辺はまちと自然が合わさっているのが良いところだと思っているので、自然がなくなったら悲しいですね。やっぱり京田辺には自然を残してもらって、小さい子どもがいる家庭とかでも、子どもが家でゲームばかりして育つのではなくて、「山に虫捕りに行こうぜ」みたいな感じであってほしいですね。
(市長)
虫捕りとかしましたか?
(参加者)
京田辺には田んぼがいっぱいあるので、夏に友達と田んぼの辺りを歩いて、小さい虫を捕まえたりしていましたね。公園とかもたくさんあるんですけど、遊具が減っていたり、自分の家の近くの公園にも前はバスケットゴールがあったけど、今はもうなくなってしまいました。そういうところで子どもが遊んだり、自然とのふれあいとかができるようなまちにしてほしいです。
(市長)
たぶん大住ケ丘の公園の話を言ってくれていると思うんですが、あそこではボール遊びをしても怒られないですよね?
(参加者)
怒られないですね。
(市長)
最近は公園でのボール遊びを禁止されているところも多いと思うんですけど、あそこの公園は割と広いので、親御さんとお子さんが野球をしたり、テニスしておられるのを見かけますね。そういう場所は大事だなと思っています。
あと、私はずっとこのまちで生まれ育ったので、経験があるんですけど、なかなか田んぼに素足で入ることってないじゃないですか。あの土の中に足が入っていく感覚、衝撃的で面白いですよ。そういう五感を使って自然とふれあう経験が子どもたちにとって大事かなと思いますし、そういうところは残していきたいなと思っています。
京田辺には目指す都市像という目標があって、実は30年以上変わっていないんです。その都市像は「緑豊かで健康な文化田園都市」というものなんですが、要するに駅を中心にコンパクトにまとまりつつも、その周辺には緑があって、都市と緑の調和のとれたまちを作っていこうということなんです。これはずっと変わらないこのまちのコンセプトなので、これからも変えずにいきたいなと思います。
皆さんから聞かせていただいたお話、高い建物を建てて、ただ人をいっぱい集めたら良いということではなくて、今の自然とか落ち着いた雰囲気は残しつつ発展していってほしいということだと思うのですが、目指す都市像と皆さんの思いが一致していて勇気づけられました。
(参加者)
最初に言ったように、京田辺は子育てがしやすいまちだと思うのですが、公園に人がいっぱいだったり、ペットがたくさん歩いていたりするので、子どもが遊びやすいように、もうちょっと公園を増やしてほしいです。
(市長)
田辺中央体育館の辺りの公園とかに来る機会とかってありますか?
(参加者)
小学生の時はあったけど、今はないですね。
(参加者)
防賀川公園のフットサルとかテニスコートがあるところは行っていました。
(市長)
今、田辺中学校の南側に田辺公園を広げようとしています。障がいのある方や子どもさんが、遊具に登ったりすることにストレスを感じることがあるみたいなんですけど、そういう人のためのバリアフリー遊具というものがありまして、そこにはそういう遊具を置いて、多くの人に集ってもらえるような公園にしたいという話をしています。そこでは障がいのある方に公園の維持管理に関わっていただくということも考えています。
せっかく緑の多い環境なので、その環境は残しつつ、子ども達がストレスなく楽しめる公園をどうつくるかということが大事かなと思っています。
あと、課題だと思っているのが、スケートパークができてもう17、8年ほど経過するんですけど、そろそろ遊具(セクション)の入れ替えをしないといけないです。でも、この場所ができてすぐの時に入れた遊具を、今、日本で取り扱っているメーカーがないので、どうやって入れ替えをするか考えていかないとなと思っています。
公園がもっとあったらというご意見をいただきましたけど、公園を魅力あるものにして、いろいろな方に楽しんでもらえる場所にしたいと思っているので、興味を持っていただけていて、とてもありがたいなと思います。
(参加者)
僕は医療系の学校に行っていて、ほかのまちの医療費とかも目に入ってくるのですが、京田辺市は医療費が安いというのを強く感じています。ありがたいです。
