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あしあと

    アメリカーナ~国際交流員が母国の文化を紹介~シリーズ5(広報ほっと京たなべ 令和8(2026)年5月号掲載)

    • [2026年7月17日]
    • ID:24048

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    シリーズ5 高低コンテキスト文化の理解

     国際交流員(CIR)として勤務しているアメリカ・ワシントン州シアトル出身の莉莉(リリー)が、アメリカの文化や習慣を紹介します。

     「高低コンテキスト文化」とは、社会の背景によって異なるコミュニケーションのスタイルを指す言葉です。日本は「高コンテキスト」と呼ばれ、言葉の裏側やその場の空気感を察する文化です。一方、アメリカは「低コンテキスト」と呼ばれ、発言された言葉の意味をそのまま受け取る文化です。互いに表現方法が対照的で、価値観やコミュニケーションの取り方に大きな違いがありますので、その特徴を紹介します。

    意思疎通や理解の違い

    ディベート(議論・討論)

     この文化の違いは、ディベートを行う際にも大きな影響を与えます。低コンテキスト文化は、自分の意見を明確に述べるディベートに適していますが、高コンテキスト文化では相手の気持ちや関係性を適度に配慮するため、真っ向からの議論には不向きであるとされています。

    告白された時

     日本人がアメリカ人と円滑に意思疎通を図るためには、いくつかの重要なポイントがあります。例えば、アメリカ人から告白された際、興味がなければ「あなたは私のタイプではありません」とはっきり言葉で伝えることが大切です。そうしないと、相手は「嫌だと言われたわけではない。もしかしたら気が変わるかもしれない」と勘違いをしてしまうことがあるからです。

    褒められた時

     日本では「個人より集団」を重視するため、褒められた時には「いいえ、そんなことはありません」と謙虚に返すのが一般的です。一方、アメリカでは「集団より自分」が基準なので、「本当ですか。ありがとうございます」と素直に受け入れます。褒め言葉を否定してしまうと、「この人はもっと褒められたいのかな?」と誤解されることもあります。アメリカでは褒め言葉を素直に受け取ることが感謝の証なのです。

     私自身、直接的な表現がないと理解しづらい場面もありますが、日本人の相手を思いやる話し方や、褒め言葉を否定する謙虚さには好感を持っています。互いの文化を理解することでコミュニケーションはより円滑になるため、私は日ごろからの双方の価値観を尊重するよう努めています。もちろん、高低コンテキストの「ルール」が全てではありませんが、基本として意識することは大切だと思います。もし興味があれば、「異文化コミュニケーションワークブック」という本を、ぜひ一度ご覧ください。

    お問い合わせ

    京田辺市役所市民部市民参画課

    電話: (市民活動推進/地学連携推進)0774-64-1314

    ファックス: 0774-64-1305

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