レジ袋の削減にご協力ください!
- [2020年7月22日]
- ID:6089
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レジ袋の有料化について
プラスチックは、手軽で耐久性に富み、安価に生産できることから、私たちの社会に浸透し、生活のあらゆる場面で利用されています。
一方、近年では、プラスチックごみの海洋流出が深刻さを増し、地球規模の問題になってきています。多量の漂着物が打ち上げられた海岸の風景やプラスチックごみを食べた海洋生物が傷ついたり亡くなったりする報道をご覧になられた方も多いと思います。また、海洋中のマイクロプラスチック(サイズが5ミリ以下の微細なプラスチックごみ)が生態系に及ぼす影響も懸念されています。
こういった環境問題を背景に、プラスチックごみの削減を目的として、2020年7月1日より全国一律でプラスチック製買物袋(レジ袋)の有料化がはじまりました。
マイバッグをつかいましょう!
スーパーやコンビニエンスストアの買い物などで、いつも何気なくもらっているレジ袋。
そんな日常生活に身近なレジ袋は、決してエコなものではありません。
よりよい未来につなげる循環型社会をつくるため、京田辺市ではレジ袋の削減に取り組んでいます。
1年間に約300億枚ものレジ袋!
レジ袋は、いったいどれほど作られて、使われて……そして、どれだけの量がごみになっているのか、ご存じですか?
なんと、1年間におおよそ300億枚のレジ袋が消費されています。
レジ袋を削減することで、ごみの減量や地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)排出量の削減にもつながります。
京田辺市の現状
平成30年度に実施したごみの組成調査において、燃やすごみの中に不要なレジ袋が1.45%(重量比)も含まれていました。(ごみ排出容器に用いたレジ袋0.06%は除く)
令和元年度に、市が収集した燃やすごみは11,279tとなっており、約160tの不要なレジ袋を焼却していることになります。
- レジ袋 汚れのひどい物 0.27%
- レジ袋 ごみ捨て用内袋として使用したレジ袋 0.97%
- レジ袋 何も入れられずに捨てられたレジ袋 0.21%
燃やすごみの組成詳細(重量比)
出典:「平成30年度京田辺市ごみ組成調査報告書」(平成31年3月)
どうしたら減らせるの?
レジ袋を減らすにはどうしたらいいのでしょう?
レジ袋の削減は、とても身近なところからとりくめます。
いつもの買い物にマイバッグや、エコバッグ、かばんを持って行って、
「レジ袋はいりません!」
と笑顔で答えればよいのです!
身近なところから地球環境を守る、循環型社会をつくるとりくみを進めていきましょう。
レジ袋削減・マイバッグ推進キャンペーンについて
京田辺市では、平成15年度より、東大阪ブロック・京阪奈北レジ袋削減推進会議(東大阪市、門真市、交野市、枚方市、生駒市、八幡市など11市)と協働し、レジ袋削減・マイバッグ推進キャンペーンを実施してきました。(同会議による活動は、平成26年度で終了)
平成25年10月4日(金)には、スーパーマーケットと駅において啓発活動とアンケート調査を行いました。また、アンケートの回答者へのフォローアップ調査を、平成25年11月から平成26年2月まで実施しました。
マイバッグを、エコバッグからより使いやすいレジかごバッグにするなど、キャンペーンの中でいただいたご意見を取り入れて啓発を実施しました。
アンケート調査とフォローアップ調査の結果を、以下のとおりとりまとめましたので、これを公開します。
アンケート結果(平成25年10月)
平成25年度のレジ袋削減・マイバッグ推進キャンペーンで行ったアンケート結果は以下のとおりです。
回答者の構成
今回のアンケートでは、383件の有効回答数をいただくことができ、そのうち男性は63名、女性は320名となっています。
スーパーマーケット(京阪ザ・ストア フレスト松井山手店)と、駅(JR松井山手駅)の複合施設で、午後4時以降という時間にアンケートを行いました。回答者については、60代の女性の方が一番多く、一部通勤帰りの方や学生が見受けられました。
買物の時は、マイバッグをもって行きますか?
全体では、回答の半分ほどを「はい」が占め、「いいえ」も拮抗しています。
年代別では、若い世代(10代~40代)では、「いいえ」の回答の方が多かったのですが、年齢層があがるにつれ、「はい」と答えた方が優勢になってきました。
マイバッグを用いたごみ減量への取組の認知度、マイバッグの利用度については、若年層へはまだまだ浸透していないことがわかりました。
レジ袋が有料化されれば、マイバッグを使用しますか?
