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あしあと

    エイズ(AIDS)/HIVの基礎知識と無料エイズ(HIV)検査

    • [2025年11月28日]
    • ID:22575

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    エイズ(AIDS)とHIVの違い

     エイズ(AIDS:Acquired Immuno-Deficiency Syndrome)はHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染することで、からだの免疫力を低下させる病気です。

     HIVに感染しても、すぐにエイズの症状が現れるわけではありません。HIVに感染してからエイズを発症するまで5年から10年ほどかかります。感染から数週間以内に風邪に似た症状が出ることはありますが、自然に治まります。

    HIVに感染すると、自覚症状がないまま免疫の仕組みの中心である白血球の一種「ヘルパーTリンパ球(CD4陽性細胞)」が壊されて、からだを病気から守っている免疫力が低下していきます。やがて、健康な人ならかからないような種々の感染症やがんを発症します。免疫が低下することで発症する疾患のうち、代表的な23の指標となる疾患が定められており、HIVウイルスに感染した人がこれらのうちどれかを発症した時点で「エイズ発症」と診断されます。


    日本のHIV新規感染者数は2年連続増加しています

     日本では、年間のHIV感染者報告数は、2013年の1590件をピークに横ばいから減少傾向を続けていましたが、2023年に前年を上回り、増加に転じています。2024年に新たに報告されたHIV新規感染者数は994人(2022年884人、2023年960人)で2年連続増加しています。994人のうち、HIV感染を知らずに「いきなりエイズ」で発見された人は332人(33%)で、新規感染者の3人に1人になります。治療が遅れる原因ともなり、大切なパートナーに感染させてしまうリスクも高まります。


    HIVの感染経路について知ろう!

     HIVの感染力は弱く、咳やくしゃみなどによる飛沫感染や職場や学校などでの日常的な接触で感染することはありません。性的な接触がなければ、過度に警戒する必要はありません。HIVは主に次の3つの経路で感染します。

    (1)性行為による感染

     日本で圧倒的に多いのが性行為による感染で、約75%が性行為が感染経路になっています。

    HIVは主に血液や精液、膣分泌液に多く含まれており、性行為中に性器や肛門・口などの粘膜や傷口を通って感染します。

    HIV感染・エイズ予防には、性行為の最初からコンドームを正しく使用することがもっとも有効な手段です。

     

    (2)血液を介しての感染

     HIVが混入した血液により感染するケースです。注射器・注射針の使い回し、違法薬物の回し打ち、医療現場における針刺し事故などがリスクとして知られています。

    (3)母親から赤ちゃんへの感染

     母親がHIVに感染している場合、妊娠中や出産時、また授乳時に赤ちゃんに感染することがあります。

     現在の日本では、母親がHIV感染症の治療薬を服用すること、帝王切開で分娩すること、母乳を与えないことなどで感染を1パーセント以下に抑えることができます。

    HIVは、きちんと治療すれば他の人に感染しないウイルスです

     Undetectable(検出されない)=Untransmittable(性感染しない)(U=U)

     個人差もありますが、抗レトロウイルス薬を処方通りに服用していれば、通常は治療開始から6ヶ月以内にウイルス量が検査で検出できなくなります。

     HIVを体からすべて取り除くことはできませんが、治療を正しく継続し、血中のウイルス量を検出限界値未満に抑え、少なくても6か月間維持されているHIV感染者からは、性接触を通じてHIVに感染することはありません。健康を維持し、感染していない人と同様に長く生きることも期待できるようになりました。また、母子感染のリスクも最小限に抑えることができます。

    こんなことでは感染しません!

     HIVは感染力が弱く、日常生活においては性行為以外で感染することはありません。

      ●咳やくしゃみ、汗、涙     ●握手や軽いキス        ●同じ職場や学校で生活する     

      ●電車の吊り革や手すり     ●飲み物を回しのみする     ●同じ皿や鍋の料理を食べる

      ●お風呂やプール        ●トイレの便座やドアノブ    ●日本の医療機関

      ●蚊やノミ、ペット       ●OA機器や事務用品の共有    ●理髪店・美容院  

    HIV/エイズ検査は無料・匿名で受けられます

     感染の恐れがある時は「HIV検査」を受けましょう。全国の保健所や特設検査相談施設で、名前や住所を知らせず、無料で受けられます。プライバシーも保護されているので、安心して受けましょう。

     検査の日時は保健所や施設で異なり、夜間や休日に実施しているところもあります。詳しくは、京都府ホームページ「府保健所等におけるHIV(エイズ)・性感染症検査案内」(別ウインドウで開く)でご確認ください。

     <検査を受ける時期> HIV感染初期には、検査ではわからない時期があります。感染の有無をはっきり確認したいときは、感染の可能性のある機会から3か月以上たってから検査を受けてください。

    お近くのHIV検査所

     ●山城北保健所(要予約) 

       場所:JR宇治駅から徒歩5分(宇治市宇治若森7-6)

       電話:0774-21-2911

       開設日:水曜日 9時~11時

     ●山城北保健所綴喜分室(要予約)

       場所:近鉄新田辺駅から徒歩10分(京田辺市田辺明田1)

       電話:0774-63-5734

       開設日:水曜日 9時~11時           

    HIV/エイズ・その他性感染症(STD) 関連リンク集

    エイズやその他の性感染症(STD)については以下のリンク先にも詳しく載っています。

     エイズ予防情報ネット エイズQ&A

    財団法人エイズ予防財団ホームページ

    厚生労働省ホームページ

    京都府ホームページ

    お問い合わせ

    京田辺市役所健康福祉部健康推進課

    電話: (健康企画/健康推進)0774-64-1335

    ファックス: 0774-63-5777

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

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