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あしあと

    市民みらいミーティング開催結果(地域で支える「こどもまんなか」を考える)

    • [2025年2月25日]
    • ID:21966

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    日時

    令和6年12月20日(金) 午後3時00分~4時00分

    場所

    南部まちづくりセンター(ミライロ)

    参加者

    京田辺らくらく子育てネットワークに所属するサークルの代表者など  8名

    内容

    「こどもまんなか応援サポーター」就任を宣言している市は、「こどもまんなか」社会の実現に向けてさまざまな取り組みを進めています。また、市内には、子育て支援に取り組んでいただいている地域や団体なども数多くおられます。その中の組織の1つ「京田辺らくらく子育てネットワーク」などに所属し、ミライロで活動されている皆さんと、「行政の手が行き届いていない部分」と「同団体が支援できること」のマッチングの可能性を探るほか、地域で支える「こどもまんなか」を一緒に考えるため、意見交換を行いました。

    主な意見

    参加者

    ・子どもたちの遊び方が変わってきており、屋外で遊ぶことが減り、缶蹴りや鬼ごっこではなくゲームをしている。また、遊ぶ場所が限られており、雨の日でも遊べる場所としてミライロ(南部まちづくりセンター)が重宝されている。

    ・図書館は雨の日でも利用できるが、うるさくしてはいけないので遊びの場所としては機能せず、子どもたちにとっては行く場所がない。

    ・商業施設などで子どもを遊ばせたくない親は子どもに習い事をさせる。習い事をしていない子どもは遊ぶ場所も友達もいないため、孤立化する。この2極化が進んでいるように思う。

    ・公民館は地域の人々にとって身近な場所であり、居場所づくりに活用できる。実際に田辺区では、月に1回公民館を開けて、子どもの居場所づくりを始めている。それが、地元の人を巻き込みながら頻度を増やしていき、いつでも行ったら遊べるような場所になっていったら良いなと思う。

    ・居場所づくりをしたい人と地域や区・自治会が連携をするためのコーディネーターの存在が重要であり、市役所などで相談できる窓口があると良いと思う。

    ・ミライロのように見てくれる大人がいれば安心して子どもを遊びに行かせられる。

    ・公民館の有効活用がされていないと感じていて、同志社山手において自治会と連携して公民館を利用できるようにしたい。

    ・運営の枠組みを整えることが重要で、そうすることで他の人々も参加しやすくなると思う。そうするなかでいろいろな世代の人が関わっていければ良い。

    ・公共の施設を借りるハードルが高い。また、公民館のルールが区・自治会ごとに異なり、情報の入手が難しい状況なので、そういう場所を利用するときのハードルが下がれば良いと思う。

    ・月に2回ほど居場所事業をしているが、不登校の子たちが集まって勉強したり、遊んだり、1歩外に出て喋るだけで、意欲が湧いてきて、午後からの行動に大きな変化が現れることを実感している。

    ・必要であればオンライン上でも繋がれる場所や手立てが必要である。

    ・不登校の子どもにとって不登校の理由はさまざまだと思うので、その子どもにあった選択ができるのが大事で、居場所の選択肢は多い方が良い。

    ・産前・産後の母親の支援が重要であり、行政の介入も必要だと思う。

    ・最近は男性の育児休暇取得の増加に伴い、女性だけでなく男性の産後うつも増えている。

    ・男性の育児休暇について制度だけが先走っていて、中身やソフト面がまだ整っていない。

    ・男性が育児休暇を取っている家庭の支援をすることがあるが、男性はミルクをあげたり、お風呂に入れたり、育児の中で一番楽しいところだけをしていることがある。そういったことから、男性が育児休暇を取ることによって離婚危機になるケースもあり、産後クライシスという言葉があるほど深刻な問題である。

    ・中学・高校生ぐらいから夫婦のリアルな声を伝えていくべき。

    ・子どもたちの話を聞いて、頑張りを認めてくれる存在が必要だと思う。親だともっと頑張ってほしいという欲が出るので、子どもたちに今のままで良いんだと言ってくれる存在が、昔は近所の人や親戚だったが、今はほとんどないように思う。

    ・ 塾の先生のようにきちんとノウハウを持って勉強を教えられなくても、ただ子どもが好きで、話を聞いてくれる大人が居てくれて、誰でも行ける開放された場所があれば良い。地域の方の力を借りて、うまく繋げていければ、居場所事業はいくらでも裾野を広げていけると思う。

