セアカゴケグモにご注意を!!
- [2012年8月8日]
- ID:980
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平成7年以降、京都府内各地でセアカゴケグモの生息が確認されており、近年では京田辺市内の各地でも一般的に見られるクモとなっています。
セアカゴケグモにかまれることがないよう、習性や注意点についてご紹介します。
習性
このクモは、もともと攻撃性がなく、素手で捕まえたり、うっかり触らないかぎりかまれることはありません。
特徴
成体のメスは約7~10mmで全体的に黒色(老熟すると黒褐色)をしています。背中には、中央に赤色の縦すじ模様があり、腹部の裏面には四角あるいは砂時計型の赤色の模様が見られます。毒を持っているのはメスです。
オスは約4~5mmの大きさで腹部が細く、触肢が丸くなっており、茶褐色です。
卵のうは直径10~15mmの乳白色の球形をしています。
ちなみに、同様に毒をもっているハイイロゴケグモには背中に灰色等の斑紋模様があります。
セアカゴケグモ(メス)
セアカゴケグモ(メス)
セアカゴケグモの卵のう
生息場所
網を張って住みつき、繁殖するには次の条件が必要と言われています。
- 日当たりが良く、温かいところ
- 昆虫や小動物などの餌が豊富にあるところ
- 巣を張る適当なすき間があるところ
かまれた時の症状と処置
- かまれた直後は、軽い痛みを感じる程度ですが、しだいに痛みが増し、かまれた腕や足に広がります。
- かまれても、軽い症状で治まることがほとんどですが、万一クモにかまれたら、水で洗うなど清潔にし、できるだけ早く病院に行き治療を受けることが大切です。(その際、かまれたクモを殺して持参してください。)
防除の方法
- 生息しそうな場所に普段から注意し、クモの巣があれば、棒切れなどで払って、クモが巣をつくらないようにしておく。
- 見つけたら、踏みつぶすか、家庭用の殺虫剤をふきかける。