健康コラム(13)【世界エイズデーについて】
- [2015年12月1日]
- ID:8469
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
【12月1日は世界エイズデーです!】
レッドリボンは、あなたがエイズに関して偏見をもっていない、エイズとともに生きる人々を差別しないというメッセージです。

【レッドリボン】
HIV(エイズをもたらすウイルス)について
HIVはヒトの白血球に侵入して、増殖しながら壊してしまうという特徴をもっています。
増殖したHIVが、さらにほかの免疫細胞に侵入・破壊を繰り返すことで、徐々に免疫力が落ちていき、
健康なときには何でもない病原体などに抵抗することができなくなっていきます。
健康時の5分の1くらいまで免疫力が低下すると、エイズ特有の症状が現れます。
この状態がエイズ発症です。
HIVの感染経路
HIVは、感染した人の「血液」「精液」「膣分泌液」に多く含まれています。
だ液や汗、涙にも含まれていますが、感染が成立するほどの量は含まれていません。
HIVは主に3つの経路で感染します。
(1)性行為による感染
感染原因のほとんどを占めます。
HIVは感染者の血液・精液・膣分泌液から、その性行為の相手の性器や肛門、口などの粘膜や傷口を通ってうつります。
そのため、性行為におけるコンドームの正しい使用は、HIV感染症/エイズ予防にとって有効な手段です。
(2)血液を介しての感染
HIVが存在する血液の輸血や、覚せい剤などの依存性薬物の“回し打ち”による注射器具の共用などによって感染します。
最近ではずさんな針の管理によるタトゥー施術での感染も報告されているので注意が必要です。
日本では、現在、献血された血液は厳重な検査により最高水準の安全が確保されていますが、極めてまれとはいえ、感染の可能性を完全には排除できません。
なお、血液凝固因子製剤については加熱処理が行われているので、現在の血液製剤で感染する心配はありません。
(3)母親から赤ちゃんへの母子感染
母親がHIVに感染している場合、妊娠中や出産時に赤ちゃんに感染することがあります。
母乳による感染の例もあります。
日本では、お母さんがHIV感染症の治療薬を飲むことや母乳を与えないことで、赤ちゃんへの感染を1%以下に抑えることができます。
日常生活では感染しない!
HIVは感染力の弱いウイルスです。自分の力だけでは、空気中や水中では生きることはできません。
熱にも弱いため、日常生活のコミュニケーションの中で感染することはありません。
【例えば】
・衣類やシーツを共有しても感染しない
・便座、つり革、ドアノブを使っても感染しない
・せき、くしゃみ、汗、涙では感染しない
・空気感染しない
関係リンク
☆市のホームページでは京田辺発「健幸」食改いきいきレシピを掲載しています。
アレンジ方法も載っていますので毎日の献立づくりにぜひご活用ください。