    ・勉強ができるだけが評価基準ではないし、良いところを持っている子はたくさんいるのに、いろいろな評価基準で見てもらえる場面が最近は少ないように思う。

    ・すぐに発達障害じゃないかと心配する親も多いが、子どもに寄り添ってそれぞれの発達を見ることが大切である。

    ファミリーサポートセンター(別ウインドウで開く)に登録しているが、連絡がない。時間やエリアでマッチングがうまくいっていない可能性があるため、登録内容を確認する必要があると感じているが、その確認に手間が掛かるので改善してほしい。また、登録が複雑でわかりにくく利用するまでに時間もかかるので、ネットで簡単にできれば利用しやすくなると思う。

    ・ 他人の子どもを預かるというのはハードルが高いので、万が一トラブルがあったときの保障やフォローについての情報が周知されればよりファミリーサポートセンターに登録しやすいと思う。


    市長

    ・行政として、地域社会のニーズを把握するために地域社会づくりを重視している。

    ・三山木留守家庭児童会については、利用者数が多く、施設の問題もあり全員を受け入れるのが困難という課題がある。放課後の居場所について意見をいただきたい。

    ・ファミリーサポートセンター事業については、会員数の減少が課題であり、改善策について皆さんの知恵を借りたい。

    ・「こどもまんなか」の取り組みについて、誰もが繋がれる地域社会へのアイデアをいただきたい。

    ・子どもたちには家や学校以外の場所が必要である。サードプレイスという言い方をするが、家と学校以外の居場所が4つあっても10あっても良いと思う。ただ私たちの子ども時代では近所の駄菓子屋さんや本屋さんがそういう場所としても機能していたが、現代では減少しており、見つけることが難しくなっている。

    ・サードプレイスになるような放課後の居場所づくりについて考えている。例えば食を通じた居場所として、子ども食堂があるが、子どもだけが来て良い場所ではなく、年配者なども活躍できる場所として機能するべきであり、それを各地域の公民館を利用して実現できるのではないかと思う。

    ・山手東では年配の方々が公民館を開放して夏休みに宿題をやろうという活動を行っていたが、親などに周知できないと参加者が集まらないので、間を繋ぐようなな役割を果たす人材が必要である。そういった活動やイベントが行われている様子を見ることで、いろいろな世代の人が居場所づくりに関わっていく動きが広がっていけば良い。

    ・教育支援センターアイリスで不登校の子どもの支援をしているが、一部の子どもしか関われていない。リアルな居場所だけでなく、オンライン上でも繋がることができたら、外出するよりもハードルを下げられて、繋がりを広げていけるかもしれない。メタバースやアバターも活用できればおもしろい取り組みになると思う。

    ・育児休暇を取る場合、父親・母親の具体的な1日の動きや役割を出すことで、育児休暇中のイメージが湧く。また、職場復帰後のキャリアのことなども考えて事前に家庭内で話し合う方が良い。

    ・育児休暇は色々な取り方ができるので、例えば半年間の育休を母親と父親と交代で取ることも考えられる。

    ・居場所事業の中で社会の中でのいろいろな体験として、夫婦のリアルな声を伝えていくことも大切である。昔は地域の中でできていたが、今はそれが難しい状況で、やれる人がやらないといけないが、特定の人に全てを頼り切ると疲弊してしまうので、それを広げる努力を行政としても行う必要がある。

    ・松井ケ丘小学校区には3つの公民館があり、山手東では実際に居場所づくりを頑張っている人がいる。例えば、それぞれの公民館で1つずつ居場所事業を始めれば、3つの居場所ができることになる。そういった事例ができれば、他の地域にも広がっていくのではないかと思う。

    ・ 公民館は地域に身近な場所であるため、その活用方法を考える必要がある。例えば公民館によってはキッチンがあるので、そういうものを活用してできることもあり、いろいろな人が繋がれる場所になるかもしれない。

    ・ 水曜日にミライロで子どもたちの宿題を見守るなどの活動をしていただいているが、もう1日でも集まれる場所ができれば良いと思っていて、ノウハウなども含めて皆さんにもご協力いただきたい。

    ・昔のような空き地がほとんどなくなってしまったが、家と学校以外の居場所を私たちが作っていかないといけないのではないかと思う。

    ・ファミリーサポートセンターを利用するときのハードルが低い方が子どもを預ける方も、預かる方も良いと思うので、DXの観点からも改善策を考えていきたい。

    ・3月にグランドオープンする「京田辺クロスパーク(タナクロ)」で5月17日に子育てイベントを予定していてステージ出演やテントブース出店者の募集をこれから行うので、皆さんの力を借りたい。


    お問い合わせ

    京田辺市役所企画政策部秘書広報課

    電話: (秘書)0774-64-1322(広報広聴)0774-64-1320

    ファックス: 0774-62-3830

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