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あしあと

    健康コラム(5)~お口の健康を考えましょう!~

    • [2014年1月17日]
    • ID:5810

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    あなたのお口は健康ですか?

     

    今回は、お口の健康をテーマにお話させていただきます☆

    歯の役割は、食べ物をかんで消化しやすくするだけではありません。

    自分の歯でかむことは、認知症予防や学習能力の促進につながるという報告もあります。

    かむ、飲む、味わう、話す、歌うなど、歯や口の役割は豊かに生きるための原点だといわれています。

     

    お口が不健康な状態だと・・・

     

    健やかで活力いっぱいの毎日と、お口の元気は密接です。

    お口の不健康状態・不衛生状態が続くと、重大な病気を起こすこともあります。

    口腔ケアと全身の病気が隣り合わせにあることをしっかり意識しましょう。

    口腔ケアによってお口の健康度を高めておくと、誤嚥性肺炎や口腔疾患の予防につながるだけでなく、生活の質を高めることができます。

     

    歯の大敵、プラークをやっつけよう!

     

    歯を磨かずにいると、歯に白いねっとりとしたものがつきます。これが歯垢(プラーク)で、細菌のかたまりです。

    むし歯や歯周病の原因となる菌は、この歯垢の中で口に入ってきた食べ物を栄養にして繁殖します。

    歯垢はそのうち酸をつくり出して、歯の表面を溶かします。これが「むし歯」です。自然治癒はなく、一度むし歯になると二度と元の歯の状態には戻りません。

    また、歯垢中の細菌が出す毒素によって歯ぐきが炎症を起こすと、歯の根もとをかためている骨がやせていきます。これが「歯周病」です。

    こうして歯をむしばんでいく歯の大敵が歯垢なのです。

     

    お口の生活習慣病

     

    歯や歯ぐきも体の一部です。

    年を重ねるとともに歯は抜けやすくなります。

    しかし、老化だけが原因で歯を失うことは少ないのです。

    歯を失う原因のトップは歯周病、その次がむし歯。この2つが9割以上を占めています。

    どちらも原因は、口の中に2,000億個以上もすんでいると言われる細菌です。

    細菌は、歯と歯ぐきの間にたまる歯垢をすみかにしています。

    丁寧に歯を磨くことで歯垢を取り除けますが、歯みがきだけでは完全な除去は難しいのも事実です。

    むし歯や歯周病はお口の中の生活習慣病という認識を持ち、さまざまな面で習慣を改めていきましょう。

     

     

    しっかりかんで、健康いきいき☆

     

    生活習慣という言葉が出てきましたが、みなさん、『噛む』ことの大切さと効用はご存じですか?現在、昔に比べて「噛む回数」「噛む時間」が減少しているといわれています。

    柔らかいメニューがごちそうになっていませんか?充分に咀しゃくしないまま、飲み物で流し込んでいませんか?

    噛む効用はたくさんあります。日常の中で必ずおこなう「噛む」という習慣。うまく利用して、健康いきいきを目指しましょう!

     

    〈噛む効用〉

    • しっかり食べることで栄養補給、体力保持ができる。

     

    • 食べ過ぎを防止し、肥満の予防になる。

     

    • 脳を活性化させる。

     

    • 頭をスッキリさせる。

     

    • 虫歯予防になる。

     

    • 消化吸収をよくする。

     

    • 唾液の分泌をよくする

     

    唾液の主な効果☆

     

    噛む効用をお伝えしましたが、噛むことによって、唾液も出てきますね。

    その唾液も私たちのからだにとって良いことばかりなのです。

     

    〈唾液の効果〉

    (1) 消化をよくし、胃・食道の粘膜を保護する。

     

    (2) 歯のエナメル質を保護する。

     

    (3) 細菌の発育を抑え、免疫力を強化する。

     

    (4) 食物の発ガン性を減らす。

     

    等さまざまな効果があります☆

    しっかり噛むことで、唾液も出やすくなります。どちらもからだに良いことばかりで、一石二鳥ですね。

    ぜひ今日からしっかり噛んで唾液を出すことを心がけていってもらえればと思います。

     

     

    歯や歯ぐきと深い関係のある全身の病気

     

    お口は栄養の入り口ですが、細菌の入り口でもあります。

    そのため、歯周病などで細菌が異常に繁殖していると、その細菌が血液に入ったり、細菌の出す毒素などが全身に回ることで病気を引き起こすことがあります。

    気になる症状がある人は、歯ぐきとの関係を疑ってみる必要もあります。

     

    〈歯・歯ぐきと関係のある病気〉

    • 全身/皮膚・・・敗血症/皮膚病
    • 頭部/顔面・・・頭痛/脳炎・脳膜炎/顔面神経痛/顎関節症/副鼻腔炎
    • 目・・・虹彩炎/角膜炎
    • 筋肉/関節/神経・・・肩こり/手のしびれ/関節炎/神経痛/リウマチ
    • 心臓/循環器・・・感染性心内膜炎/心筋炎/動脈硬化/高血圧
    • 肺・・・肺炎
    • 胃腸・・・胃腸障害

     

     

    かかりつけの歯科医をもとう☆

     

    歯が痛むとき、歯肉から出血したとき、詰め物が取れたとき・・・あなたは歯科医に受診されるのではないでしょうか。

    しかし、その全てに共通することは、何か症状が出てからですよね。

    歯や口のSOSは体と同じように初めから大きな症状が出るわけではありません。

    かかりつけの歯科医を持ち、大きな症状が出る前に、定期的なチェックをしてもらいながら望ましい口腔状態を保つようにしましょう。

    定期的なお口の健康チェックとともに、日常の生活を送る中で、歯磨き・しっかり噛むこと等自分でできることを意識して、お口とからだの健康を維持していただければと思います。

     

     

    おわりに

    お口の健康について、いかがでしたか?これからできそうなことや、新たに気づいたことはありましたか?

    普段の生活の中で、できていることは、そのまま続けていただき、今回気づかれたことや、今日から取り組もうと思われた内容があれば、それをプラスして、ご自身の健康を守ってください。

     

     

     

    ☆市のホームページでは食改いきいきレシピを掲載しています。アレンジ方法も載っていますので毎日の献立づくりにぜひご活用ください。

    〈「旬食べよう 食改いきいきレシピ」はこちらをクリック!〉

     

     

     

     

     

    お問い合わせ

    京田辺市役所健康福祉部健康推進課

    電話: (健康企画/健康推進)0774-64-1335

    ファックス: 0774-63-5777

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