熱中症に注意しましょう!
- [2024年7月25日]
- ID:20931
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梅雨明けは特に熱中症のリスクが高くなります!
気象庁は、7月21日ごろ近畿地方が梅雨明けしたとみられると発表しました。
これから夏本番、気温は連日35℃前後を予想しており、熱中症で搬送される方が急激に増加します。
真夏日(最高気温が30℃以上)や熱帯夜(夜間の最低気温が25℃以上)の日が多いと、熱中症による死亡者も増える傾向にあることから、命を守る行動が必要になってきます。
さらに、車内での熱中症死亡事故にも注意が必要です。
「眠っているわが子を起こすのはかわいそう」「少しの時間ならエンジンをかけておけば大丈夫だろう」との考えで、保護者が車を離れた間に熱中症で亡くなる事故が毎年発生しています。
車内温度を27℃程度に冷やしていても、オーバーヒートしてエンジンが停止してしまうと、15分後に暑さ指数は危険レベル(WBGT31以上)に達します。
また、エンジンがかかっていたとしても、炎天下で停車している状況は、走行時ほど車内を冷やすことは難しく、15分もたたないうちに汗が噴き出すような暑さになります。
梅雨明け後は命の危険を感じる暑さが連日やってくることを意識して、自分と家族を守る行動を心がけてください。
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熱中症とは
熱中症は、高温多湿の環境の中での作業や運動により、徐々に体内の水分や塩分(ナトリウム)などのバランスが崩れ、体温の調整機能が働かなくなることによって引き起こされます。人の身体は、常に熱を作り出す一方、汗をかいたり、皮膚から熱を逃がすことで、体温の上昇を抑えています。
このような体温の調節機能がうまく働かず、体内に熱がこもり、体温が異常に上昇することで熱中症は起こります。
重症化すると死に至る可能性もありますが、正しい知識と適切な行動で防ぐことができます。
また、応急処置を知っていれば、命を救うこともできます。
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熱中症の予防方法
1.のどが渇かなくても、こまめに水分を補給しましょう。
※大量に汗をかいたときは、適度な塩分補給も心がけましょう。
2.暑いときは無理をせず、こまめに休憩をとりましょう。
※特に、急に暑くなる日に注意しましょう。
3.涼しい服装に心がけ、外出時は日陰を選んで歩いたり、日傘や帽子を使いましょう。
※可能なら暑い時間帯の外出は避けましょう。
4.エアコンや扇風機を上手に利用しましょう。
※暑さを感じなくても、部屋の見やすい場所に温湿度計を置き、室温が上がったら、風通しを良くしたり、エアコンや扇風機で調節しましょう。
5.暑さに備えた体づくりをしましょう。
※人間の体は、急に暑くなったり、暑い環境での作業を行う場合、3~4日経たないと体温調節が追いついていきません。
こんな時は、より注意が必要です。
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特に注意が必要な人
・高齢者
・子ども
・持病のある人
・体調不良の人
・肥満の人
・暑さに慣れていない人
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熱中症が疑われる症状と応急処置
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熱中症の重症度は具体的な治療の必要性から3つに分類できます
【1度】めまい、たちくらみ、筋肉のこむら返り、汗がとまらない
【2度】頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感、いつもと様子が違う
【3度】返事がおかしい、まっすぐに歩くことができない、意識消失、けいれん、からだが熱い
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素早い応急処置を!
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ペットの熱中症にも注意してください!
犬や猫、それ以外のペットと一緒に過ごしている方にとって、ペットは大切な家族の一員です。
そんな彼らも人間と同じように熱中症になります。
ただ、ペットの熱中症予防は彼ら自身ではできないので、飼い主が責任をもって行う必要があります。
日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトでは、熱中症にかかる人を減らし、亡くなってしまう方をゼロにすることを目指しており、その中にはペット(犬・猫)も含まれています。
大切な愛犬・愛猫が熱中症にならないように、万が一熱中症になってしまったときにすぐに処置ができるように、症状・対策・応急処置について事前に知っておくことが大切です。
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散歩のときの注意点
夏の暑い日は路面温度が60℃以上の高温になることがあり、散歩の際は、熱中症だけでなく、肉球の火傷にも注意が必要です。
犬用の靴を履かせたり、涼しい時間帯に散歩に行くなどの工夫が飼い主には求められます。
アスファルト塗装の路面温度の予測情報を配信するアプリなどを活用したり、飼い主がアスファルトに5秒ほど手をつけていられるかなどの方法で、散歩に行けるかどうか判断してもらえたらと思います。
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