回答数では、「はい」が圧倒的に多く、ほとんどの方がレジ袋が有料化されればマイバッグを利用すると答えています。
レジ袋の辞退に買物ポイントや割引があれば、マイバッグを使用しますか?
レジ袋そのものを有料化するのではなく、買物ポイント制度や割引などでマイバッグを利用しますか?という問いには、ほとんどの方が「はい」と答えているものの、レジ袋の有料化よりは否定的な回答が多い結果となりました。
肉や惣菜の量り売り、または、野菜などのばら売りを利用しますか?
肉や総菜の個別包装を減らす「量り売り」「ばら売り」については、「はい(利用している、利用したい)」という回答が7割を占めました。
年代別でみると、30歳代では回答の約5分の1ずつが「どちらでもない」「いいえ」を回答するなど、年代によって回答にばらつきがあります。
詰め替え商品(シャンプー他)や簡易包装品など、環境に配慮した商品を購入しますか?
シャンプーなどの詰め替え商品についても、回答の8割以上を肯定的な意見が占め、認知度は進んでいることがわかりました。
フォローアップ調査結果(平成25年11月~平成26年2月)
上記アンケートを協力いただいた方に、後日電話でフォローアップ調査を行いました。
この中では、
- マイバッグの利用頻度
- 意識の変化
- 今後のキャンペーンの要望
を主にお伺いしました。
回答総数は、アンケート調査にご協力いただいた383名のうち、112名の方々にご協力いただけました。
年歳代 | 性別 | 全回答 | フォロー アップ 調査回答 | マイバッグの 利用頻度 | 意識の変化 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
肯定 | 否定 | 肯定 | 否定 | ||||
10歳代 | 男 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
女 | 13 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
20歳代 | 男 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
女 | 9 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
30歳代 | 男 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
女 | 57 | 31 | 30 | 0 | 29 | 1 | |
40歳代 | 男 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
女 | 40 | 24 | 21 | 3 | 21 | 3 | |
50歳代 | 男 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
女 | 50 | 10 | 7 | 3 | 3 | 3 | |
60歳代 | 男 | 25 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
女 | 106 | 44 | 32 | 11 | 28 | 12 | |
70歳代 | 男 | 17 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
女 | 39 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1 | |
80歳代 | 男 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
女 | 6 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 |
利用頻度と意識の変化について
後日の電話での調査では、10月のアンケート調査で協力していただいた方のうち、おおよそ三分の一の方々に回答していただきました。
マイバッグの利用頻度では、回答者のおおよそ85%の方が、お渡しした「マイバッグを現在も利用している」と回答され、
今回のマイバッグキャンペーンの結果、80%の方がお渡しした「マイバッグを今後も使っていこうと思っている」と回答してくださいました。
今後のキャンペーンへの要望
<肯定的な意見>
- バッグがとても良かった。(他6件)
- 今のものがよい。冷凍ものをいれるのにすごく便利。他の店に買い物で寄り道できるようになった。
- 保冷が良い。自転車のかごにつけれるものを次は考えて欲しい。
- 保冷機能がすばらしい。このマイバッグなら日常に使えるので使用頻度が上がった。
- かごの中にいれられるのがよい。このごろ袋代がとられるので、すごく便利。
- マイバッグはとても使いやすい。だが、雨が降っても大丈夫なふたがついてるようなものがあればいい。
- マイバッグ使い勝手が良い。今後も継続を希望。
<小さい方がよい>
- エコバッグだけ持って買い物には行かないので、もっとコンパクトなものがよい。
車に積むので、コンパクトになるほうがよい。
コンパクトで薄いほうがよい。小さい方がよく使う(他6件)
<大きい方がよい>
- 買い物かごにバッグをかけるには少しサイズが小さい
- もう少し大きければよかった。
- 少し大きければありがたい。
<その他のご意見>
- うすいものも、今のものもどっちも便利なので、選べるようにしたらどうか。
- 肩からかけるマイバッグのほうがよい。
- キャンペーンを継続的に続けて欲しい。
- 使っていて、気持ちが明るくなるような色のものがよい。
- 日常使用の鞄の中に入るようなサイズが良い
- バッグをかごにかけると口が少し小さくかけづらい
- 毎年違うバッグにして欲しい。(他2件)
- マイバッグの色に工夫がない。もっとかわいい色を。
- マイバッグは効果がない。
- マイバッグを持っているので、別のものがよい。ただし、こういう意識啓発は良い。