健康コラム(20-1)睡眠と休養
- [2024年8月20日]
- ID:21310
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睡眠と休養
みなさんこんにちは。
休日の寝だめは効果がない!
平日の睡眠不足(睡眠負債)を休日に取り戻そうと長い睡眠時間を確保する「寝だめ」の習慣がある人は少なくありませんが、眠りを「ためる」ことはできません。
体内時計が混乱し、健康を損なう危険性があります。
睡眠休養感(睡眠の質)を高めましょう
ただ長時間寝てもあまり効果がありません。睡眠は時間だけでなく、睡眠休養感(睡眠の質を反映する指標)が大切です。睡眠の質を高めるためには、スムーズに入眠し、深い
眠りを確保することが大切です。
具体的にどのようなことに気をつければ良いのか見ていきましょう。
良い睡眠のための環境づくり
1.光
日中はできるだけ多くの光を浴びましょう。光を浴びることで体内時計がリセットされ、夜間のメラトニン分泌量が増加し、眠りやすくなります。照明器具(LEDライト)やスマートフォン等から発せられる短波長光(ブルーライト)は睡眠の妨げになります。寝室には持ち込まず、できるだけ暗くして寝ることを心がけましょう。
2.温度
深部体温(脳や臓器など身体内部の温度)が低下すると眠りやすくなります。就寝の1~2時間前に入浴することや、エアコンを使用して寝室を涼しくすることで熱放散を促すことが効果的です。
3.音
睡眠中の音は睡眠の質を低下させることが知られています。騒音によって覚醒頻度が増加することで眠りが浅くなります。音に対する感受性は個人差がありますが、静かな環境で寝ることを心がけましょう。
睡眠を見直すことで生活の質(QOL)を上げ、心身ともに健康になりましょう。