綴喜古墳群が国指定史跡に指定されました!
- [2023年12月11日]
- ID:18553
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京田辺市に新たな国指定史跡が誕生しました
令和4年6月17日に開催された国の文化審議会において、京田辺市から八幡市にかけて所在する「綴喜古墳群」を国史跡に指定するよう答申が出され、11月10日付けの官報告示で、正式に国指定史跡となりました。
綴喜古墳群とは
綴喜古墳群は木津川左岸で4世紀(西暦350~400年頃)に造られた、前方後円墳及び前方後方墳です。当時の政治的動向と首長墓の築造の実態を知るうえで重要な古墳群といえます。
本市の国指定史跡は「大住車塚古墳」(昭和49年指定)でしたが、今回の綴喜古墳群は既指定の大住車塚古墳に飯岡車塚古墳、天理山古墳群を加えた指定となります。
今回指定された古墳
綴喜古墳群 大住車塚古墳(名称変更)
綴喜古墳群 天理山古墳群
綴喜古墳群 飯岡車塚古墳
綴喜古墳群 八幡西車塚古墳(八幡市)
国指定史跡とは
遺跡の中でも日本の歴史・学術上価値が高いものを国が指定したものです。
京田辺市内の国史跡古墳プロフィール
大住車塚古墳
大住八王寺に所在する墳長66mの前方後方墳です。別名チコンジ山(智光寺山)とも呼ばれています。墳丘の周りには長方形の周濠がめぐっています。昭和49年に国史跡に指定されていますが、この度、綴喜古墳群大住車塚古墳として名称変更されました。
天理山古墳群
薪山垣外に所在する古墳群です。昭和33年の踏査で発見され、直径約15mの円墳からなる古墳群と評価されていましたが、令和3年度に実施した発掘調査により2基の前方後円墳(1号墳墳長57m、3号墳墳長81m)と1基の前方後方墳(4号墳墳長42m)で構成される古墳群であることが明らかになりました。
飯岡車塚古墳
飯岡西原に所在する前方後円墳です。明治35年後円部が発掘され多くの石製品が出土しました。墳長87mを測り、京田辺市内ではもっとも大きい古墳です。現在前方部では茶畑が営まれ、のどかな風景が広がります。
上村市長のコメント
この度、文部科学省の告示をもちまして、正式に「綴喜古墳群」が国史跡に指定されました。
この事業を進めるにあたりご指導いただきました文化庁、京都府、専門委員会のみなさま、史跡の指定にご理解いただきました地権者の方々をはじめ、多くの関係者の皆様に深く感謝を申し上げます。
なお天理山古墳群につきましては、史跡広場として市民や子ども達が学び、古墳に親しめる場として整備を進める計画ですので、今後ともご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
お問い合わせ
京田辺市役所市民部文化・スポーツ振興課
電話: (文化/文化財保存活用)0774-64-1300(スポーツ)0774-63-1302
ファックス: 0774-64-1305
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