9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について
- [2023年4月1日]
- ID:19000
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9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)の定期接種化について
現在、日本国内で使用できるHPVワクチンは、サーバリックス(2価HPVワクチン)、ガーダシル(4価HPVワクチン)、シルガード9(9価HPVワクチン)の3種類があります。 このうち、サーバリックスとガーダシルはすでに定期接種およびキャッチアップ接種※1として公費で受けることができますが、令和5年4月1日以降、シルガード9(9価HPVワクチン)についても新たに接種の対象となり、公費(無料)で受けていただけるようになりました。
※1 キャッチアップ接種・・・平成25(2013)年から令和3(2021)年の、HPVワクチンの接種を個別にお勧めする取組が差し控えられていた間に定期接種の対象であった方のうち、HPVワクチンの公費での接種機会を逃した方へ公平な接種機会を確保する観点から、定期接種の対象年齢(小学校6年から高校1年相当)を超えて接種を行うこと。
★シルガード9に関する最新の情報は、9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について (厚生労働省ホームページ)も併せてご確認ください。
★定期接種・キャッチアップ接種の詳細については、ヒトパピローマウイルス感染症予防接種(HPVワクチン)について(別ウインドウで開く)をご覧ください。

9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について
1.9価HPVワクチンとは
HPV(ヒトパピローマウイルス)にはいくつかの種類(型)があり、9価ワクチンは、このうち9種類のHPVの感染を防ぐワクチンです。その中でも、子宮頸がんの原因の80~90%を占める、7種類のHPVの感染を予防することができます。
2、一般的な接種スケジュール
シルガード9(9価HPVワクチン)についてのみ、15歳未満で1回目を接種された場合は、5か月以上(標準的には6ヶ月)の間隔を開けて2回目の接種を受けることで完了となります。


9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)についてのリーフレット

サーバリックス・ガーダシル・シルガード9における交互接種について
- HPVワクチンの接種は、原則同じ種類のワクチンで実施します。ただし、サーバリックスまたはガーダシルで既定の回数の一部を完了し、シルガード9で残りの回数の接種を行う交互接種については、医師とよく相談した上であれば、実施して差し支えないこととされています。
- 現時点において、交互接種における免疫原性や安全性に関する懸念は報告されていません。
- サーバリックスまたはガーダシルで接種を開始し、シルガード9で接種を完了する場合は、シルガード9の3回接種する場合の接種方法に合わせ、1回目と2回目の間隔を1か月以上、2回目と3回目の間隔を3か月以上あけて接種します。