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    4-3.受動喫煙が健康に与える影響

    • [2021年8月10日]
    • ID:15305

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    受動喫煙による影響

     受動喫煙による健康被害について、肺がん、虚血性心疾患、脳卒中、乳幼児突然死症候群(SIDS)(※1)については関連が「確実」とされています。

     上記の4つの疾患で死亡した人のうち、年間約1万5千人が、受動喫煙を受けなければ死亡せずに済んだと推計されています。

     その他の疾患についても、受動喫煙の健康への影響について因果関係がわかっているものについては以下をご覧ください。


    (1)成人について

       因果関係を推定する証拠が十分である(確実):レベル1

         ・がん          :肺がん

         ・循環器の病気    :虚血性心疾患、脳卒中

         ・呼吸器への急性影響:臭気・鼻への刺激感

       証拠は因果関係を示唆している(可能性あり):レベル2

         ・がん          :鼻腔・副鼻腔がん、乳がん

         ・呼吸器への急性影響:急性の呼吸器症状、急性の呼吸機能低下

         ・呼吸器への慢性影響:慢性呼吸器症状、呼吸機能低下、喘息の発症・コントロール悪化、

                        慢性閉塞性肺疾患(COPD)(※2)

    (2)妊娠出産について

       因果関係を推定する証拠が十分である(確実):レベル1

         ・乳幼児突然死症候群(SIDS)

       証拠は因果関係を示唆している(可能性あり):レベル2

         ・低出生体重・胎児発育遅延

    (3)小児について

       因果関係を推定する証拠が十分である(確実):レベル1

         ・乳幼児突然死症候群(SIDS)、喘息の既往

       証拠は因果関係を示唆している(可能性あり):レベル2

         ・喘息の発症・重症化、呼吸機能低下、中耳疾患、虫歯、学童期の咳・痰・喘鳴・息切れ

    ※1 乳幼児突然死症候群(SIDS)…乳幼児が事故や窒息などのはっきりした理由もなく、突然亡くなってしまうこと。

    ※2 慢性閉塞性肺疾患(COPD)…気管支が炎症を起こしたり肺胞が破壊されて肺機能が低下し、悪化するとせき・たん・息切れが強くなり生活に支障をきたします。せきや呼吸困難などの症状は気管支喘息と似ていますが、進行性であるという点で異なります。長期間の喫煙習慣が主な原因で、患者の9割に喫煙歴があることから、別名「タバコ病」とも呼ばれます。


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