消火器の廃棄や不適正訪問点検などについて
- [2024年7月4日]
- ID:2007
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消火器による事故を防ぎましょう!!
消火器は、初期消火に大変有効で、使い方も比較的簡単です。しかし、維持管理を怠ると年数の経過とともに容器が腐食し破裂したり、粉末の消火薬剤が固化し有事のさいに使用できなかったりするおそれもあります。
消火器の構造などを理解し、正しい維持管理と適正な廃棄処分を行っていただくようにしてください。
加圧式と蓄圧式
消火器には、一般的に加圧式と蓄圧式の2種類が市販されています。
それぞれの消火器の特徴を見てみましょう。
加圧式
加圧式の消火器は内部に加圧用のガスボンベがあり、レバーを握るとガスボンベに穴を開け、本体内部が加圧されその圧力で一気に消火剤を放射します。
一部のタイプを除き、消火剤がなくなるまで放射を止めることができません。また、ガスボンベに穴を開けたさい急激に圧力が加わるため、放射時の反動が大きくなります。
蓄圧式
蓄圧式消火器は、ガスが消火剤とともに充填されており、レバーの操作によって消火剤が放出されます。
消火器本体に圧力が加わっているか確認できる指示圧力計が外部に設けられています。
なぜ消火器が破裂するのか?
構造上、破裂事故は「加圧式消火器」の方が高く、「蓄圧式消火器」は低くなっています。
特に経年劣化した「加圧式消火器」は腐食があると、消火器内に設けられたガスボンベから瞬時にガスが放出され、本体容器に高い圧力が急激に加わり以下の順で破裂することがあります。
- 消火器のレバーを握り、ガスボンベに穴が開く。
- 消火器本体容器の内部にガスが充満し、急激な圧力が加わる。
- 消火器本体に腐食や変形があると、その部分が圧力に耐えられなくなり、破裂する。
古い消火器は販売業者等に回収を依頼!
- 消火器の本体が錆びていたり変形しているときは、絶対に使用しないでください。
- 不要になった消火器を屋外に放置したり、一般のゴミ回収に出さないでください。
- 不要になった消火器の廃棄は、販売店または廃消火器リサイクルシステム回収窓口に相談してください。
※消火器の廃棄処理は、メーカーや消火器の種類によって料金に違いがあります。
※廃消火器リサイクルシステム回収窓口は、(株)消火器リサイクル推進センターのホームページからご確認いただけます。
消火器の不適正訪問点検にご注意!!
近年、京田辺市内の消火器を設置している事業所等や一般家庭を狙った、消火器の点検や消火薬剤の詰替えを行うなどと言って消火器を持ち帰り、言葉巧みに契約書にサインを求め、不当に高額な料金を請求する事案が発生しています。
トラブルを未然に防止するため、次のことに注意してください。
1 取引業者であるか確認する。
2 身分証明書の提示を求める。
3 契約の前に見積書を請求する。
4 契約前に必ず内容を確認する。
5 従業員などに消火器の点検などを行う日時を周知しておく。
※消防職員が消火器の販売や点検などで訪問し、契約など料金を請求することはありません。
※京都府文化生活部消費生活安全センター 電話番号:075-671-0030
※京田辺市消費生活センター 電話番号:0774-63-1240
※井手町消費生活相談窓口 電話番号:0774-82-6168
※宇治田原町生活相談窓口 電話番号:0774-88-6638