京都府暫定登録文化財に「木造聖観音立像」が登録されました
- [2026年5月29日]
- ID:23624
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「木造聖観音立像」が京都府暫定登録文化財に
光照寺に所在する「木造聖観音立像」が、令和8年3月23日付けで京都府暫定登録文化財に登録されました。
木造聖観音立像(もくぞうしょうかんのんりゅうぞう) 1軀
所在地
光照寺(京田辺市興戸南鉾立)
時代
11世紀頃(平安時代後期)
品質構造
一木造、金泥、彩色、截金、彫眼
像高
69. 6cm
所有者
宗教法人光照寺
概要
密度の高い一材から頭部と体幹部を彫り出した一木造の観音像で、興戸の光照寺に伝来しました。
四角い頭部や太造りの体部、膝周辺の着衣のひだなどに古い時代の様式がみられるものの、目鼻立ちの小さい穏やかな顔立ちには、日本的な表現を求めた平安時代後期の特徴がうかがえます。
肉身部はおもに金泥(きんでい、注1)を用いて、着衣部は繧繝(うんげん、注2)、盛り上げ彩色、截金(きりかね、注3)などの彩色技法を用いて仕上げられています。彩色には鎌倉時代中後期の特徴がみられることから、古い時代の仏像を後世に模した作という可能性も考えられています。
注1:細かい金粉を膠(にかわ)の水溶液で練り、泥状にしたもの。
注2:1つの色をぼかさずに、濃淡をつけて段階的に塗り分け、グラデーションのように表現する技法。
注3:漆を塗った面に細く切った金箔や銀箔を貼り、文様などを表す技法。
写真

興戸 光照寺 木造聖観音立像
拝観
一般拝観はできません。
参考文献
・京田辺市教育委員会2007「木造聖観音立像」『京田辺市美術工芸品調査報告書 京田辺市の仏像』
・京田辺市史編さん委員会2025「木造聖観音立像」『京田辺市史 資料編 第四巻 建造物・彫刻・絵画』
・守屋正彦・田中義恭・伊藤嘉章・加藤寛監修2014『日本美術図解辞典 普及版』東京美術
・奈良国立博物館「正倉院展用語解説」 https://shosointen-glossary.narahaku.go.jp/(アクセス日:2026年5月19日)
お問い合わせ
京田辺市役所市民部文化・スポーツ振興課
電話: (文化/文化財保存活用)0774-64-1300(スポーツ)0774-63-1302
ファックス: 0774-64-1305
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