令和4年度一般会計当初予算の概要
- [2022年2月18日]
- ID:17402
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概要
令和4年度京田辺市一般会計予算は、第4次総合計画まちづくりプランに掲げる事業を着実に推進し、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市民の暮らしや地域経済を支えるとともに、人と人との「つながり」を大切に「人」を原動力とした社会を構築するため、過去最大となる総額290億7千万円の「ひと・まち・つながり予算」を編成しました。
特徴
薪幼稚園長寿命化事業等については、地域経済の活性化のため、国の経済対策を活用し、令和3年度予算に前倒し計上したことから、これらを含めた実質的な予算額は、総額302億6千500万円となりました。
新たなコミュニティ組織である「まちづくり協議会」の設立に向けた取り組みを進めるとともに、南部まちづくりセンターにおいて、コミュニティカフェやまちライブラリー等を通じた地域住民の交流を促進します。
まちづくりプランの中でも、特に重点プロジェクトのひとつである「生み育てる喜びが感じられる子育て支援と人づくり」については、ハード・ソフト両面において、重点的に予算を配分しました。
・幼保連携型認定こども園(仮称)大住こども園の整備や新たに開園する民間小規模保育事業所への運営支援
・地域子育て支援センター松井山手を新施設に移転し、短時間での子どもの一時預かりを実施するとともに、新たに子育てに関する相談や講習会などができる多目的ルームを開設
・中学校において、令和6年度から完全給食を提供するための給食施設の整備ICTの活用による市民生活の利便性向上と行政事務の効率化のため、「(仮称)京田辺市デジタルトランスフォーメーション推進計画」の策定や転入・転出手続のオンライン・ワンストップ化、(仮称)大住こども園等における登降園システムの整備を進めるとともに、区・自治会活動のデジタル化の取組を支援します。
厳しい財政状況の中、福祉施設等の長寿命化や今後の小学校施設のあり方について検討を進めるなど、公共施設マネジメントの取組を更に進めるとともに、ふるさと納税制度による財源確保、Park-PFI制度を活用した田辺公園拡張整備等、民間活力の導入による歳出の削減を進めることで持続可能な財政運営を確立します。
(◎新規事業)
1 安全・安心
・避難所運営個別地区マニュアル作成事業 3,674千円
・地域版防災マップ(水害・土砂災害編)改訂事業 7,425千円
・◎中小企業レジリエンス強化支援事業 2,000千円
・防災施設整備事業 81,583千円
・高機能消防指令システム部分更新事業 199,839千円
・北部分署消防車両購入事業(指揮支援車) 12,777千円
・◎消防団員処遇改善事業 2,082千円
・◎JRマンボ調査事業 5,000千円
・新西浜放水路整備事業 25,000千円
・◎吉原川河川改修事業 56,000千円
・興戸地区内排水路整備事業 18,000千円
2 緑
・田辺公園拡張整備事業 39,000千円
・緑の基本計画策定事業 7,000千円
・地球温暖化対策実行計画策定事業 3,799千円
・◎田辺公園テニスコートLED化等整備事業 31,000千円
・中央公民館LED化事業 19,580千円
・可燃ごみ広域処理施設敷地粗造成事業 543,000千円
3 健康
・HPVワクチンキャッチアップ等接種事業 75,357千円
・◎屈折検査導入事業(幼児視覚検査) 2,915千円
・成年後見制度利用促進事業(権利擁護に係る地域連携ネットワークの構築) 659千円
・子どもの学習・生活支援充実事業 12,609千円
・◎ひきこもり支援事業 5,770千円
・◎障がい者就労の新たな仕組みづくり 288千円
4 文化・教育
・ 地域子育て支援センター事業(松井山手・拡充) 37,498千円
・◎多目的ルーム(はぐはぐルーム)運営事業 30,436千円
・◎小規模保育運営支援事業 55,045千円
・◎保育施設認可化移行運営支援事業 8,034千円
・(仮称)大住こども園整備事業 609,526千円
・市立幼稚園長寿命化事業(三山木幼稚園) 33,612千円
・市立小学校長寿命化事業(田辺小学校、薪小学校) 27,000千円