(市長)
京都府では中学校を卒業するまで医療費助成の対象になっていますが、3歳以上は上限月1,500円になっています。そこを、京田辺市では月200円の負担で医療を受けてもらえるようにしています。子育て医療費の助成については、自治体ごとにそれぞれの課題や苦労がありますが、小さい時って熱を出したり、いろいろな病気にかかりやすかったり、リスクがあるので、そういうときに安心して医療機関を受診していただける環境を作っていきたいなと思って、取り組んでいます。なので、そこはこれからも変わらずに進めていきたいですし、それ以外にも子育てに関する取り組みを一生懸命頑張って、また皆さんが、ここで子育てしたいと思ってもらえるようなまちをつくっていきたいと思っています。
子育てというのは、家庭を持ってからでないとイメージしにくいかもしれませんが、もし「こんなのがあったら便利だな」とか「皆さんに喜んでもらえるよ」ということがあったらぜひ聞かせていただきたいなと思います。よろしくお願いします。
自由質問
(参加者)
京田辺では野良猫の保護とかをされていますか?
(市長)
野良猫の保護はしていないですね。いろいろ議論にはなっているんですけど、保護したい、なんとか手助けしたいと思って、地域の中で餌をあげたりされたる方がおられる一方で、野良猫を集めて迷惑だと思われる方もおられるので、非常に難しいなと思っています。
ただ、特に野良になった猫というのは繁殖の問題が一番大きいので、アニマルウェルフェアの観点からすると良いのかどうか分かりませんが、去勢のような対策をして、数を増やさないようにしていかないといけない、というのは原則としてあるのかなと思います。その上で、野良猫の殺処分をゼロにするために京都府全体として取り組みをしています。でも保護まではできてないですかね。そういう事例って何かありますか?
(参加者)
私は動物看護師を目指しているんですけど、家でも猫とかを飼っていて、私の家の周りでも野良猫がいます。それで、小さいときからこのまちには野良猫が多いなって思っていたんですけど、最近テレビなどで保護猫についてピックアップして取り上げられていて、私の地元、京田辺ではどうなのかなと思って聞きました。
(市長)
まず野良になってしまうっていうのは、飼い主が育てることを放棄したからであって、根本的な原因がそこだと思います。だから私たちとしては飼い主さんのモラルについて、きちんと啓発していかないといけないなというのが前提としてあります。その上で、保護するまではいかないけれど、野良猫が繁殖して、どんどん増えて、殺処分になってしまうことは避けたいなと思っていて、そういう対策が今できる最大限のことかなと思います。京都府全体の流れとしては、保健所が野良猫を保護・管理をしていて、連携をしながらの取り組みはしています。
(参加者)
ありがとうございます。
(市長)
野良になってしまうと、生きていくのも難しいですし、責任を持てないのに動物を飼わないでほしいというのは私たちの思いでもあります。
(参加者)
京田辺全体を見ると、駅もそれぞれの地域にあるし、高速道路も近くにあるので、出掛けるときにすごい便利ですし、交通の面ではこれ以上に良いところはないだろうなと思っています。
(市長)
そうですね。何年か先の話にはなりますが、これから新名神高速道路が全線開通したら、名古屋や神戸にたぶん1時間ぐらいで行けるようになるので、より便利になると思います。あと、北陸新幹線の新駅設置の話もあります。
(参加者)
松井山手の辺りですよね。
(市長)
まだはっきりとは分からないですが、確かに今は松井山手の辺りと言われています。北陸新幹線の駅と言われても、北陸に私たちが行く機会なんてそんなにないよと思われているかもしれませんが、実は埼玉まですぐに行けるようにもなります。逆に埼玉の人が京田辺に来やすくもなりますね。
(参加者)
京田辺は全体的に夜になると暗いです。電気がLEDに変わったんですけど、それでも田んぼとかが多いので、夜は怖いです。私は仕事で小学生と関わりがあって、大会などがあると京田辺の方に来るんですけど、ほかのチームの子が「怖いね」って言っていました。
(市長)
暗さを感じます?
