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あしあと

    京都府暫定登録文化財に「絹本著色虚堂智愚像」が登録されました

    • [2026年5月29日]
    • ID:23664

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    「絹本著色虚堂智愚像」が京都府暫定登録文化財に

    酬恩庵に所在する「絹本著色虚堂智愚像」が、令和8年3月23日付けで京都府暫定登録文化財に登録されました。

    絹本著色虚堂智愚像(けんぽんちゃくしょくきどうちぐぞう) 1幅

    所在地

    酬恩庵(京田辺市薪里ノ内)

    時代

    南北朝時代~室町時代

    品質形状

    絹本著色、掛幅装

    寸法

    縦77. 4cm 横37. 8cm

    所有者

    宗教法人酬恩庵

    概要

     中国・南宋時代(1127~1279)の禅僧、虚堂智愚(きどう ちぐ、1185~1269)を描いた肖像画です。一休宗純(いっきゅうそうじゅん)が再興し、晩年を過ごした酬恩庵(しゅうおんあん)に、長禄3年(1459)に寄付されました。

     上部の賛(さん、注1)には「景定丁卯」(1267年)の年紀があり、『虚堂和尚語録』に載るものと内容も一致しますが、書体は虚堂筆とは認めがたいこと、描画に崩れがあることから、後世に虚堂智愚自賛の肖像画を写したものとみられています。

     禅宗では、師の肖像画や彫像を得ることは、師から弟子へ法が継承された証しでした。本像は一休が師と仰いだ虚堂智愚に、一休の姿を重ね合わせて描かれた可能性があり、肖像画の歴史を考えるうえで重要な作品です。


     注1:絵に描かれた人物を讃えるもので、詩文や経文なども含む。自身が描かれた絵に自身で着賛することを自画自賛という。


    写真

    酬恩庵 絹本著色虚堂智愚像(部分)

    拝観

    一般拝観できますが、本作の常設展示はありません。

    参考文献

    ・京田辺市史編さん委員会2025「虚堂智愚像 伝自賛」『京田辺市史 資料編 第四巻 建造物・彫刻・絵画』

    ・守屋正彦・田中義恭・伊藤嘉章・加藤寛監修2014『日本美術図解辞典 普及版』東京美術

    お問い合わせ

    京田辺市役所市民部文化・スポーツ振興課

    電話: (文化/文化財保存活用)0774-64-1300(スポーツ)0774-63-1302

    ファックス: 0774-64-1305

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