・適応指導教室充実事業 3,409千円
・◎放課後児童クラブ運営補助事業(新規施設への補助) 8,268千円
・中学校給食施設新築等事業 85,021千円
・複合型公共施設整備事業 5,500千円
・京田辺市民まつり開催事業 15,418千円
・野外活動センター運営に係る民間活力検討事業 3,630千円
5 田園都市
・田辺中央北地区新市街地整備促進事業 5,000千円
・都市計画道路大住草内線道路整備事業 10,000千円
・山手幹線渋滞対策事業 25,000千円
・◎地域の安全・安心メンテナンス事業 23,000千円
・◎緑泉園施設再整備調査事業 3,124千円
・◎玉露産地活性化事業 1,500千円
・◎有害鳥獣対策事業(田辺高校連携) 600千円
・◎観光拠点整備事業(ひとやすみ拠点) 22,040千円
6 市民協働・行財政運営
・南部まちづくりセンター地域力創造事業 28,539千円
・◎(仮称)京田辺市市民協働支援拠点設置事業 3,945千円
・◎デジタル・トランスフォーメーション推進事業 8,000千円
・◎区・自治会デジタル化推進モデル事業 3,000千円
・◎小学校プールのあり方検討事業 10,185千円
・◎小学校給食室のあり方検討事業 8,701千円
・◎福祉施設等長寿命化計画策定事業 【債務負担行為】20,000千円
・◎市制25周年記念事業 11,560千円
7 新型コロナウイルス感染症対策
・新型コロナウイルス感染症予防接種事業 571,053千円
・◎避難所用自動ラップ式トイレ備蓄事業 3,902千円
・◎区・自治会デジタル化推進モデル事業【再掲】 3,000千円
・公共交通支援事業(バス事業者) 4,653千円
・キャッシュレス決済ポイント還元事業 50,000千円
・◎商工会IT支援補助事業 680千円
・小・中学校トイレ洋式化促進事業 90,200千円
主な歳入
歳入 | 令和3年度との比較 | 主な増減要因 |
---|---|---|
市税 | 3億1千675万円(2. 8%)の増 | 法人市民税、固定資産税の増 など |
地方交付税 | 12億8千500万円(61.0%)の増 | 普通交付税の増 |
国庫支出金 | 8億4千568万円(21.1%)の増 | 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、新型コロナウイルス感染症予防接種事業費補助金の増 など |
府支出金 | 1億6千596万円(8.5%)の増 | 自立支援給付事業負担金、障害児施設給付費等負担金の増 など |
市債 | 3億3千210万円(10.7%)の減 | 臨時財政対策債の減 など |
(注)令和4年度当初予算に計上している地方消費税交付金(14億9千200万円)のうち、平成26年4月1日からの消費税引き上げに伴う増収分(8億6千109万円)については、全て社会保障施策に要する経費(108億1千997万円)に充当します。
主な歳出
目的 | 令和3年度との比較 | 主な増減要因 |
---|---|---|
総務費 | 2億9千48万円(11.1%)の増 | 庁舎改修費、電算化管理経費の増 など |
民生費 | 4億3千508万円(4.0%)の増 | 自立支援給付費、障害児通所給付費の増 など |
衛生費 | 5億4千451万円(21.5%)の増 | 新型コロナウイルス感染症予防接種事業費、焼却施設整備費の増 など |
消防費 | 2億9千534万円(21.8%)の増 | 消防施設整備費、防災施設整備費の増 など |
教育費 | 8億3千760万円(27.0%)の増 | 小・中学校施設整備費、こども園整備事業費の増 など |
性質 | 令和3年度との比較 | 主な増減要因 |
---|---|---|
人件費 | 1億6千170万円(2.2%)の増 | 会計年度任用職員報酬、委員報酬の増 など |
扶助費 | 3億460万円(4.5%)の増 | 自立支援給付費、障害児通所給付費の増 など |
物件費 | 8億938万円(21.4%)の増 | 電算化管理経費、新型コロナウイルス感染症予防接種事業費の増 など |
補助費等 | 1億2千534万円(7.7%)の増 | 商工業振興費、観光推進費の増 など |
建設事業費 | 10億490万円(48.1%)の増 | 消防施設整備費、こども園整備事業費の増 など |