健康コラム(18ー5)【お口の健康と生活習慣病について】
- [2018年3月1日]
- ID:11755
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お口の健康を気にしていますか?
歯周病は中高年期以降において虫歯とともに歯の喪失原因となり、40歳代を境に急増しており、平成28年度の40歳以上を対象にした歯周病予防健診でも「何かしら異常がある人」は約86%を占める結果となりました。
また20~30歳代でも約8割の人が歯周病にかかっているということがわかっている国民病とも言える病気です。
歯周病は糖尿病はじめ全身の病気と関連があることがわかっています。今回の健康コラムではお口の健康特に歯周病と全身の疾患、特に糖尿病との関連について配信します。
歯周病とは?
歯周病は歯肉炎・歯周炎の総称です。歯周病は気がつかないうちに進行していき、痛みや見た目の変化がほとんどないですが、歯を失う原因の第一位となっているこわい病気です。
歯は全身の中で唯一体の外から骨まで通っている部分です。歯周病により歯茎に炎症が起こると、歯周病菌が血管に入り全身へ巡りさまざまな疾患を引き起こします。
糖尿病と歯周病の関係?
歯周病により歯茎の中で作り出される炎症性物質は、血液を介して血糖をコントロールするホルモンであるインスリンの働きを妨げることがわかっています。
また、高血糖状態が続くと体の中の防御反応が低下して、感染症にかかりやすくなると言われています。
細菌感染を原因とする歯周病についても同じで高血糖の人は健康な人に比べて歯周病にかかるリスクが高まると言われています。
高血糖状態で歯茎の血管が傷んでしまうことも歯周病が進行しやすくなります。
こんな症状がある人は要注意!
(1)歯茎が赤くなり、出血する
(2)冷たいものや暑いものがしみるようになる
(3)歯が伸びた気がする(歯茎が痩せてきた)
(4)硬いものを噛むと歯が痛くなる
(5)口臭がしたり膿(うみ)がでたりする
歯周病を予防するには
(1)定期的に歯医者に通う
歯医者は虫歯になってから通うだけのものではありません。
「予防歯科」といって定期的に早歯茎の状態をチェックしてもらうことにより、虫歯や歯周病を予防することも可能です。
(2)歯みがきを念入りに行う
歯周病の原因となる歯垢は正しい歯みがきができていないとたまりやすいです。朝晩しっかり歯をみがきましょう。
歯ブラシだけでなく、歯間ブラシを使うとより効果的です。
☆お口の健康についてはこちらのコラムにも掲載しています。
健康推進課では健康相談を行っています!
健康推進課では体の不調がある、運動、食事についてなど、健康に関することで気になることがある方へ健康相談を開いています。
保健師、管理栄養士、医師など専門職がお答えします。お気軽にご利用ください。
<栄養士・保健師による健康相談>
(男性・女性)
日程:偶数月/第1または第2火曜日 午前9時~11時
場所:保健センター
(女性のみ)
日程:奇数月/第4木曜日 午後1時45分~3時30分
場所:女性交流支援ルーム「ポケット」 (アル・プラザ京田辺2階)
<医師による健康相談>
日程:奇数月/第4月曜日 午後1時45分~3時30分
場所:保健センター
内容:一般健康相談および禁煙指導
<専門医によるこころの健康相談>
日程:奇数月/第3木曜日 午後1時45分~3時30分
場所:保健センター
☆健康相談はすべて要予約となっています。
健康推進課までお電話等でお申し込みください。
京田辺市役所健康福祉部健康推進課 (健康企画/健康推進)
TEL:0774-64-1335 FAX: 0774-63-5777
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