(参加者)
住宅街とかはあんまり気にならないんですけど、確かに暗いところは暗いですね。
(参加者)
私は慣れているのであんまり暗いと思ったことがなかったです。でも、大阪の友達が車で京田辺に来たときに、周りが田んぼの道を走っていて、あまりに真っ暗なので「海辺を走っているみたい」って言われて、確かに暗いかもって思いました。
(市長)
田んぼにはライトがついてないですもんね。国道307号から下って、線路を越えてまっすぐ進んでいったところとかも、防賀川公園にライトがついてなかったら、真っ暗ですよね。田んぼの生育の問題があるから、田んぼの近所にライトは付けにくいですけど、防犯対策としても暗くなりすぎないような取り組みというのはしていかないといけないと思います。
各家に街灯があると思うんですけど、それをつけておいていただくだけでも明るさが全然違います。最近は電気代が高くなっていることもあって、すぐに消してしまうご家庭も多いんですけど、夜10時ぐらいまでつけてください、ご協力お願いします、みたいなことができれば雰囲気としては良いのかなと思ったりします。そこはお願いベースでしかないんですけど。
私の家では、塾の帰りに娘を迎えに行くのが私の係になっていて、近所の塾なので徒歩で行くんですけど、暗いから心配なので迎えに行くという感じなので、そういったご意見があるということをしっかり受け止めて頑張っていきたいです。
(参加者)
道路のでこぼこを直してほしいです。バイクを運転しているときに、ちょっと怖いときがあるので。
(市長)
どの辺りですか?
(参加者)
例えば、大住ケ丘にスーパーがあるんですけど、その前に大きいでこぼこがあって、いつも車で通るときにガタンってなります。
(参加者)
私もなったことがあります。スーパーの前のあの道がけっこうでこぼこですよね。
(参加者)
そうなんですよ。その坂を下りたところにコンビニがあるんですけど、その辺が全体的にでこぼこしていて、大住駅に入っていくところもガタガタするなと思いながら走っています。
(市長)
なるほど。私も毎日その辺りを通ります。慣れてしまうとこういうものだと思っていましたけど、たしかに沈み込むような感じが少しありますね。
それは舗装の問題なので、市が管理するべき話ですから十分検討させていただきたいです。
(参加者)
最近空き家が増えたなと思っていて。もともと建物があってそこにお店が入っていたのに、お店がなくなって、建物だけ残っているところが増えた気がします。
(市長)
それはどの辺りですか?
(参加者)
新田辺駅を出て東の方にまっすぐ行くとパチンコ屋があるじゃないですか。その辺りのお店が閉まっていて、建物を壊して土地だけになっているところもあるんですけど、建物だけ残されていて、店舗も入っていないし、誰も住んでおられないところもいくつかあります。
僕とか、ある程度の年齢になったらたぶん思わないですけど、小さい子どもが間違えて入ってしまったり、入りたいと思うかも知れないので、自分に子どもができたときに、そういう場所があると気軽に遊びに行かせてあげられないなって思います。
(市長)
京田辺は、ほかの市町村と比べて空き家が少ない方ではあるんですけど、気をつけておかないといけないですね。先ほどは駅の周辺の空き家の話をしてくれましたが、今後住宅街とかでももっと増えていく可能性があるので、今から手を付けて、誰かが入ってもらえるような仕組みをきちんと作っておかないと、空き家が増えると治安も悪くなってしまいますし。そこの対策は協議会をつくって、今取り組みを進めています。京田辺には家も多いですし、空き家対策は今後の課題として、気をつけて取り組んでいかないといけないなと思います。
(参加者)
山手幹線の京奈和自動車道の高架下辺りで、左折専用と直進専用の車線に分かれるじゃないですか。初めて来た人とかだと分かりづらいので、強引に割り込んでくる車があります。なので、こっちは左折だけですよ、こっちは直進だけですよっていう道路標記をもうちょっと手前の方に付けてもらえたら、初めて来た人でも分かりやすいかなと思います。
