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あしあと

    ガソリン携行缶使用時の注意事項

    • [2013年8月29日]
    • ID:5833

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    ガソリンは身近にあるが危険なもの

     農機具や発電機の燃料タンクにガソリン携行缶から給油する際、取り扱いの不注意による引火・爆発事故が発生しています。

     ガソリンは、引火性・着火性の高い危険物です。消防法では、危険物の貯蔵・取り扱いについてさまざまな規制を行っています。危険物の取り扱いは、危険物取扱者免許の保有者が行うか、または免許保有者の立ち合いが必要となります。

     しかし、取り扱う危険物の量が少量であれば、一般の方々も取り扱うことが出来るので、危険物の危険性を理解せず取り扱いを行ったときに事故が発生しています。

     危険物を取り扱う機械器具や危険物を収納する容器に記載されている取扱説明を必ず読んで、給油方法や給油の際の注意事項、危険物の危険性を十分理解した上で危険物の取り扱いを行ってください。

    ガソリン携行缶から燃料タンクへの給油時の注意事項

    • 給油の際は、必ずエンジンを停止すること
    • 周囲に火気(タバコの火や電気製品なども含む。)がないことを確認する
    • 風通しのよい場所で行うこと
    • 携行缶を地面に置くなどして静電気の除去を行うこと(接地導線を使用すれば更によい)
    • タンクキャップを外す前に、圧力調整ネジを緩めて内圧を解放すること(特に夏場は気温が高く内圧が上昇し易いため、これを行わないとガソリンが噴出し引火する危険性は高くなるため)
    • 圧力調整ネジのないタイプの携行缶は、給油口の蓋がネジ式となっているので、ネジ部を徐々に緩めて内圧を解放してから給油口の蓋を取り外すこと(下記の取扱手順をご参照ください。)
    • 給油ノズルを確実に取り付けること

    圧力調整ネジあり

    20リットルタンク(エア調整ネジあり)

     写真のタンク右上に圧力調整ネジがあります。(少し見えにくいが給油ノズルの向こう側に蝶ネジの頭が見えます。)

     給油の際は、まず初めに圧力調整ネジを徐々に緩めてタンク内部の圧力を解放してください。

     タンク内部の圧力が上昇する原因は、ガソリンが揮発した可燃性の蒸気とタンク内部に閉じ込められた空気です。気体は温められると膨張するので、密閉されたタンクでは内部の圧力が上昇することになります。

     圧力調整ネジにより内部の圧力を解放せずにタンクキャップを外すと、大量の可燃性蒸気と共にガソリンが飛び出してくる場合があります。

     圧力の開放後、タンクキャップを外し、給油ノズルを携行缶の給油口に取り付けてから給油してください。

    ※タンクに記載されている貯蔵・取扱いに関する注意事項および取扱説明書を必ず読んでから使用してください。

    圧力調整ネジなし

    20リットルタンク(エア調整ネジなし)

     このタイプは、圧力調整ネジが単独で設けられておらず、写真の左上のタンク給油口に圧力調整ネジと同様の機能が一体となった給油口の蓋が設けられています。

    ※ タンクに記載されている貯蔵・取扱いに関する注意事項および取扱説明書を必ず読んでから使用してください。

    ※ 国内で製造されている写真のような縦型ガソリン携行缶は、圧力調整ネジが別に設けられていませんが、輸入製品では圧力調整ネジが設けられているタイプのものも有ります。

    ※ 以下に圧力調整ネジが別に設けられていないタイプの取扱手順を示していますので、参考としてください。

     

    取扱手順 1

    携行缶

     写真のようにネジ部全体を左(時計と反対回り)にゆっくり少しだけ回して内部の圧力を抜きます。(完全に緩め切らないでください。)

     この時、「シュー」という音が無くなってから(音が聞こえない場合は、10~15秒程度待ってから)ネジ部全体を緩めてネジ部を取り外してください。

    ※ ネジ部の上部のキャップ状の部分(平キャップ)を緩めることで「シュー」という音がして圧力が抜けますが、これはタンク内の一部の圧力が抜けているだけで、タンク内部の圧力が全て抜けた訳ではありません。

    ※ 先に平キャップを緩めて圧力が抜けたものと思って平キャップを取り外すと、タンク内部に残っている圧力の作用で給油口からガソリンが噴水のように飛び出す場合があるのでご注意ください。

    取扱手順 2

    携行缶

     ネジ部を引っ張り上げると、写真のように給油ノズルがネジ部と一体となって出てきます。

     ノズルを携行缶本体から完全に抜ききってください。

    取扱手順 3

    携行缶

     

     抜ききったノズルと一体となったネジ部のノズルと反対側にある平キャップを左に回して取り外してください。

    取扱手順 4

    携行缶

     写真のように平キャップを取り外した給油ノズルを携行缶本体にあてがい、右に回して確実に締め付けてください。

     確実に締め付けたことを確認してから給油作業を行ってください。

    危険物保安技術協会のポスター

     危険物保安技術協会からガソリン携行缶および灯油ポリかんについて、取り扱いに関するポスターが発行されています。

    ガソリン携行缶

    灯油ポリかん

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    京田辺市役所消防本部予防課

    電話: (予防/指導)0774-63-7826

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