令和6年度消費生活相談の概要
- [2025年6月23日]
- ID:22473
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京田辺市消費生活センターは、消費生活に関する市の相談機関です。
消費生活相談員が、事業者との契約や商品・サービスの品質等に関する相談を受け、内容によって、必要な情報を提供したり、解決のための助言、あっせんなどの支援を行っています。
- 電話番号:0774-63-1240(相談専用)
- 相談日 :平日
- 受付時間:午前9時~正午、午後1時~4時
1.相談件数の推移
令和6年度の消費生活相談の受付件数は640件でした。
前年度(557件)に比べて83件の増加で、内訳は、苦情573件、問合せ67件、要望0件でした。

2.契約当事者の傾向
契約当事者の内訳は、男性275名、女性314名、団体(行政、企業・団体)13件、性別不明は38件でした。「性別不明」の中には通信販売での第三者による成りすまし契約(名義冒用)の被害相談が33件含まれています。
契約当事者が60歳以上の相談は合計321件(前年度比119.8%)で、相談全体の半分(50.2%)を占めました。平成27年度から同様の傾向が続いています。
3.相談の特徴
販売購入形態から見た特徴は以下のとおりです。

通信販売
- 通信販売に関連した相談は突出して多く、前年度から12件増加して208件でした。そのうちインターネット通販に関する相談は156件でした。どの年代でも1番件数が多いですが、全体として中高年層の占める割合が高いです。
- 定期購入の苦情相談44件のうち32件の契約当事者が50歳以上の中高年層でした。有名人の広告をみて信用したり、スマートフォンの小さな画面の中で重要な取引条件を見落としたり、不慣れな操作が原因でトラブルに巻き込まれてるケースが多いです。また、相手方の了解を得ずに返品したり、受取拒否したまま放置して話がこじれたケースもありました。
- 詐欺的サイトから粗悪品が届いたり個人情報を取られたという相談、ブランド商品を注文したが偽物と分かったのでキャンセル・返品したいという相談もありました。
訪問販売
- 訪問販売の相談は、前年度から35件増加して77件でした。
- 件数が急増した理由として、10月から11月にかけて「市の条例で点検が必要」と言って訪問する手口の点検商法や、給湯器の点検商法の相談が増えたことが挙げられます。
4.支援の内容
| 他機関紹介 | 13件 |
| 助言(自主交渉) | 491件 |
| 情報提供 | 60件 |
| あっせん解決 | 47件 |
| あっせん不調 | 7件 |
| 処理不能 | 7件 |
| 処理不要 | 10件 |
| 継続中 | 5件 |
| 合計 | 640件 |
|---|
事業者に対しあっせんによる解決を試みた事案は合計54件(あっせん率8.4%)でした。このうち、センターのあっせんにより消費者苦情が解決したものは47件、双方の主張が折り合わずにあっせん不調と判断したものは7件でした。
近年、ますます相談内容が複雑・多様化し、対面で時間をかけて聞き取りしたり、書面を確認しないと詳細が把握出来ないケースが増加しています。
お問い合わせ
京田辺市消費生活センター
京田辺市役所 経済環境部 産業振興課内
電話:0774-64-1319 (事務専用)
京田辺市役所 経済環境部 産業振興課内
電話:0774-64-1319 (事務専用)
