高温下で多発する!低圧進相コンデンサの火災にご注意を
- [2024年7月9日]
- ID:21189
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高温下で多発する!低圧進相コンデンサ火災とは

低圧進相コンデンサって何だろう?
工作機械や業務用冷蔵庫などのモーターなどで稼働する電気機器に必要な電力を効率よく使用するための機器で、主に飲食店や作業場などの配電盤に設置されています。

工場、作業場、店舗などの壁面に、このような(低圧進相コンデンサ)配電盤が設置されていませんか?

☆破裂し、出火したコンデンサ

古くなった低圧進相コンデンサが特に危険!
1975年(昭和50年)以前に製造された低圧進相コンデンサには、異常が発生した際に、
コンデンサを電源から切り離す保安装置が内蔵されていないため、出火の危険性が高まります。

どんなときに出火する?


1 コンデンサの絶縁劣化
2 気温の上昇
3 コンデンサ本体の温度上昇
4 コンデンサへの電圧負荷

低圧進相コンデンサ火災の危険性
1 進相コンデンサが劣化しても機械は通常通り使用できるため、異常に気付かないことが多く、突然煙を出して炎を噴き上げます。
2 進相コンデンサは、分電盤などに設置されますが、工場等の勤務者がコンデンサの設置を知らないことがあります。
3 機械を使用していなくてもメインブレーカーを切らなければコンデンサに電圧が常時かかっているため、いつ出火するかわかりません。休日、夜間や廃業した元作業場など
でも出火しており、人命危険や延焼拡大危険があります。
古くなった低圧進相コンデンサが特に危険!
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