HIV/エイズ基礎知識（1）　HIV/エイズとは？

エイズ（AIDS：Acquired Immuno-Deficiency Syndrome、後天性免疫不全症候群）はHIV（ヒト免疫不全ウイルス）に感染することによっておこる病気です。

HIVは免疫機能というヒトが自然に持っている身体を守る機能を低下させるウイルスです。

このHIVに感染し、治療せずにいると免疫機能がだんだん低下してしまい、数年～数十年経った頃には、

普段は感染してもすぐに治るような病気がなかなか治らなかったり、

普通に生活していれば感染しないような弱い病原菌にも感染してさまざまな病気が起こります。

このような免疫力が落ちることで発症する疾患のうち、代表的な23の指標となる疾患が決められており、

HIVウイルスに感染した人がこれらのうちどれかを発症した時点でエイズを発症した、と診断されます。

ですので「HIV感染＝エイズ」ということではありません。

世界ではHIVの新規感染者数は減少しています。

その一方で日本の2015年1年間における新規HIV感染者報告数は1,006件（過去8位）、

感染に気付かずにエイズを発症して報告された新規エイズ患者報告数は428件（過去8位）と合計1,434件（過去9位）となっており、

全体に占める新規HIV患者・エイズ患者の割合は約3割で横ばいに推移しています。

今年度は前年度の1,546件から減少していますがいまだ安心できない状況です。

HIV/エイズについて、むやみに怖がっていませんか？

HIV/エイズは「どなたにでも関係のある病気」です。

どのようなことで感染するのか、どうしたら予防できるのか、現在の治療方法についてなど正しい知識を知ってください。

ぜひこの機会にHIV/エイズについて理解を深めましょう！

エイズやその他の性感染症（STD）については以下のリンク先にも詳しく載っています。

エイズ予防情報ネット　エイズQ＆A

財団法人エイズ予防財団ホームページ

厚生労働省ホームページ

京都府ホームページ