市民みらいミーティング開催結果(未来の「住みやすい京田辺」について 中学生ワークショップ)
- [2023年9月12日]
- ID:19691
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日時
令和5年8月1日(火) 午前10時00分~12時00分
場所
コミュニティホール
参加者
市内の中学校に通う生徒 14名
内容
市は、12年間のまちづくりの指針である「第4次総合計画(R2~R13)」における「中期まちづくりプラン(R6~R9)」を現在策定しています。「まちづくりプラン」では、市が目指す都市像「緑豊かで健康な文化田園都市」の実現に向けてまちづくりの計画を定めており、そこに若い世代の人たちの意見を反映するため、未来の「住みやすい京田辺」をテーマに、市内中学校に通う生徒の皆さんとワークショップ・意見交換を行いました。
市長あいさつ
(市長)
こんにちは。今ちょうど夏休みということで、いろいろと忙しいとは思いますけど、本日は市民みらいミーティングにお越しいただきましてありがとうございます。
本日のテーマは、難しく言うとまちづくりの指針についてです。京田辺市をこれから10年ぐらいを目処にどんな風にしていこうかというまちづくりの指針を第4次総合計画と言います。その中で中期まちづくりプランというものを策定していまして、12年ほどのロングスパンの計画である第4次総合計画の中で、市長任期とも合わせて4年間ぐらいを目処に実施していきます。この中期まちづくりプランを作成・策定していくにあたって市内で中学校に通っている皆さん方にとって、これから先、住みよい京田辺にしていくためにはどんなものがあればいいんだろう、どんな風になればいいんだろうという意見を聞きたいと思っています。なぜなら、これから皆さん方が京田辺の未来を背負っていくというと大げさな感じがするかもしれませんが、これから先、進学や就職で京田辺を離れることがあっても、皆さんがまた戻ってきたい、住み続けたいと思ってもらえる、居心地の良いまちをつくっていきたいと思っているので、そのために皆さんのこんな風になっていたらいいなという思いを聞かせていただけたらと思っています。こんなおじさんが考えると頭がかちこちになるので、皆さん方の柔らかい発想で意見を出してもらえたらと思ってこんな企画をしました。ワークショップの後には意見交換などもさせてもらえたらと思いますので、本日はよろしくお願いします。
ワークショップ
3グループに分かれて、架空の人物になりきって、高校・大学・仕事・パートナーと同居・子育て・老後の各ライフステージの京田辺市での理想の暮らしを考え、その暮らしを実現するためには何が必要かを話し合って、ワークシートにまとめました。
市長は、参加者の皆さんとアイデアを交換しながら各グループを回りました。
Aグループ
・広くて、屋根があって、球技ができる、中高生が楽しめる公園
・遊園地・テーマパーク
・サークル活動がしやすかったり、大学生同士で交流ができるような集まれる場所
・服や雑貨などのおしゃれなお店
・自転車専門店などの個性的で専門的な趣味のお店
・看護学校
・働きやすい環境
・車のサーキット場
・技術を持った人との交流
・ドッグランやペットホテル
・温泉
・子ども向けの体験施設やワークショップ
・ウォーキング・ランニングコース
Bグループ
・学生の打ち上げが出来る場所
・靴を脱いであがれるカフェ
・外でハンドボールなどの練習ができる場所
・京田辺の北部・中部にも南部まちづくりセンター(ミライロ)のような場所
・屋台が出るようなお祭り
・竜王こどもの王国のBBQ場を大人にも開放
・農業や自分のお店を出す際の支援
Cグループ
・学校の体育館に冷房
・アクティビティー施設の認知度アップと繁栄
・映画館やテーマパークなどのデートスポット
・駅近の高校や大学が数カ所
・働く場所の増加
・普賢寺の菜の花畑周辺の繁栄
・「ヒノヒカリ」という誇れるものを生んだ田や畑を残していく
発表
ワークシートにまとめた内容について、グループごとに発表しました。
意見交換
(ファシリテーター)※進行役
皆さん、ありがとうございました。3グループとも京田辺のいいところをたくさん紹介していただいて、京田辺での暮らしのイメージが湧く、良い発表だったなと思いました。ここから、この3グループがまとめた京田辺ライフを、市長さんと一緒に振り返りながら、お話をしていきたいと思います。市長さん、この3グループそれぞれの京田辺ライフ、イメージできましたか?
