大住隼人舞
- [2023年6月20日]
- ID:17439
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隼人と大住隼人舞
隼人の歴史
大住隼人(おおすみはやと)は、今から1300年ほど前に九州の大隅地域から、現在の京田辺市大住地域に移住した人々のことです。隼人の人々は当時都がおかれていた平城宮の警備や芸能活動を行い、朝廷に奉仕したといわれています。
大住隼人舞とは?
大住隼人舞は、京田辺市大住にある月読神社と天津神社で、毎年10月14日の夕刻に奉納される舞です。昭和46年に大住地区の人たちが中心となって、鹿児島県祁答院(けどういん)町(現薩摩川内市)の日枝神社に伝わる隼人舞をモデルにして復元が行われました。そして昭和50年には田辺町(現京田辺市)の無形民俗文化財に指定されました。その翌年には大住隼人舞保存会が結成され、現在まで受け継がれています。
大住隼人舞が行われる月読神社
隼人舞の種目
大住隼人舞は6つの種目から構成されています。
1 お祓いの舞
神々をお迎えするために、舞人が自らや舞台を清める舞。
2 神招(かみおぎ)の舞
舞台に「月読の神」「天津神」「国津神」その他八百万の神を呼び招く舞
3 振剣(ふりつるぎ)の舞
穢れを払い、隼人の勇ましさを誇示する舞
4 盾伏(たてふせ)の舞
盾を持ち、外からの悪霊を防ぐための舞
5 弓の舞
弓の技術を誇示し、狩猟の豊作を祈るための舞
6 松明(たいまつ)の舞
八百万の神々に感謝の意をしめす舞盾伏の舞の様子(『大住隼人舞の由来』より)
名 称 | 大住隼人舞 |
ふりがな | おおすみはやとまい |
開催場所 | 月読神社(京田辺市大住池平) 天津神社(京田辺市大住岡村) |
開催時期 | 10月14日 夕刻 |
指 定 | 京田辺市指定文化財(無形民俗文化財) |
YouTubeにて、大住隼人舞の動画が公開されています!
京都府地域文化活性化連絡協議会より、YouTubeに大住隼人舞の紹介動画が配信されています。以下のチャンネルにて公開されていますので、ぜひご覧ください!
・【お茶の京都】京田辺市の民俗芸能「大住隼人舞」
http://1685434357541a/(別ウインドウで開く)
・【お茶の京都】京田辺市の民俗行事 1300年の時を超えてー大住隼人舞・竹送り
参考文献
大住隼人舞保存会2002『大住隼人舞の由来』
お問い合わせ
京田辺市役所市民部文化・スポーツ振興課
電話: (文化/文化財保存活用)0774-64-1300(スポーツ)0774-63-1302
ファックス: 0774-64-1305
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