ザ・U.S.A.~アメリカの文化と生活~シリーズ12(広報ほっと京たなべ 令和5(2023)年1月号掲載)
- [2024年5月21日]
- ID:20021
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シリーズ12 お正月
ハッピーニューイヤー! CIR(国際交流員)のシャベズ・莉愛(りあ)です。
日本ではお正月を家族と一緒に過ごす人が多いと思いますが、アメリカでは、夜に友人と一緒にバーやパーティーに出掛けることが多いです。今回はアメリカのお正月について紹介します。
シャベズ・莉愛(りあ)
今年の抱負は、日本語能力検定1級(最高レベル)に合格することです。
今から頑張って勉強します。
ニューイヤーズイブ(12月31日)
アメリカのお正月は、祝日となる元日以外は多くの人々が普段通り仕事をしています。お正月に実家へ帰省する時間がないので、大みそかの夜に仲間と集まり、ニューイヤーズパーティーをして新年を迎えます。パーティーではお菓子を食べたり、お酒を飲んだり、テレビで特別番組を観たりします。テレビ放送は、ニューヨークのタイムズスクエアからの生中継が恒例です。1 年間の出来事を振り返るハイライトや、今年の話題、歌手のライブ中継などのほか、年越しカウントダウンが放映され、私も家族や友人と視聴します。
タイムズズクエアでの年越しイベント
大みそかの夜、タイムズスクエアでは、「ボール・ドロップ」と呼ばれる年越しカウントダウンイベントが行われます。この地区のシンボルであるワン・タイムズスクエアビルの屋上から43 m 上に掲げられた「タイムズスクエア・ボール(=写真(1))」が、23 時59 分からカウントダウンとともにゆっくり下降し、新年となる0時ちょうどに下にたどり着きます。それと同時に周辺のビルから大量の紙吹雪が舞って花火が上がり、人々はシャンパンで乾杯したり、好きな人とハグやキスをしたりして新年を祝い盛り上がります(=写真(2))。タイムズスクエアの年越しカウントダウンは100 年ほど前から始まった習慣で、これを見るために毎年100万人が集まります。
(1)
(2)
ニューイヤーズデイ(1月1日)
日本のように特に新年のお祝いはしませんが、アメリカ南部の地域では「ホッピング・ジョン」(=写真(下))という、黒目豆・豚肉・ご飯を混ぜて豚骨スープで煮た料理を食べます。この料理を元日に食べるとその年は幸運に恵まれるといわれています。また、多くの人が新年の抱負を立てます。抱負は、「もっと運動する」「健康的な食生活を身に付ける」「新しい言語を習う」などの自己改革に関することが多く、その年に達成したいことを目標にします。中でもダイエットを目標にする人が多いため、1 月上旬はジムやフィットネスセンターが繁忙期になります。