(市長)
できました。あの、皆さんの意見をお伺いしたいんですけど、3グループともこれから、もっと京田辺に大きいビルが建って、とかはイメージしてないような感じがするんだけど、みんなはそんな感じでいいのかな?田んぼや畑を残していってほしいという意見もありましたけど。やっぱり京都市内とか大阪市内みたいにマンションやビルがどんどん建つような京田辺はイメージしていないということでいいのかな?緑が周りにあって、暮らしやすい方がいいと思ってる?
(参加者)
そっちの方がいいです。
(市長)
わかりました。ありがとうございます。京都市内みたいにならないんですかって言われたらどうしようかと思いました。
(ファシリテーター)
あと、共通して書かれていたのが、集まれる場所ですかね。今後どんな感じで集まれる場所をつくっていきましょう?
(市長)
皆さん、ミライロって行ったことある人いますか?そんなにいないですかね。
三山木にあるので、培良中や大住中校区の子だとなかなか行きにくいかもしれませんね。Bグループのワークシートにミライロのような場所がほしいって書いてあったけど、ミライロの雰囲気はどうでしたか?
(参加者)
温かい雰囲気でした。あと、静かで落ち着いています。
(市長)
なるほど。やっぱり、学校と家以外に、集まったり、何か出来る場所があればいいなっていう思いは皆さん持っておられるんですかね?友達同士で集まって、宿題するもよし、カフェがあれば食べたり飲んだりするもよし。そこに例えば図書館なんかがあってもよし、みたいな感じなのかな?
だから、三山木にミライロを造らせていただいたんですけども、そこに今おられる2人の生徒さんが来てくれているということで。ただ、運営に関しては、なかなか市だけでできることではないので、そこに関わってくれる人たちが必要です。例えば、皆さんがこれから先、大きくなっていった時にカフェをするとか、積極的に関わってもらえれば、他の地域でも同様の施設を造っていくことができるかなと思います。
(ファシリテーター)
それから、特産品についても、結構話題に出ていましたね。ヒノヒカリを使ったおにぎりカフェとかもあったと思うんですけど。皆さんが、これから若い段階からそういうのにチャレンジして携わっていく機会があれば、やってみたいですか?
(市長)
例えば、農業ってやってみたいと思いますか?小学校の時に農業体験はされてると思いますが。お米やお茶作り体験を1年かけてやってみるとか。今の時期だったらナスが旬ですけど。ナス農家さんがどんな1日を過ごしておられるかっていうのを体験してみたい人、手を挙げてください。あ、少ないですね。やってみたいと思ってもらえたら、私たちとしても農家さんもウェルカムなので。ナスはもしかしたら好きな子もいれば嫌いな子もいるかもしれませんが。ナスって実は毎日収獲しないといけないんですよ。1日、2日収穫しなかったら、とても大きくなるので。だから暑い中だけど、ナス農家さんが毎日収穫に行ってくれたりする。そういうことも含めて、ぜひ私たちも積極的に学校などと相談しながら、体験できるような機会をつくっていきたいです。若い方たちにも、農業に関わっていただけたらありがたいなと思います。
(ファシリテーター)
結構スポーツマンが多かったですね。ハンドボールとか。その中で、結構トレーニングの話がでてきたと思うんですが、環境としてはどうですか?先ほどの発表でもハンドボールの練習ができる屋外の施設がほしいと言っていましたよね?どなたでしたか?
