指定文化財に「木造天神坐像」を指定しました
- [2025年2月3日]
- ID:21949
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指定文化財に「木造天神坐像」を指定
市は、令和7年2月3日付けで、飯岡の咋岡神社に所在する「木造天神坐像」を新たに市の指定文化財に指定しました。
この指定により、京田辺市指定文化財は26件になりました。

木造天神坐像

所在地
咋岡神社(京田辺市飯岡東原)

時代
室町時代

品質・構造
寄木造、ヒノキ材、彩色、玉眼

像高
51.9センチ

拝観
神像のため、一般公開はしていません。
なお、境内は自由に参拝できます。

所有者
宗教法人咋岡神社(飯岡)

概要
本像は、眉を寄せ束帯姿で笏(しゃく)を持ち、畳に座る姿の菅原道真像です。現在は咋岡神社本殿の右室に安置されています。
本像の製作は、院派と呼ばれる仏師が作ったと考えられます。同時期に全国でも同様の姿で怒った表情をした仏像が作られていますが、本像は目を吊り上げず口を閉じているなど、怒りの表情が少し柔らかいことが特徴です。表面の彩色は室町時代当時のものではなく、享保年間(1716-1736 江戸時代)の修理で塗られたと考えられています。
本像は、中世に作られた本格的な構造と出来栄えを備える神像であり、この地で天神信仰があったことがわかる貴重な文化財です。

写真

飯岡 咋岡神社 木造天神坐像
お問い合わせ
京田辺市役所市民部文化・スポーツ振興課
電話: (文化/文化財保存活用)0774-64-1300(スポーツ)0774-63-1302
ファックス: 0774-64-1305
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