(市長)
実はあそこは、大住ケ丘の京都銀行のところまで2車線にする予定になっています。そこから先は車線が減少してしまいますけど。というのも、そうしないと子どもの通学路になっているところに、通勤の車とかが朝に抜け道として、通っていってしまうので、どうにか子ども達の安全を確保したいなと思って、あそこを2車線にする計画です。そうなると、自転車道がなくなるとか課題はあるんですけど、子どもの安全を最優先に進めています。
京田辺の好きなところ
最後に、私から皆さんに聞きたいことがあるんですけど、京田辺は好きですか?京田辺への愛ではないですけど、「地元っていいよね」って思っているかとか、ここがあるから好きだということがあれば、聞かせていただきたいです。
(参加者)
私は小学生の頃からハンドボールをしていて、ずっとここで行われている全国大会に参加もしました。最近は、スポーツに力を入れているまちって少なくなってきている印象があるので、そこに力を入れる熱量とかは、変えないでいてほしいです。
(市長)
なるほど。京田辺はハンドボールだけに特化しているわけではないですけど、全国小学生ハンドボール大会も含めて、スポーツという観点は、まちづくりをする上で面白いなと思っています。
また、皆さんが明日参加される式典の会場となる田辺中央体育館ですが、令和3年に冷暖房を設置しました。なので、夏場でも涼しい環境で大会ができるということで、実はいろいろなところからお問い合わせをいただいています。フィールドホッケーというスポーツがあるんですけど、「フィールドホッケーだけでなくて、室内で行うインドアホッケーもこれから盛り上げていきたいので、この田辺中央体育館を使って合宿をしたい」と全日本の方におっしゃっていただいたりとか。あと、京都府民総合体育大会で昨年、男女ともに準優勝だったり、京田辺って実はバスケットボールが強いんですよ。それで、この前、Bリーグに所属している京都のプロバスケットボールチーム「ハンナリーズ」の方が来られて、ぜひホームタウンになってくださいと言ってくださったので、こちらとしても「喜んで」というお話をしていました。田辺中央体育館を整備したことによって、スポーツに関していろいろなところからお声がけいただく機会があって、ぜひそういうスポーツの面も含めて、頑張りたいなと思います。
あと、昨年11月に市民まつり「たなフェス」を開催したんですけど、そのときに、本市と交流のある千葉県習志野市から、吹奏楽部の皆さんに来ていただいて、コンサートをしてもらいました。そういうこともあって、スポーツについてはもちろんのこと、音楽についても京田辺市の中でいろいろな人に関わってもらえるような、そんなまちをつくっていきたいと思っています。
令和3年度から京田辺のハンドボールチームがクラブチームになりましたし、全国小学生ハンドボール大会はこれからも続けていきたいと思っていますし、これからもスポーツについて力を入れて頑張っていきたいと思っていますので、またよろしくお願いします。まとめ
(市長)
いろいろお話を聞かせていただいて、ありがとうございました。
すみません、私が一方的に話しをしている場面もあったかもしれませんが、皆さんから京田辺への地元愛みたいなこととか、京田辺以外のところに住むことがあっても、また戻ってきたいと言っていただけて、とても嬉しく思います。皆さんがこれから先も、今の気持ちが変わらずにまた戻ってきたいと思ってもらえるようなまちをつくっていこうと改めて思いました。そのためには、皆さんのご協力が必要なので、これからもいろいろな形でまちに関わっていただけたらと思います。関わるというのは、このまちを支えるということだけでなく、まちを見守るということでも皆さんからお力をいただけたらと思いますので、ぜひよろしくお願いします。
今日はありがとうございました。
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