(参加者)
私たちのグループなんですけど、屋内の施設だったら、予約とかが必要でいろいろ大変だけど、屋外だったらふらっと立ち寄れるかなと思います。市内でハンドボールのゴールがある公園などが思いつかないですけど、もしそういうところがあれば、気軽にふらっと練習できるんじゃないかと思います。
(市長)
バスケットゴールがある公園のような雰囲気で、あればいいなという感じですかね。海外ではバスケットゴールがあって、フェンスで囲われていて、ボールが飛んでいかないようにしてあったりしますけど、そういう風になっていてほしい?例えば大住中の辺りだったら、大住ケ丘公園にハンドボールのゴールがあって、みんなで集まってやるようなイメージ?
(参加者)
そんな感じです。
(市長)
なるほど。
(ファシリテーター)
ハンドボール以外でも、何かありますか?
(参加者)
学校の体育館に冷房がほしいです。
(市長)
ほしいですか?みんなうなずいている。満場一致ですね。
たしかにめちゃくちゃ暑いですもんね。田辺中央体育館は冷房ができましたけども。
でも、私たちも何もしていない訳ではなくて、技術的なこととかいろいろ検討はしています。何が難しいかと言いますと、体育館の天井って高いじゃないですか。なので、普通にクーラーをいれても天井を断熱しない限り、暑いままになってしまうというのが1つ。もう1つが、いわゆる皆さんのご家庭にあるような、普通に風が出るクーラーだと、卓球やバトミントンができなくなります。卓球のボールが揺らいだり、バトミントンのシャトルがうまく飛ばなくなったりするので。
皆さんがいる間にクーラーができるかはわかりませんが、いろいろ研究はしておりますので、ご理解ください。よろしくお願いします。
(ファシリテーター)
では、私の方から本日のまとめをさせていただきたいんですけど、なかなか今日みたいに人生について、退職後まで考える機会って、今までなかったのではないかと思います。将来どこで暮らすかは、皆さんお仕事のこととかありますし、夢とかもありますし、まだわからないかもしれませんが、今日いろいろと考えてみて、京田辺で暮らすイメージを持ってもらえた方は手を挙げていただいてもいいですか?あ、何人か挙げてくれていますね。ありがとうございます。
本日は中学生の皆さんに、普段あまりなじみのない人生という形で、京田辺でのライフをPRするワークをしていただきました。市長さんにも皆さんの思いは伝わったと思いますし、第4次総合計画がこの中期まちづくりプランで4年、そして残りの4年も合わせてあと8年間あるんですけど、もしかしたら今日出た皆さんのご意見が少しずつ実現しているかもしれません。クーラーも設置されているかもしれませんよ。
それで、私たちは皆さんのご意見やワークの内容を本日の成果としてまとめていきます。例えば、Aグループの考えてくれた京田辺ライフとかでも、人生が一本筋じゃなくて、いろんなことにチャレンジとかしていますので、いろいろな人に読んでもらえるように、京田辺に住んでいたらこんな暮らしなんだよというのがイメージできるようにわかりやすくまとめて、市の皆さんに報告したいと思います。またできましたら、見る機会があるかなと思いますので、ぜひ見てください。そして、友達にも紹介してください。今日参加されていない方はそんなことを考えたことがないと思うので、こんな人生もあるんだなというのをイメージしてもらえたら、京田辺で暮らす意味というのがいろいろ考えていただけるかなと思います。
まとめ
(市長)
皆さん、ありがとうございました。なかなかこういう機会がないので、皆さんからいろいろな意見を聞けて良かったです。
これからの人生の中で、皆さん方はもしかしたら京田辺に住み続けるかもしれませんし、進学や就職などで出て行ってしまうかもしれません。でも、いずれにしても、皆さんにとってここはふるさとになると思います。引き続き、多くの方に住んで良かったと思ってもらえるようなまちをつくっていきたいと思っておりますので、皆さん方にもいろんな場面でお力を貸してもらえたらと思います。本日はありがとうございました。
ワークショップまとめ
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