広報ほっと京たなべ8月号コラム（令和5年8月1日）

暑い夏がやってきました。熱帯太平洋では、ほぼ4年ぶりにエルニーニョ現象の発生が確認されたようです。しかし、今年の2月までは正反対の現象をもたらすラニーニャ現象が発生していたそうですから、地球規模の気象現象は不思議なものです。日本では、ラニーニャの時は猛暑に、エルニーニョの時は冷夏になるといわれているようですが、今年はラニーニャの影響が残るため、暑い夏になるだろうといわれています。私が小学生の時に地元の子ども会が開いてくださった「肝試し（きもだめし）」は、そんな暑い夏の思い出の1つです。2人か3人1組で、暗い道にあるいろいろな仕掛けをくぐり抜けて、一番奥の机に置いてあるお宝を持ち帰るというものでした。その場所が墓地に通じる道で、昼間は何気なく通っているのですが、真っ暗なことと相まって、怖くてドキドキした記憶が今でも鮮明に残っています。

さて、8月は戦争と平和について改めて考えてみる良い機会です。原爆のことを知っている小・中学生は8割に上りますが、原爆が投下された都市が広島と長崎だと答えられたのは6割だったというアンケート結果もあります。身近に戦争を経験された方が減る中で、学校だけではない継承のあり方を考えていきたいと思います。