5-6.禁煙を継続するために
- [2021年8月10日]
- ID:15310
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禁煙を継続するために
(1)タバコの害について自分なりのイメージを持ちましょう
あなたの体験をもとに、タバコの害についてあなたなりのイメージを持つようにしましょう。
例)周囲の人のタバコの煙を吸って息苦しくなった、喫煙の影響で真っ黒になった肺の写真 など
(2)禁煙しようと思った理由や禁煙中の努力を思い浮かべましょう。
あなたが喫煙したいと思った理由を思い返して、禁煙を続けることの必要性を再確認しましょう。
また、これまでの禁煙の努力を思い浮かべて、それが報われるよう、これからも頑張るようにしましょう。
(3)禁煙してよかったことを考える。
あなたが禁煙してよかったと感じていることを思い出し、禁煙したことの喜びを味わい楽しみましょう。
(4)気楽な気持ちで禁煙を続ける。
「今日一日禁煙しよう」というように、身近なところに設定して、気楽な気持ちで禁煙に取り組みましょう。
「今後ずっと禁煙しなければ」と考えると、それがむしろプレッシャーとなって失敗の原因にもなりえます。
(5)禁煙できたことに自信をもつ。
無理かもしれないと思っていた禁煙を達成することができたことに自信を持ちましょう。
しかし、油断や過信は禁物です。
(6)周りの人に禁煙を勧める。
禁煙して1か月以上経てば、あなたの周りの喫煙者に禁煙を勧めるよう心がけましょう。
人に禁煙を勧めることは、喫煙再開の防止だけでなく、非喫煙者としてのあなたの立場を周囲に定着させます。
禁煙を試みたがくじけた方へ
もしあなたが禁煙中にタバコを吸ってしまっても、禁煙をあきらめてはいけません。
2~3度の失敗は通常よくみられることで、失敗自体を問題にしてくじけたり、自己嫌悪に陥らないことが重要です。
大事なことは、失敗の経験から何を学ぶかということです。禁煙に成功した人の多くは、成功までに3~4回の禁煙チャレンジを経験しています。
タバコを吸い始めてしまった時の対処法を参考に、禁煙を続けるための効果的な方法を考え出し、積極的にチャレンジしてください。
(1)あなたの持っている喫煙に結びつくもの(タバコ、ライターなど)をすべて処分しましょう。
(2)一度つまづいたとしても、あなたがこれから先も禁煙できないわけではありません。今回の失敗は次への一歩です。
(3)今回タバコを吸ってしまったきっかけを明らかにしましょう。そして、そのきっかけに今後どう対応するか、考えましょう。
(4)しばらくの間、毎日の気分や行動をモニターして、どんな時に吸いたくなるのか調べましょう。
(5)禁煙に成功した人の多くは、成功までに平均3~4回の失敗を経験していることを思い出しましょう。
ご家族は見守ってあげて
たばこを吸っている人にとって、禁煙は非常につらいものです。ニコチン切れが起こると、イライラしたり落ち込んだりしてしまい、その時点で断念してしまう人は少なくありません。
そんな姿を見て、家族は不愉快になったり失望してしまうかもしれません。しかし、そこで非難してしまうと、それがストレスとなってさらに落ち込んでしまい、ますますたばこに手がのびる、という負のループに陥ってしまいます。
禁煙しようと思ったことそれ自体が褒めるに値するものだという気持ちでご家族も接してあげてください。
むしろ、禁煙しようと思ったことについて感謝の気持ちを伝えてあげると、頑張ろうという気持ちの後押しになるかもしれません。