新たな年に向けて（令和2年12月28日）

令和2年も年の瀬となりました。

4月から第4次総合計画に基づき、京田辺市のこれからのまちづくりを進めていくところでしたが、並行して、新型コロナウイルス感染症対策に注力することとなりました。

思い返せば、今年前半は、小・中学校をはじめとする臨時休業から始まり、緊急事態宣言による人の動きの停滞。ゴールデンウィークには市内だけではなく、各地においても車の量が非常に少なく、人通りもまばらな状況でした。

緊急事態宣言が解除されてからの後半になると、少しずつ人やモノの流れが回復してきました。

それでも予定されていた各種行事は延期や中止を余儀なくされ、新しい生活様式が定着し、今までとは違った人と人との関わり方、いわゆるソーシャルディスタンスが求められることとなりました。

「人類ははるか昔から信頼できる仲間の数を増やすよう進化してきた。共感力を高めて、社会力を強化することにつながった。」（山極壽一京都大学前総長）と言われるように、改めて人は、人と繋がっていないといけないものだと痛感した一年でした。

そのような中、本市においても、補正予算を年末までに7回編成し、12月24日に閉会となった京田辺市議会12月定例会においては、65歳以上の高齢者で、要介護認定者など一定の高齢者に対して、PCR検査等の検査費用の助成を行うなどの予算もご議決いただきました。今後も、市民生活の安全と安心を守るとともに、年明けには、新しい生活様式に基づいて、成人式の開催を予定するなど、社会経済活動も停滞させない試みを行ってまいります。

年末年始は寒波の到来による冷え込みの厳しさが予測されています。市民のみなさんにおかれては、体調には十分にご留意の上、清々しい令和3年の新春となりますことをお祈り申し上げます。